旅れぽ2006秋−その1− 10/6(金) 福島空港〜セントレア〜鈴鹿サーキット
(注意:全12ページあります。F1好きじゃないと辛いかも) 2006年F1第17戦、日本GPを三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで観戦してきました。 見所は、何と言っても今シーズンで引退を表明しているミハエル・シューマッハのF1鈴鹿ラストラン。実に7回もの年間チャンピオン経験を持つ、F1の代名詞とも言える男が、今シーズンで引退してしまうのです。 そしてまた、世界屈指のテクニカルコース鈴鹿サーキットでのF1日本GP開催権も、今シーズンを最後にトヨタ傘下の富士スピードウェイに奪われてしまうことになりました。数年後に再び戻ってくる可能性はありますが…あくまで“可能性”でしかなく、次はいつ見られるかの確約が出来ないのです。 二つの“最後”が重なり、今回見に行かなければ絶対に後悔すると思い、観戦を決意しました。後悔するくらいなら、十数万円の出費くらい惜しくない…!(ちょっと強がり) メモ代わりに、暇なときに携帯掲示板に書き込んでいたので、それも紹介していきます。鈴鹿に行ってから既に1ヶ月が経過しているので、行動を思い出すのに助かりました(笑) また、いつか再び鈴鹿でF1が開催されたとき、少しでも初観戦者の役に立てるよう、デジカメ写真の情報等からなるべく詳しく時間を書いておきます。
2490 [メンチ]10/6 8:08
電車で行っても良かったのだけど、どうせ往復数千円の違いなら、と、空の旅を楽しんでみることにしました。それも、地方の小さな空港、福島空港を利用して。
2491 [メンチ]10/6 9:40
福島空港の利点は、何日停めても駐車場が無料だということ。着いてみると、、空港利用者数は少ないくせに、正面駐車場はほぼ満車状態。運良く1台分だけ空いていたので、そこに停めましたが…。山の中にあって交通の便が悪いので、わざわざ利用する人はだいたい似たようなことを考えているのです。きっと。 しばらく時間をつぶしてから、待合室へ。財布や携帯電話、ベルト等を外し、準備万端で金属探知機を通過……。 ピーーーッ! orz どうやら靴紐を止める金具に反応したようです。盲点でした。 手荷物と一緒にX線検査で通してもらいましたが…飛行機を利用される方は、靴にもご注意を。 ってか、どうせサーキット場周辺で歩きまくることになるんだから、格好なんか気にせずに、最初から手軽な靴を履いていけば良かったんですよね。 待合室で、ペットボトルの飲み物を購入。ペットボトルは、機内に持ち込めないわけではなく、待合室に入る前の手荷物チェックを通れないだけです。危険物持込防止、ってことで。
この暴風雨の中、歩くのかよ('A`) 結局、案内に従い、出口でアテンダントから傘を受け取り、飛行機へと向かいました。恐るべしプロペラ機。 機種はボンバルディアDHC8-Q400。座席数はたったの70人強。左右に2列ずつで、まるで観光バスにでも乗っているようでした。連休前…しかしまだ平日ということもあって、8割程度の搭乗率。 11時20分頃、轟音と共にプロペラが回り出し、滑走路に出た飛行機は、北へ向かって急加速してふわりと浮き上がりました。すぐに浮き上がるのはプロペラ機ならではでしょう。予想通り、離陸後10秒も経つと、窓の外は真っ白になって何も見えなくなりました。写真を撮ろうと、楽しみにしていたのですが…。 かなり揺れながらも、旋回しながら高度6キロまで上昇を終えると、多少は安定しました。こんな天候だと、プロペラ機なのは心強いです。サービスのコーヒーを飲みながら、まったり。しかし、そんな安心も束の間…12時過ぎに降下を開始すると、ガックンガックン、ジェットコースター並みの揺れが頻発。足元が掬われそうな、あの感じ。頻繁に「雲の影響で揺れておりますが、航行には問題ございません」とのアナウンスが。自分の運の無さを呪う(;´Д⊂) セントレア(中部国際空港)が近づくと、なんと、雲が薄まり、景色が見えてきました。僅か10分ほどでしたが、三河湾や伊勢湾沿岸の景色を堪能出来ました。…まあ、既に着陸態勢なので、デジカメの電源すら入れられなかったわけですが…。 旋回して、12時半過ぎに南側からセントレアに着陸。そこで待っていたのは……バスでした。やっぱりね…。 福岡便乗り継ぎの客が先に降り、次のバスに乗り込むと、5分ほどで空港ビルに到着。このバスは、観光バスのようなものではなく、その辺の乗り合いバスと似たようなもので、立ってる人も結構いました(笑) 開港1年半ということで、施設はさすがに綺麗。外を歩くことなく、隣接の名鉄の駅に向かうことが出来ました。 必要な電車の乗車券だけは事前に全てJTBで入手してあったので、ミューチケット(座席指定特急券)のみを購入して12:50発の快速特急に乗り込みました。この電車がまた綺麗で、先頭車両からの映像を流してたりして、新鮮でした。 常滑競艇場の脇を通り過ぎ、一路名古屋へ。 伊勢湾を挟んだ向かい側には鈴鹿が…。西の空を眺めながら、ちょっとワクワクしてきました。
2492 [メンチ]10/6 12:59
30分ほどで名鉄名古屋駅に到着。すぐさま隣の近鉄名古屋駅へ移動。コインロッカーに空きがなければ、ホテルまで荷物を預けにいくつもりでしたが、運良く1つだけ空いていました。本当に運良く。金曜日とはいえ、フリー走行を見に7〜8万人を越える人が鈴鹿へ向かっているわけですから…。 急行の発車までちょっと時間があったので、自動券売機で土日の朝の白子行き片道特急券を購入。あまりにすんなり買えてしまって拍子抜け。これが結果的には大正解だったと分かるのは、また後の話。 13:41発の私鉄無料急行(乗車券のみで乗れる)に乗り、白子駅に向かいました。乗車率は座席定員の120%というところ。こんな時間に鈴鹿に行こうなんて人はほとんどいませんから(笑) 乗車中に、売店で買っておいたパンで昼食。 白子に向かうにつれて、なんと、青空が見えてきました。関東なんて、この日1日中暴風雨が吹き荒れていたらしいのに。14時からF1金曜フリー走行2が始まりましたが、携帯用のF1情報サイトによると、既に雨はやみ、路面が乾き始めているとのこと…。私の日ごろの行いの成果ですね!(さっきと違 14時半ごろ、白子駅に到着。 改札を出ると、「○○指定席チケット○枚譲ってください」と書いたスケッチブックを持ったお姉さんが階段に座りこんでいました。ここまできてF1を見られなかったら辛いだろうな…と思いつつ素通り。 駅前は、人はまばらながら、SAF1ライフカードの広告入りシールを配っている方々がいました。歩きながら2〜3枚受け取り(渡してくるんだもの)、もう鈴鹿サーキットがすぐそこだということを実感。 しかし…。 (;^ω^) 鈴鹿サーキット行きのバス乗り場はどこ? 確か事前に調べた情報では、駅前のアーケードをしばらく進んだ先に臨時バス乗車券売り場があり、そのちょっと先が乗り場のはず…。うろうろ歩いても、それらしきところは見当たらず。駅前の観光案内所で、日本GP公式プログラム(2000円)を買い、バス乗り場を聞いてみました。すると、駅前の普通のバス乗り場で待っていればバスが来るとのこと…。一応バス乗り場に行ってみたものの、不安だったので、近くに停まっていたバスの運転手にも聞いてみると、観光案内所と同じことを言われました。 臨時の案内板くらい置いておいて欲しいものです…。 しばらく待つと、鈴鹿サーキット直通の臨時バスが到着。前払いの乗車券が必要と聞いていたので、そのことを運転手に聞いてみましたが、後払いで構わないとのこと。事前に調べた情報との相違に、違和感ありまくりでした。 15時ごろ、20人ほど乗客を乗せ、バスが発車しました。既にメインイベントであるフリー走行が終了しているので、乗客はこんなものでしょう。
2493 [メンチ]10/6 15:07
やがて、南西の方向に鈴鹿サーキット名物の観覧車が見えてきました。街角のメロンパン屋だとか、何の変哲もないことにいちいち感動。 バスは、鈴鹿サーキットに歩いて向かっていたであろう何人かを途中で拾い(笑)、渋滞に巻き込まれることなく、20分ほどで正面駐車場北端の臨時バス乗降場に到着しました。380円を払って降りると、臨時バス乗車券売り場が。よく分からないけど、とりあえず2枚買っておきました。 観戦を終えて帰ろうとする人の流れに逆らい、10分ほど南下すると、併設遊園地のメインゲートに到着。
チケット提示し、園内に入ると、ずらりとF1グッズショップが並んでいました。どこを見ても、人、人、人。 大の人ごみ嫌いな私ですが、今回ばかりは気後れしてはいられないと、意を決して混雑の中に突入しました。 適当にグッズショップを眺めながら、サーキットの正面ゲートへ。チケットを提示して通過すると、グランドスタンドの裏には、各チームやメーカーのブースが立ち並んでいました。
この頃、エンジン音がコースの方から響いてきていましたが、どうやらF1決勝前座のインテグラレースのフリー走行をやっていたようです。後で知りました。 その後、スーパーアグリのオフィシャルグッズショップで帽子(カーナンバー22入り)とピットシャツを購入。 もちろんサマンサタバサ製。合わせて約2万円。高ひ('A`) まあでも、せっかくだから買って気分を盛り上げないとね…。わざわざフリー走行後に鈴鹿サーキットを訪れたのも、半分はそれが目的ですし。案の定、公式プログラムなんかは、土曜午後には売り切れてしまったそうで。 本当はホンダのカラーの方が好きなのですが、こういうのはデザインの好き嫌いではありませんので。ちょっと迷いましたが、、どうせレースが終われば、着られるものではありませんから(苦笑) ホンダのショップでは、携帯ストラップを1本だけ購入するに留めました。 SAF1帽は、かぶって歩いているのを見かけるのは(佐藤琢磨の)カーナンバー22入りかナンバー無しで、(山本左近の)カーナンバー23入りはごく稀にしかいませんでした。左近…('A`) 人ごみを抜け、コースを見ようとスタンドに向かいました。フリー走行後は既に指定席券チェックをしていないらしく、すんなりとホームストレート1コーナー寄りのD2スタンドに入れました。
実際間近でコースを見ると、意外な高低差に驚き。シケインのあたりを頂点として、かなりの坂になっているんです。鈴鹿でこういう状況だと、スパ・フランコルシャンのオー・ルージュは本当に絶壁に見えるんでしょうね。 ピット作業が良く見えないので、いったん外に出て、グランドスタンドに向かうことに。
メーカーブースが立ち並ぶあたりから、グランドスタンドS2席に入ってみました。
2494 [メンチ]10/6 17:49
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