メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

NHK青春アドベンチャー「精霊の守り人」感想

4月にNHK-FMにて再放送されました。1回15分で、全10回。

どこの国ともしれない、アジアテイストの情緒あふれる世界。短槍使いの女用心棒バルサが、とある事情で命を狙われている皇子を守る話です。

原作は児童文学ですが、主人公は子供が心を重ねられる年代ではなく、なんと三十路を過ぎた女です。(かなり珍しいことだと思うのですが、実際のところどうなんでしょう?)

アニメ版でもそうだけど、主人公が非常にカッコいいです。槍の名手であり、世界を広く知る冷静沈着な大人の魅力を持ち合わせながら、完全無欠のヒーローではありません。時には大怪我もするし、焦りを見せることもあります。ひとつひとつの行動から、人間味が感じられます。こういった主人公像は、青くさい理想を振りかざして成長していく少年ものとは一味も二味も異なります。(もっとも、成長要素は、皇子チャグムに見られますが)

原作は読んでいないので比較できませんが、アニメ版に比べるとダイジェスト的な作りになっています。(アニメ版に追加要素が多いのかもしれないけど)
全体の特徴として、ナレーションが非常に多いです。戦闘シーンも多いので、音声ドラマとしての宿命なのかもしれません。その分、サクサク進むので、嫌いじゃないですけど(笑)

ストーリーは、精霊という特殊な概念を中心に据えた、ファンタジー色の強いものとなっています。いかにもアジア的な生活観との奇妙な組み合わせが、ギャップを生んで新鮮です。特別、大きな驚きや、秀でた展開があるわけではないですが…。

しかし、複雑な背景を持っているが故に、多面的な視点からストーリーを構成することができます。だからこそアニメ版の神山健治監督は、この作品にやりがいを感じて、映像化を決心したのでしょう。大人の鑑賞に堪えうる作品に仕上げる自信があったから。


ちなみにアニメ版のOPとED。

精霊の守り人 OP&ED [YouTube]

OPはラルクの「SHINE」なんだけど、最近はEDのタイナカサチ「愛しい人へ」が気に入って、何度もループさせてます。精霊の守り人という作品にはEDの方が合っていると思います。

お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点)
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ドラマ「失踪HOLIDAY」感想

テレビ朝日 | 失踪HOLIDAY

2月に、1話30分、全4回で放送された、乙一原作ドラマです。

1話目からいきなり大きなネタバレがあるんだけど…。それバラしたら、面白さ半減だろうと(笑)

他にも、原作で面白いと感じた部分が結構削られてしまっていました。4話構成ということで、各回に盛り上げどころを作るための苦肉の策だったのでしょうか。そのせいか、どうも行動理由に説得力が無くなってしまっているように感じました。(原作も十分無茶なことをしてますけど)

ラスト付近には原作既読者にもちょっとした驚きがありました。
が、削られた魅力の代わりとなるほどでもなかったかな…。


やたらと胸を強調するメイドがいたり、明らかに狙っている部分が目に付きました。それもいいけど、まずきっちり脚本を作りこんでくれよと…。

まあ、原作が並な作品なので、こんなもんかもしれませんね。漫画版が面白かったので、ちょっと期待しすぎたかも。

お気に入り度 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

それぞれを比較すると、
漫画版 >> 原作 > TVドラマ版

イチオシは漫画版。親父が良い味出してます。「パパもぉぉおぉおおおっ」とか言ってるし。
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NHK青春アドベンチャー「ゲノム・ハザード」感想

数年前、NHK-FMで放送されたラジオドラマです。1回15分で、全10回。JPさんに勧められて、再放送をカセットテープに録音しておいたのですが…。ようやく今聞き終えました。どうも、目をつぶっていると寝てしまうんですよね(笑)


ストーリーは、このように始まります。

主人公が帰宅すると、妻の死体が横たわっていた。
抱き起こした瞬間、電話が鳴った。
…妻からだった。


気になりますよね。ミステリーとしての掴みはバッチリです。
その後主人公は、真相を探るうちに、知らないはずの知識や記憶が自分の中に存在することに気付いていきます。


人として相当大きな衝撃を受けるはずの場面でも、ただ事実を事実として受け止めるだけで済ませることが多く、人間的な感情の表現が若干不足してるかなと…。真相に興味がある視聴者からすれば、どいうでもいいことですけどね。

面白いんだけど、どうもスッキリしない部分が残りました。特に、関わってしまった人達のことを思うと。表面的には綺麗な終わり方をしてるんだけど。


どういうことかは、是非聴いてみてください……と言いたいところですが、CD化されているわけでもないので、聴く手段がありません。司城志朗(つかさきしろう)さんの原作本は売っているようです。

ゲノム・ハザード
ゲノム・ハザード
文藝春秋

こちらが面白いかどうかは不明。


お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点)

フロッピーというのが時代を感じさせる…(笑)
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「世にも奇妙な物語・春の特別編」感想

今から録画データを見ながら感想を書きます。
具体的なネタバレはなるべく控えます。点数は10点満点のお気に入り度。

『才能玉』 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

今回オチが読めなかったのは、これと午後2時のチャイムの2つ。
どうせおかしな方向に進んでしまうんだろうと思っていたので、予想を裏切られました。無茶だけど(笑)

『ヴァーチャルメモリー』 ★★★★☆☆☆☆☆☆(4点)

加藤あいを使ってあの設定はないんじゃないかな(苦笑)
主人公の行動は説得力に欠けます。後先考えなくてもいいや、という覚悟すらなく。
ヴァーチャルメモリーというシステムも、ただヘッドマウントディスプレイをかぶってビデオを見てるだけにしか見えないので、金額に見合う“価値の演出”が今ひとつ足りないように思います。

『雰差値教育』 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2点)

元々、都合よく解釈した社会性と学校を無理やり結びつけるような話は嫌いなんだけど、これはさらに上をいく不愉快さ。よくある学校ドラマに対するアンチテーゼの意味合いも含まれますが、それがフィクションとしての面白さに繋がっているかというと疑問に思います。オチは読めるし、見逃せない矛盾も多いです。何を楽しめばいいんだろう…。永作ファン向け?

『午後2時のチャイム』 ★★★★★★☆☆☆☆(6点)

ホラーとしてなかなか楽しめました。説明くさいのはいただけない(笑)

『回想電車』 ★★★★★★★☆☆☆(7点)

いい話系。空気感の演出が上手いです。胸にこみあげるものがありました。小日向文世もさすがの演技力。
ただ、オチは数種類の解釈が頭に浮かんだのですが、どれにしてもちょっと……。惜しむべきは、これが「奇妙な物語」であるということかな。

つまらなくはないけど、全体的に小粒でした。
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ドラマ「華麗なる一族」感想

華麗なる一族 (出演 木村拓哉)
華麗なる一族 (出演 木村拓哉)


以前書いた感想はこちら。

TBSドラマ「華麗なる一族」1話視聴
ドラマ「華麗なる一族」途中感想

最終回、分かっていても涙が出てきてしまった…。
私はこういう中身の詰まった力強い作品が大好きです。
(そればっか見てると精神的にきついので、気楽で明るい作品もバランス良く見ますが)


どの人を見てもかわいそうな部分はあるんだけど、マシュマロどうこう言ってるジジイは許せません。
複数の解釈の予知は残っていますが、事実はどうあれ、李下に冠を正さず、です。


視聴率30パーセントオーバーなのに、私の周りでは見てる人がほとんどいません。
白い巨塔のときもそうだったんだけど…。はて。

お気に入り度 ★★★★★★★★★☆(9点)
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小雪

2代目に伊藤綺夏−フジ系「まるまるちびまる子ちゃん」4・19スタート [SANSPO.COM]

酒井法子がお母さん役って…。
もっと庶民的で健康な雰囲気の役者はいなかったんですか('A`)
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真冬に背筋凍らせても…

映画「震える舌」感想 [HiddenPlace]

この映画は見ていないのですが、感想を読んでるだけでも怖い…。ホラー作品でもないというのに。弓なり緊張状態なんて、想像も出来ません。とても人間の体に起こる現象とは思えない。。

山崎豊子原作のNHKドラマ「大地の子」でも、主人公が破傷風にかかるシーンがありました。ちょっとでも光が入り込むと激しい痙攣と呼吸困難に陥る主人公…。上川隆也氏はその悲惨さを演じるために一週間食事を摂らなかったとか。
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ドラマ「華麗なる一族」途中感想

あーもう、見ててホントやるせない

重すぎる

イライラする

むかつく

結末を知っているだけに、辛くて仕方ない…


でも、面白い('A`)


題材が題材なので、ただ木村拓哉目当てで見始めた人の中には離れていく人も多いでしょうね。

木村拓哉の鉄平役は悪いとは思わないけど、その個性を生かす役だとも思いません。
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TBSドラマ「華麗なる一族」1話視聴

録画しておいたものを視聴しました。

山崎豊子作品です。紛れもなく。
半端無い取材努力から得た知識なしでは成り立たない作品です。

こういった、人間関係に主題をおいた、登場人物の多い作品は、いかに視聴者を入り込ませるかが大事ですが…。白い巨塔におけるいきなりの手術シーンのように、冒頭の電炉の派手な事故シーンで一気に視聴者を惹きつけました。上手いです。他のドラマの制作費を抑えてでも、「華麗なる一族」に懸けたTBSの想いが伝わってきました。名作の予感。

正直、木村拓哉には荷が重いのではないかと不安でしたが…。ま、これはこれでアリかな、と。もっとも、原作を読んでない(積読本状態で、あらすじしか知らない)ので、違和感を感じずに済んだのかもしれません。ドラマを素直に楽しむためにはよかったのかも。おそらく、原作が先だったら、「品格が足りない」と嘆いていたかも(笑)

今のところ、まるでサクセスストーリーのようで、どう困難に立ち向かっていくか興味を抱かせますが…。おそらく、そういう単純な見方をしているとしっぺ返しを食らうことになるでしょう…。


義父役が西田敏行だったのには笑ってしまいました。白い巨塔に続いて(笑)


今期は楽しみなドラマが多いです。
「華麗なる一族」はもちろんのこと、NHKの大河ドラマ「風林火山」も見続けるつもり。山本勘助……ほとんど作り話なんでしょうけどね(笑)
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TVドラマ「金田一耕助シリーズ第4弾・悪魔が来りて笛を吹く」感想

事件を解決する……というよりも解明すると言った方が合っている気がする横溝正史の金田一シリーズ。結局事件はほぼ犯人の思惑通りに起きてしまいますしね。

金田一といえば古谷一行のイメージが頭に浮かんでしまいますが、稲垣金田一にも大分慣れてきました。セットや色使い等、独特の雰囲気の魅せ方が結構好き。

この話、ミステリーとしての難易度は若干低いように思います。しかし、視聴者自身に推理させ、楽しんでもらおうという匙加減が良いです。

欲を言えば、登場人物の掘り下げがもっと欲しいところ。事件に関わっていない人間の放置ぶりが目立ちました。ネタバレになってしまうため名前は言えませんが、もっと“あの人”のいやらしい演技が見たかったなあ…。あ、エロい意味ではありませんよ。

ま、ドラマスペシャルの尺を考えると仕方がないですか。

お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点)
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