ベッテルがポール奪取! 中嶋が自己最高位5番手! [F1-LIVE.com]
イギリスGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]
今回、レースそのものより注目されているのは、このニュース。
FOTAが新シリーズ立ち上げを発表! [F1-LIVE.com]
バジェットキャップ制を巡るFIAとチーム側の対立で、ウィリアムズとフォース・インディアを除いた既存8チーム(FOTA加入チーム)、つまり、BMW、ブラウンGP、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、トヨタ、レッドブル、トロ・ロッソが新シリーズの立ち上げを発表しました。
FIA側もFOTA側も、多くのマスコミやF1ファンの予想を上回る強硬姿勢ぶりを見せています。新シリーズ開催が実現すれば、F1に残るのはウィリアムズとフォース・インディア、そして新規参戦チームのみ。どの程度現実味のある話なのかは、現時点では判断が難しいです。政治的なパフォーマンスで終わればいいのですが、状況は予断を許しません。どう転ぼうと、来年は待ってはくれません。どう決着するのやら。
…ちょっと楽しいです(笑)
F1イギリスGPの開催地であるシルバーストーンは、来季から開催権をドニントンに譲ることになっています。しかし、ドニントンの準備不足、資金不足問題が何度も浮上していて、再びシルバーストンで開催される可能性があります。また、新シリーズが立ち上がった場合は、F1の代わりに新シリーズのレース開催地として確実にリストアップされることでしょう。
■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテルがポールポジション。ウェバー3番手。
今週末、ずっと速さを見せていたレッドブルがポールポジションを獲得。そしてなんと、驚くべきことに、ベッテルのマシン重量は全20台中12番目。Q3に進出した10台の中で、圧倒的に多く燃料を積んでいました。2番手のバリチェロと比較しても約10キロ、3周分以上多く積んでポールポジションを獲得したことになります。純粋に実力勝負として考えれば、ベッテルの3度目の優勝、そして3度目のポール・トゥ・ウィンに向けた死角が見当たりません。もしこれで勝てないとしたら、その原因はマシンの信頼性の問題か、序盤の数周で焦ってコースオフして大きく順位を落とすことくらいしか考えられません。
ウェバーはバリチェロとの勝負になるでしょう。ベッテルほど圧倒的ではありませんが、それでも上位勢ではかなり積んでいるほうです。元々のマシンの速さと、1周分は多く積んでいると思われる燃料で勝負をかけます。スタートで2番手に上がれると、レッドブルとしては最高の展開でしょうね。
■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ2番手。バトン6番手。
ブラウンGPは珍しく苦戦しています。今までに比べれば、の話ですが(笑) ブラウンGPの2台の搭載燃料はおそらくほぼ一緒。バリチェロは久々に予選でバトンを下しました。中国GP以来でしょうか。しかし、前途したように優勝は難しいです。確実に表彰台を狙うべき。実力で勝つならば、スタートでベッテルを抜いてリードを築く必要があります。…が、ベッテルがトラブルフリーならば難しいでしょう。
今シーズン7戦6勝のバトンは、肝心の母国GPでマシンを仕上げられませんでした。しかし、気を落としてばかりはいられません。総合優勝のために、1ポイントでも多く獲り続ける必要があります。(私を含めて)誰もがブラウンGPの失速を予想していた中で、10戦を残して自力優勝できる位置に立てているんです。
バトンの今回の目標は4位、5ポイント以上を確実に獲得すること。
■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ4番手。グロック8番手。
高速コーナーが多いコースではトヨタも力を発揮できます。トヨタの2人が目指すべきは、リタイア車を除いて、スタート時の位置を最後までキープすること。このチームは、開幕数戦で絶対優勝するとか、夢物語を語りすぎなんですよ。もっと謙虚に、自分たちの力を見極めて、その上で頂点を目指していかなければ…。
■ウィリアムズ(KERS非搭載)
中嶋一貴5番手。ロズベルグ7番手。
今週末、いつもより好調だったウィリアムズ。中嶋一貴は(赤旗中断の運もあって)Q1でトップタイムをマーク。Q2も突破して、素晴らしい走りで自己最高位の5番手を獲得しました。軽いんだろうなと思っていたら、やはり全マシン中最軽量でした。ただ、2番手以下とそれほど差がないんです。奇怪な作戦をとったわけじゃなくて、あくまでも似たような作戦のマシンの中で最軽量だっただけ。早め早めのピットインができるということは、重いマシンに前を塞がれるような極端な不利を受ける可能性が減ります。今回は確実にポイント圏内でフィニッシュできるでしょう。期待しています。…それもこれも、上位からスタートできるからの話(笑)
不安に思うのは、バトンの前からのスタートだという件。絡まなきゃいいですが…。昨年バレンシアで母国GPのアロンソに追突したことが強烈に印象に残ってるんですよね…。
ロズベルグは上位勢の中でベッテルに次いで重いです。おそらく中盤で中嶋一貴を捉えると思います。…ロズベルグの好走はいつものことなので、中嶋一貴とは違って驚くことはないでしょう(笑)
■フェラーリ(KERS搭載)
ライコネン9番手。マッサ11番手。
KERSを積むチームはフェラーリだけになってしまいました。空力の問題で、この位置が限界のようです。自由に燃料を積めるマッサはまだしも、ライコネンは9番手でありながら2番目の軽さ。1ポイントを狙う争いに徹するしかありません。毎年優勝争いに絡んできたフェラーリが……。
■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ10番手。ピケJr.14番手。
アロンソは前戦軽タンで順位を落としてしまったのが堪えたのか、ピットストップでポジションを落とさないために多めに積んでみたとコメント。…しかし、蓋を開けてみれば、ライコネンと並んで全体で2番目の軽さでした(笑) ほぼ同じ条件のこの2人の争いが楽しみです。…KERSのあるライコネンはスタートダッシュで前にいってしまうかもしれませんが。
ピケJr.は今回の予選もいまいち。今季、まだ一度もQ3に進出したことがありません。決勝はいつも通り重タンレース。ネタっぷりを期待しています。
■BMW(KERS非搭載)
クビサ12番手。ハイドフェルド15番手。
BMWはもうKERSを搭載しないよう決めたようです。BMWに関しては、そのほうが良いとは思ってましたが…。KERSの開発が進めば面白いことになると思ってたけど、単に空力の進歩がそれ以上なのでしょうね。
かなりの重タンでスタートするクビサは、セーフティーカーが上手く入れば上位進出も可能です。
■マクラーレン(KERS非搭載)
コバライネン13番手。ハミルトン19番手。
ついにマクラーレンもKERSをはずしてきました。今季初。高速コーナーでの安定性を優先させての決断でしたが、それでもこの位置が精一杯。
コバライネンはクビサ同様に重タン作戦。最重量でのスタートです。
1年前、母国GPで優勝したハミルトンは、屈辱のQ1落ち。赤旗中断で2度目のアタックが出来なかった経緯もありますが、それでも悔しいでしょう。しかし、こんな経験も、いずれは糧として成長していけるはずです。下位チームを馬鹿にするような態度も改めてくれると良いのですが。
■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ16番手。スーティル18番手。
好調フィジケラはここでもQ2に進出しようかという勢いでしたが、前に詰まってしまい、かないませんでした。
スーティルはQ1終盤にブレーキトラブルでコースオフ、タイヤバリアに激突。マシンが大破して、セッションは赤旗中断となりました。なかなかマシンから降りないので心配しましたが、怪我もなく、ほっとしました。フォース・インディアはブレーキトラブルの原因をしっかり把握してからレースに臨んでもらいたいです。
■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ17番手。ブエミ20番手。
またまた、ほぼ同じ設計のレッドブルがPPを獲得してトロ・ロッソが逆ポール。何故なのでしょうね(笑)
ルマンで好走して評価を得たボーデが、ここでも快走。しかし赤旗中断でQ2進出のチャンスを失ってしまいました。レースでは、勢いを維持して良い走りを見せてくれると思います。
ブエミはマシントラブルが続き、Q1はテストのために走行したようなものでした。長いレースをトラブルフリーで走りきるのは難しいかもしれません。
決勝は日本時間21時から。地上波放映はいつもより早く、23時15分からです。
イギリスGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]
今回、レースそのものより注目されているのは、このニュース。
FOTAが新シリーズ立ち上げを発表! [F1-LIVE.com]
バジェットキャップ制を巡るFIAとチーム側の対立で、ウィリアムズとフォース・インディアを除いた既存8チーム(FOTA加入チーム)、つまり、BMW、ブラウンGP、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、トヨタ、レッドブル、トロ・ロッソが新シリーズの立ち上げを発表しました。
FIA側もFOTA側も、多くのマスコミやF1ファンの予想を上回る強硬姿勢ぶりを見せています。新シリーズ開催が実現すれば、F1に残るのはウィリアムズとフォース・インディア、そして新規参戦チームのみ。どの程度現実味のある話なのかは、現時点では判断が難しいです。政治的なパフォーマンスで終わればいいのですが、状況は予断を許しません。どう転ぼうと、来年は待ってはくれません。どう決着するのやら。
…ちょっと楽しいです(笑)
F1イギリスGPの開催地であるシルバーストーンは、来季から開催権をドニントンに譲ることになっています。しかし、ドニントンの準備不足、資金不足問題が何度も浮上していて、再びシルバーストンで開催される可能性があります。また、新シリーズが立ち上がった場合は、F1の代わりに新シリーズのレース開催地として確実にリストアップされることでしょう。
■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテルがポールポジション。ウェバー3番手。
今週末、ずっと速さを見せていたレッドブルがポールポジションを獲得。そしてなんと、驚くべきことに、ベッテルのマシン重量は全20台中12番目。Q3に進出した10台の中で、圧倒的に多く燃料を積んでいました。2番手のバリチェロと比較しても約10キロ、3周分以上多く積んでポールポジションを獲得したことになります。純粋に実力勝負として考えれば、ベッテルの3度目の優勝、そして3度目のポール・トゥ・ウィンに向けた死角が見当たりません。もしこれで勝てないとしたら、その原因はマシンの信頼性の問題か、序盤の数周で焦ってコースオフして大きく順位を落とすことくらいしか考えられません。
ウェバーはバリチェロとの勝負になるでしょう。ベッテルほど圧倒的ではありませんが、それでも上位勢ではかなり積んでいるほうです。元々のマシンの速さと、1周分は多く積んでいると思われる燃料で勝負をかけます。スタートで2番手に上がれると、レッドブルとしては最高の展開でしょうね。
■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ2番手。バトン6番手。
ブラウンGPは珍しく苦戦しています。今までに比べれば、の話ですが(笑) ブラウンGPの2台の搭載燃料はおそらくほぼ一緒。バリチェロは久々に予選でバトンを下しました。中国GP以来でしょうか。しかし、前途したように優勝は難しいです。確実に表彰台を狙うべき。実力で勝つならば、スタートでベッテルを抜いてリードを築く必要があります。…が、ベッテルがトラブルフリーならば難しいでしょう。
今シーズン7戦6勝のバトンは、肝心の母国GPでマシンを仕上げられませんでした。しかし、気を落としてばかりはいられません。総合優勝のために、1ポイントでも多く獲り続ける必要があります。(私を含めて)誰もがブラウンGPの失速を予想していた中で、10戦を残して自力優勝できる位置に立てているんです。
バトンの今回の目標は4位、5ポイント以上を確実に獲得すること。
■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ4番手。グロック8番手。
高速コーナーが多いコースではトヨタも力を発揮できます。トヨタの2人が目指すべきは、リタイア車を除いて、スタート時の位置を最後までキープすること。このチームは、開幕数戦で絶対優勝するとか、夢物語を語りすぎなんですよ。もっと謙虚に、自分たちの力を見極めて、その上で頂点を目指していかなければ…。
■ウィリアムズ(KERS非搭載)
中嶋一貴5番手。ロズベルグ7番手。
今週末、いつもより好調だったウィリアムズ。中嶋一貴は(赤旗中断の運もあって)Q1でトップタイムをマーク。Q2も突破して、素晴らしい走りで自己最高位の5番手を獲得しました。軽いんだろうなと思っていたら、やはり全マシン中最軽量でした。ただ、2番手以下とそれほど差がないんです。奇怪な作戦をとったわけじゃなくて、あくまでも似たような作戦のマシンの中で最軽量だっただけ。早め早めのピットインができるということは、重いマシンに前を塞がれるような極端な不利を受ける可能性が減ります。今回は確実にポイント圏内でフィニッシュできるでしょう。期待しています。…それもこれも、上位からスタートできるからの話(笑)
不安に思うのは、バトンの前からのスタートだという件。絡まなきゃいいですが…。昨年バレンシアで母国GPのアロンソに追突したことが強烈に印象に残ってるんですよね…。
ロズベルグは上位勢の中でベッテルに次いで重いです。おそらく中盤で中嶋一貴を捉えると思います。…ロズベルグの好走はいつものことなので、中嶋一貴とは違って驚くことはないでしょう(笑)
■フェラーリ(KERS搭載)
ライコネン9番手。マッサ11番手。
KERSを積むチームはフェラーリだけになってしまいました。空力の問題で、この位置が限界のようです。自由に燃料を積めるマッサはまだしも、ライコネンは9番手でありながら2番目の軽さ。1ポイントを狙う争いに徹するしかありません。毎年優勝争いに絡んできたフェラーリが……。
■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ10番手。ピケJr.14番手。
アロンソは前戦軽タンで順位を落としてしまったのが堪えたのか、ピットストップでポジションを落とさないために多めに積んでみたとコメント。…しかし、蓋を開けてみれば、ライコネンと並んで全体で2番目の軽さでした(笑) ほぼ同じ条件のこの2人の争いが楽しみです。…KERSのあるライコネンはスタートダッシュで前にいってしまうかもしれませんが。
ピケJr.は今回の予選もいまいち。今季、まだ一度もQ3に進出したことがありません。決勝はいつも通り重タンレース。ネタっぷりを期待しています。
■BMW(KERS非搭載)
クビサ12番手。ハイドフェルド15番手。
BMWはもうKERSを搭載しないよう決めたようです。BMWに関しては、そのほうが良いとは思ってましたが…。KERSの開発が進めば面白いことになると思ってたけど、単に空力の進歩がそれ以上なのでしょうね。
かなりの重タンでスタートするクビサは、セーフティーカーが上手く入れば上位進出も可能です。
■マクラーレン(KERS非搭載)
コバライネン13番手。ハミルトン19番手。
ついにマクラーレンもKERSをはずしてきました。今季初。高速コーナーでの安定性を優先させての決断でしたが、それでもこの位置が精一杯。
コバライネンはクビサ同様に重タン作戦。最重量でのスタートです。
1年前、母国GPで優勝したハミルトンは、屈辱のQ1落ち。赤旗中断で2度目のアタックが出来なかった経緯もありますが、それでも悔しいでしょう。しかし、こんな経験も、いずれは糧として成長していけるはずです。下位チームを馬鹿にするような態度も改めてくれると良いのですが。
■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ16番手。スーティル18番手。
好調フィジケラはここでもQ2に進出しようかという勢いでしたが、前に詰まってしまい、かないませんでした。
スーティルはQ1終盤にブレーキトラブルでコースオフ、タイヤバリアに激突。マシンが大破して、セッションは赤旗中断となりました。なかなかマシンから降りないので心配しましたが、怪我もなく、ほっとしました。フォース・インディアはブレーキトラブルの原因をしっかり把握してからレースに臨んでもらいたいです。
■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ17番手。ブエミ20番手。
またまた、ほぼ同じ設計のレッドブルがPPを獲得してトロ・ロッソが逆ポール。何故なのでしょうね(笑)
ルマンで好走して評価を得たボーデが、ここでも快走。しかし赤旗中断でQ2進出のチャンスを失ってしまいました。レースでは、勢いを維持して良い走りを見せてくれると思います。
ブエミはマシントラブルが続き、Q1はテストのために走行したようなものでした。長いレースをトラブルフリーで走りきるのは難しいかもしれません。
決勝は日本時間21時から。地上波放映はいつもより早く、23時15分からです。
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