メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

2009年F1第8戦イギリスGP 予選

ベッテルがポール奪取! 中嶋が自己最高位5番手! [F1-LIVE.com]
イギリスGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

今回、レースそのものより注目されているのは、このニュース。

FOTAが新シリーズ立ち上げを発表! [F1-LIVE.com]

バジェットキャップ制を巡るFIAとチーム側の対立で、ウィリアムズとフォース・インディアを除いた既存8チーム(FOTA加入チーム)、つまり、BMW、ブラウンGP、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、トヨタ、レッドブル、トロ・ロッソが新シリーズの立ち上げを発表しました。

FIA側もFOTA側も、多くのマスコミやF1ファンの予想を上回る強硬姿勢ぶりを見せています。新シリーズ開催が実現すれば、F1に残るのはウィリアムズとフォース・インディア、そして新規参戦チームのみ。どの程度現実味のある話なのかは、現時点では判断が難しいです。政治的なパフォーマンスで終わればいいのですが、状況は予断を許しません。どう転ぼうと、来年は待ってはくれません。どう決着するのやら。

…ちょっと楽しいです(笑)


F1イギリスGPの開催地であるシルバーストーンは、来季から開催権をドニントンに譲ることになっています。しかし、ドニントンの準備不足、資金不足問題が何度も浮上していて、再びシルバーストンで開催される可能性があります。また、新シリーズが立ち上がった場合は、F1の代わりに新シリーズのレース開催地として確実にリストアップされることでしょう。


■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテルがポールポジション。ウェバー3番手。
今週末、ずっと速さを見せていたレッドブルがポールポジションを獲得。そしてなんと、驚くべきことに、ベッテルのマシン重量は全20台中12番目。Q3に進出した10台の中で、圧倒的に多く燃料を積んでいました。2番手のバリチェロと比較しても約10キロ、3周分以上多く積んでポールポジションを獲得したことになります。純粋に実力勝負として考えれば、ベッテルの3度目の優勝、そして3度目のポール・トゥ・ウィンに向けた死角が見当たりません。もしこれで勝てないとしたら、その原因はマシンの信頼性の問題か、序盤の数周で焦ってコースオフして大きく順位を落とすことくらいしか考えられません。

ウェバーはバリチェロとの勝負になるでしょう。ベッテルほど圧倒的ではありませんが、それでも上位勢ではかなり積んでいるほうです。元々のマシンの速さと、1周分は多く積んでいると思われる燃料で勝負をかけます。スタートで2番手に上がれると、レッドブルとしては最高の展開でしょうね。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ2番手。バトン6番手。
ブラウンGPは珍しく苦戦しています。今までに比べれば、の話ですが(笑) ブラウンGPの2台の搭載燃料はおそらくほぼ一緒。バリチェロは久々に予選でバトンを下しました。中国GP以来でしょうか。しかし、前途したように優勝は難しいです。確実に表彰台を狙うべき。実力で勝つならば、スタートでベッテルを抜いてリードを築く必要があります。…が、ベッテルがトラブルフリーならば難しいでしょう。

今シーズン7戦6勝のバトンは、肝心の母国GPでマシンを仕上げられませんでした。しかし、気を落としてばかりはいられません。総合優勝のために、1ポイントでも多く獲り続ける必要があります。(私を含めて)誰もがブラウンGPの失速を予想していた中で、10戦を残して自力優勝できる位置に立てているんです。

バトンの今回の目標は4位、5ポイント以上を確実に獲得すること。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ4番手。グロック8番手。
高速コーナーが多いコースではトヨタも力を発揮できます。トヨタの2人が目指すべきは、リタイア車を除いて、スタート時の位置を最後までキープすること。このチームは、開幕数戦で絶対優勝するとか、夢物語を語りすぎなんですよ。もっと謙虚に、自分たちの力を見極めて、その上で頂点を目指していかなければ…。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
中嶋一貴5番手。ロズベルグ7番手。
今週末、いつもより好調だったウィリアムズ。中嶋一貴は(赤旗中断の運もあって)Q1でトップタイムをマーク。Q2も突破して、素晴らしい走りで自己最高位の5番手を獲得しました。軽いんだろうなと思っていたら、やはり全マシン中最軽量でした。ただ、2番手以下とそれほど差がないんです。奇怪な作戦をとったわけじゃなくて、あくまでも似たような作戦のマシンの中で最軽量だっただけ。早め早めのピットインができるということは、重いマシンに前を塞がれるような極端な不利を受ける可能性が減ります。今回は確実にポイント圏内でフィニッシュできるでしょう。期待しています。…それもこれも、上位からスタートできるからの話(笑)

不安に思うのは、バトンの前からのスタートだという件。絡まなきゃいいですが…。昨年バレンシアで母国GPのアロンソに追突したことが強烈に印象に残ってるんですよね…。

ロズベルグは上位勢の中でベッテルに次いで重いです。おそらく中盤で中嶋一貴を捉えると思います。…ロズベルグの好走はいつものことなので、中嶋一貴とは違って驚くことはないでしょう(笑)

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン9番手。マッサ11番手。
KERSを積むチームはフェラーリだけになってしまいました。空力の問題で、この位置が限界のようです。自由に燃料を積めるマッサはまだしも、ライコネンは9番手でありながら2番目の軽さ。1ポイントを狙う争いに徹するしかありません。毎年優勝争いに絡んできたフェラーリが……。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ10番手。ピケJr.14番手。
アロンソは前戦軽タンで順位を落としてしまったのが堪えたのか、ピットストップでポジションを落とさないために多めに積んでみたとコメント。…しかし、蓋を開けてみれば、ライコネンと並んで全体で2番目の軽さでした(笑) ほぼ同じ条件のこの2人の争いが楽しみです。…KERSのあるライコネンはスタートダッシュで前にいってしまうかもしれませんが。

ピケJr.は今回の予選もいまいち。今季、まだ一度もQ3に進出したことがありません。決勝はいつも通り重タンレース。ネタっぷりを期待しています。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ12番手。ハイドフェルド15番手。
BMWはもうKERSを搭載しないよう決めたようです。BMWに関しては、そのほうが良いとは思ってましたが…。KERSの開発が進めば面白いことになると思ってたけど、単に空力の進歩がそれ以上なのでしょうね。

かなりの重タンでスタートするクビサは、セーフティーカーが上手く入れば上位進出も可能です。

■マクラーレン(KERS非搭載)
コバライネン13番手。ハミルトン19番手。
ついにマクラーレンもKERSをはずしてきました。今季初。高速コーナーでの安定性を優先させての決断でしたが、それでもこの位置が精一杯。

コバライネンはクビサ同様に重タン作戦。最重量でのスタートです。

1年前、母国GPで優勝したハミルトンは、屈辱のQ1落ち。赤旗中断で2度目のアタックが出来なかった経緯もありますが、それでも悔しいでしょう。しかし、こんな経験も、いずれは糧として成長していけるはずです。下位チームを馬鹿にするような態度も改めてくれると良いのですが。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ16番手。スーティル18番手。
好調フィジケラはここでもQ2に進出しようかという勢いでしたが、前に詰まってしまい、かないませんでした。

スーティルはQ1終盤にブレーキトラブルでコースオフ、タイヤバリアに激突。マシンが大破して、セッションは赤旗中断となりました。なかなかマシンから降りないので心配しましたが、怪我もなく、ほっとしました。フォース・インディアはブレーキトラブルの原因をしっかり把握してからレースに臨んでもらいたいです。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ17番手。ブエミ20番手。
またまた、ほぼ同じ設計のレッドブルがPPを獲得してトロ・ロッソが逆ポール。何故なのでしょうね(笑)

ルマンで好走して評価を得たボーデが、ここでも快走。しかし赤旗中断でQ2進出のチャンスを失ってしまいました。レースでは、勢いを維持して良い走りを見せてくれると思います。

ブエミはマシントラブルが続き、Q1はテストのために走行したようなものでした。長いレースをトラブルフリーで走りきるのは難しいかもしれません。


決勝は日本時間21時から。地上波放映はいつもより早く、23時15分からです。
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2009年F1第7戦トルコGP 決勝

バトンが圧巻の4連勝! レッドブルが2-3、トヨタダブル入賞 [F1-LIVE.com]

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン優勝。バリチェロリタイア。
2番手スタートのバトンは、バリチェロがスタート失敗したこともあり、悠々と2番手をキープ。ベッテルが若干コースからはみ出した際にトップに出て、あっさりと勝負を決めました。これで5連勝、7戦中6勝。次はイギリスGP。初の母国優勝なるか、期待が高まります。いくら天然なバトンといえど、多少はプレッシャーがかかるでしょう。

バリチェロはクラッチの問題でスタート失敗。一気に順位を下げ、表彰台への道はいきなり閉ざされました。後方で必死に順位を上げようとするも、無理な突っ込みが目立ち、何度か他車と接触し、最後はギアボックストラブルでリタイア。散々な内容でレースを終えました。

確か昔、果敢にオーバーテイクを仕掛けた琢磨をアマチュアと評したのはバリチェロだった気がしますが。あの言葉が本心だったなら、もう引退すべきでしょうね。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー2位。ベッテル3位。
ウェバーは偶数グリッドスタートゆえ、トゥルーリに抜かれてしまいましたが、オープニングラップ中に順位を回復。バリチェロが下がったこともあって、序盤は3番手に。フェラーリのジャンプスタートが不発だったため、3位確定か、と思われましたが…。

ベッテルはスタートこそしっかり決めたものの、わずかなミスで2番手に後退。勝つためには、最初のスティントでバトンを抑えることが絶対条件でした。その後、軽い状態でもバトンについていけなかったにも関わらず、3ストップ作戦を慣行。明らかに、臨機応変に2ストップに切り替えるべきでしたが…。勝利への望みを自ら放棄しました。最終的にはウェバーの後ろに入るしかなく、ウェバーが2位でベッテルが3位に。レッドブルとしては、どちらが2位でも獲得ポイント数は一緒ですが、ベッテルは悔しいでしょうね。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ4位。グロック8位。
トゥルーリの4位は、これ以上ない結果でしょう。遅め遅めのピットストップがピタリとはまったグロックも8位入賞。3戦ぶりのポイント獲得をダブル入賞で飾りました。

力を取り戻してきたのは間違いないですが、浮き沈みの激しいマシンゆえ、今後もモナコのような厳しいレースを強いられることが何度かありそうです。ハンガロリンクやシンガポール等…。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ5位。中嶋一貴12位。
9番手スタートのロズベルグでしたが、スタートで一気に5番手まで浮上。安定したレース運びで5位入賞を果たしました。予選できちんと良い位置を確保して、さらにスタートでジャンプアップ…。中嶋一貴もこれが出来たら、ねえ…。

中嶋一貴は珍しくスタート成功。ハイドフェルドをかわし、重タン勢のトップに躍り出て、有利な体勢を作りました。モナコの不運スパイラルは何だったのかと思うほど、上位のピットストップ後のマシンの多くが後ろに入るという運に恵まれ、終始前が詰まることなく、安定したペースを保持。1回目のピットストップ後、なんとクビサの前に入り、実質7位に浮上。アホなことをやらかさない限り、7位以上は確定か……と思われましたが。

2回目のピットストップでホイールナットが外れず、通常のピットストップと比べて約20秒のタイムロス。一気に13番手まで順位を落とし、今季初ポイント獲得の夢はついえました。中嶋一貴は、正直、ミスの多いドライバーと言わざるを得ませんが、さすがに今回は哀れでした。たまに好走してみれば、チームがミス。まるで2005年の琢磨を見ているかのよう。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ6位。ライコネン9位。
マッサはトルコGP4連覇ならず。フェラーリは思ったほどレースペースが上がりませんでした。特にライコネンが1周目に順位を落としてしまったのは痛手でした。

今週末も好調を維持してると思われただけに…。きっちり分析して次に生かすことが大事です。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ7位。ハイドフェルド11位。
BMWがようやく自力でポイントを獲得できる位置に戻ってきました。クビサはなんと、今季初ポイント。序盤戦は惜しいレースもありましたが…ここまで苦労しました。

ハイドフェルドはタイヤのグリップ不足もあってか、スタートでいくつか順位を落としてしまい、我慢のレースになりました。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ10位。ピケJr.16位。
最軽量だったアロンソはソフトタイヤでスタート。序盤に順位を上げたいところでしたが適わず、ピットストップで一気に順位を落とし、後は勝負になりませんでした。

ピケJr.は、ハミルトンとバトルを繰り広げる等、見せ場もありましたが、結局後方のまま。ただ、大きなミスがなかっただけでも収穫かと。噂されるリミットまであと3戦。結果を残せるでしょうか。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン13位。コバライネン14位。
これが現時点でのマクラーレンの実力です。

ハミルトンは驚きの1ストップ作戦。軽くしたところで、高速セクションでタイムを稼げないものだから、なかばヤケクソにも感じました。13位というのは、ハミルトンの精一杯の走りの結果でしょう。

コバライネンは前半、中嶋一貴の後ろで後続をブロック。燃料が軽めだったので、そんな状態からの上位進出は不可能でした。中嶋一貴の活躍の影の功労者……になるはずだったんですけどね(笑)

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ15位。ボーデ18位。
ブエミは最終的にピケJr.を上回りました。走り自体は良かったのですが、マシンの状態が良くないです。どうしてここまでレッドブルと差が出てしまうのでしょうね。

ボーデは最後尾スタートから1ストップ作戦。普通に考えれば無謀でしたが、セーフティーカーを期待しての作戦敢行だったようです。そうでもしないと、ポイントのポの字も見えないですからね…。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル17位。フィジケラリタイア。
スーティルは、結果は良いものではありませんでしたが、バリチェロとバトルするなど見せ場を作りました。最速マシンを繰る相手を手玉に取るシーンは見事でした(笑)

フィジケラはブレーキトラブルで、わずか4周でリタイア。長い時間をかけて準備してきて、レースがはじまってすぐリタイアというのは悔しいでしょうね。バラモスを倒してアレフガルドに行ったら「ぼうけんのしょがきえてしまいました」状態ですか(笑) コバライネンなんかは、開幕戦から2回連続で呪いの音楽を聞いてましたね…。


次戦イギリスGPは2週間後の6月21日です。イギリスGPは来季からドニントンで開催されることが決定しているので、F1発祥の地シルバーストンでの開催はこれが最後になるかもしれません。…ドニントンは、ブラックな噂をよく耳にするので、結局シルバーストンに戻る、なんてこともあるかもしれませんが(笑)
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2009年F1第7戦トルコGP 予選

ベッテルがポール! ブラウンGPが2-3 [F1-LIVE.com]
トルコGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

トルコGPがイスタンブールパークサーキットで開幕しました。ティルケの最高傑作と言われる、面白いサーキットです。何より素晴らしいのは高速複合コーナーのターン8。一瞬の油断が大幅なタイムロスにつながってしまいます。

来季F1ですが、既存チームで、普通にエントリー申請をしたのはウィリアムズとフォース・インディアの2チームのみ。残りの8チームは、来季予算キャップ制を導入しないことを条件にエントリー申請をしました。また、新規チームも、なんと10チーム以上がエントリーしたようです。ただし、そのほとんどが予算キャップ制を前提として申請しているので、FIAがFOTA側に譲歩した場合に、参戦への余力を確保できるチームは限られます。

また、通常ならば、新規申請組から3チーム選ばれるわけですが、FIAが当初の予算キャップ制の施行を強行した場合、譲歩せずに撤退する既存チームも出てくる可能性があります。トヨタあたりは、撤退の言い訳として都合良く利用するかもしれません。


新規組のリストには、なんと懐かしのブラバムの名が。(オーナーがブラバム家ではなく、権利を買い取った方らしいので、ブラバムという名の使用には後でひと悶着あるかもしれませんが…)このチーム、SAF1の施設を所持しているようです。正直、参戦チームとして選ばれるのは厳しいですが、実際に設備があるという事実は、多少は有利に働くでしょう。

SAF1の資産や技術が受け継がれていくのであれば、応援しない手はありません。なんと、アロウズやホンダのお下がりマシンを魔改造してたマーク・プレストンも参加するとの噂。もし参戦できるなら、是非とも琢磨を呼んで欲しいところですが…(笑)


■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテルポールポジション。ウェバー4番手スタート。
ベッテルは、2度の優勝が両方ともポール・トゥ・ウィンなものだから、軽タンでポールを狙うのが定石となっているのでしょうか。バトンより2周分ほど軽いです。最初のピットストップまでバトンを5秒程度引き離せれば、優勝のチャンスもあります。

ウェバーは、燃料こそバトンと同等に積んではいますが、偶数グリッドからのスタートなので、トゥルーリはもちろんのこと、KERSを搭載したライコネンやマッサにも注意しなければなりません。スタートで順位を落としてしまうと、表彰台が遠のきます。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン2番手スタート。バリチェロ3番手スタート。
バトンは今回も優勝候補1番手。1stスティントでベッテルにピタリとついていけば、トラブルがない限り優勝するでしょう。タイヤマネージメントの上手さも、ここでは役に立ちます。

バトンの優勝への懸念材料は……チームメイトのバリチェロです。ここイスタンブールパークは、ほとんどレースが行われないため、偶数グリッド側の汚れが酷く、スタートで奇数側(レコードライン側)の後続に抜かれてしまうことが多々あります。バトンは、バリチェロに抜かれ、3番手以下で1コーナーを通過する可能性のほうが高いのではないかと。ただしバリチェロは今回バトンより1周分軽いんですよね。バリチェロとバトンがそれぞれ前車に引き離されずについていければ、バトンは優勝できます。…で、バリチェロの最近の言動を考えると、たとえペースが上がらずベッテルから離されても、バトンをブロックし続けるでしょう。その場合は……ここは決して抜けないコースではないですから、チームメイト同士の激しいバトルに発展するかもしれません(笑)

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ5番手スタート。グロック13番手スタート。
新パーツを投入し、なんとか調子を取り戻してきました。コースとの相性も良いのでしょう。トゥルーリは予選番長ぶりを発揮。スタートでウェバーを抜いて、4番手を最後まで死守したいところです。

グロックは総重量690キロの重タンでスタートします。前のハイドフェルド、中島一貴あたりとのバトルが面白そうです。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン6番手スタート。マッサ7番手スタート。
ブラウンGP、レッドブル、トゥルーリに前に行かれてしまったのは仕方ないでしょう。現在のフェラーリの力が如実に表れたポジションからのスタートです。

ただフェラーリにはKERSがあります。前の5台よりも1〜2周分多く燃料を積んでいるライコネンと、奇数グリッドスタートかつトルコGP3連勝中で相性が良いマッサ。スタートで2つ以上順位を上げられたなら、表彰台争いも可能です。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ8番手スタート。ピケJr.17番手スタート。
ルノーは今回もKERSを外してきました。モナコと違って、KERSが有利に働くと思われるトルコでも外してくるということは…。KERS('A`)

アロンソは、マシンの実力的には申し分ない位置なのですが、今回の最軽量だということを考えると、あと2つ3つ上のポジションからスタートしたいところでした。前のマシンは皆速いですから、戦うべき相手は後続のロズベルグやクビサ、そしてハイドフェルドや中島一貴です。軽さを生かして1stスティントをどう戦うのか…腕の見せ所です。うまくいけば7位には食い込めるでしょう。

ピケJr.はQ1でスピンして脱落。今度は、ハンガリーGP期限説が囁かれています。今回を含めてあと4戦。ネタドライバーとしての評価だけを残してF1を去ることになるのか、崖っぷちの戦いが続きます。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ9番手スタート。中島一貴12番手スタート。
ロズベルグは660キロ。前8台よりは若干重いです。トゥルーリが引き起こす渋滞についていって、確実にポイント獲得を狙います。

中島一貴はQ2最後のアタックをハードタイヤで出陣。3周目のアタックには、時間切れでわずか数秒間に合いませんでした。チームや本人のコメントにはありませんが、タイミング調整をミスしたのではないかと…。

燃料は前のハイドフェルドとほぼ同じです。前だけ見ていれば、なかなか期待ができる作戦なのですが、後ろのグロックが2〜3周分重いので、後半厳しい戦いを強いられそうです。当然、スタートでグロックに抜かれると、ずるずる順位を下げて、ポイント獲得のチャンスは失われます。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ10番手スタート。ハイドフェルド11番手スタート。
BMWはKERSを搭載する予定でしたが、新型ディフューザーが今回からにずれこんだため、おそらくはその評価のためにKERSの搭載を断念しました。

新パーツのおかげか、久々に中団グループに復帰。やや重めの燃料で、徐々に順位を上げてのポイント獲得を狙います。

■マクラーレン(KERS搭載
コバライネン14番手スタート。ハミルトン16番手スタート。
モナコではやや速さを取り戻したマクラーレンでしたが、やはり高速セクションがネックとなって、トルコではこの位置。8コーナーを全力で戦えないのは痛すぎます。

コバライネンは前3台の重タン勢を序盤に攻略できなければ、後方でレースを終えるでしょう。ハミルトンは素でQ1落ち。全体で2番目に重い重量でのスタート。しかしグリップレベルが足りないマシンで1ストップ作戦は危険な賭けです。しかもハミルトンは過去にタイヤをバーストさせたこともありますし…。変則の2ストップでいくのではないでしょうか。…どの道上位進出は厳しいですから。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル15番手スタート。フィジケラ19番手スタート。
スーティルは2戦連続のQ2進出。しかもハミルトンを実力で蹴落としての進出ですから、誇れることです。戦略は前のコバライネンとほぼ一緒。オーバーテイクするようなことがあれば、また評価が上がります。今のフォース・インディアなら、マクラーレンに対抗できる実力を備えているはず。

フィジケラはイエローフラッグでタイムを更新できず、Q3落ちでした。しかし、最近、決勝では好走が続いています。誰とは言いませんが、ふがいない若手を後ろから刺激してくれるでしょう。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ18番手スタート。ボーデ20番手スタート。
基本的にはレッドブルと同じシャシーを使っているんだけど…。ニューウェイ設計のマシンがPPのみならず逆PPまで獲得してしまいました(笑)

ボーデは今回最も重く、700キロオーバー。トラブルがなければ、最初のスティントで、全58周中30周以上は走ってくるでしょう。1ストップのマシンがあるとすれば、その可能性がもっとも高いのは、このボーデですが…。結局のところ、前の車を出し抜こうという戦略がいくつも積み重なっての、この重量なのだと思います。常にクリアラップが続くと想定して最速になるように周回数を割り振っても、レースでは通用しないですからね。


決勝は日本時間21時スタート。地上波放映はいつも通りの時間に戻って、フジテレビにて23時50分からです。
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2009年F1第6戦モナコGP 決勝

バトンがモナコ初制覇! バリチェロ2位、ライコネン3位 [F1-LIVE.com]

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン優勝。バリチェロ2位。
バリチェロがスタートでライコネンを抜いて、バトンとの1-2体勢に持ち込んだところで、バトンの優勝は決まったようなものでした。完璧なるポール・トゥ・ウィン。

バリチェロは最初のスティントでリアタイヤにグレイニングが発生。ペースが落ち、後続を抑える形になって、結果的にはバトンの優勝をアシストしました。

残り11戦でバトン51ポイント、バリチェロ35ポイント、ベッテル23ポイント。バトンは、現在ランキング3位以下の誰かに残り全戦を優勝されたとしても、全戦2位になればチャンピオンになることが出来ます。バリチェロだけは、バトンを抜いて自力優勝する可能性が残されていますが、ブラウンGPとしてはこれでマジックが点灯したようなものです。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン3位。マッサ4位。
やはりここでのスタートでは、KERSは役立たずでした。しかし、絶不調だったフェラーリがようやく表彰台に上がれる位置まで戻ってきました。ここまできたら、今シーズンの開発を継続するしかないでしょう。

ライコネンは、最初のスティントでバリチェロのペースが上がらないのを見て、早めにピットインする賭けに。しかし、バリチェロも早めにピットインし、搭載燃料も少なめにコースに出て、再び前に出られてしまいました。こうなれば、意地でもついていって、2回目のピットストップで抜きたいところでしたが、タイヤ交換に手間取って数秒をロス。3位止まりでした。しかしライコネンは3位でもいいんですよね。シャンパンが飲めるなら(笑)

マッサはトラブルなく走りきり、中盤にはファステストラップも記録。軽タン状態でのフェラーリのパフォーマンスの良さを証明しました。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー5位。ベッテルリタイア。
ウェバーは、他の上位マシンとあまり変わらない燃料搭載量でしたが、他車がちょっとだけ早くピットインした際にプッシュして前に出て、5位でフィニッシュしました。厳しい状況だと思われていただけに、この結果はかなり満足のいくものでしょう。

一方、ベッテルはスタート時に履いていたソフト側のタイヤが機能せず、ペースが上がらないままスピンしてクラッシュ。早々にリタイアしました。今回はフリー走行から不運続きでしたが、トルコGPでは鬱憤を晴らしてくれるでしょう。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ6位。中嶋一貴15位完走扱い。
ロズベルグはスタートでポジションをキープ。前のマッサがショートカットでベッテルを抜いてしまい、自主的に譲った際、ロズベルグはベッテルの真後ろに張り付きオーバーテイク。会心でした。マッサは、早くポジションを譲ってアピールする必要があったとはいえ、油断しました。その後もポジションを守り抜き、3ポイントを獲得。

一方、中嶋一貴は…。決して悪い走りではありませんでした。しかし、上位の車のピットアウトで、何度直前に入られたことか…。あまりに不運でした。後手後手で順位を落とし、終盤まで10番手を走行。最初の1回を回避できていれば、負のスパイラルにならずに、ポイントを獲得できていたかもしれません。…まあ、最初に直前に入ったのはロズベルグなんですけど(笑)

また、謎の、極端に短い3rdスティントで完全にチャンスを潰しました。最後のピットストップの時点で残り6周。過剰給油ミスがあったわけでもなさそうだし、何故こんな仕打ちを一貴にしたのか、ウィリアムズの考えがよく分かりません。

一貴はフラストレーションがたまっていたのでしょう。最終周に、せめて良いラップタイムを残しておこうと思ったのか、アタックをしてクラッシュ。最後にまたしても恥をさらしてしまいました。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ7位。ピケJr.リタイア。
アロンソも中嶋一貴に近い戦略で、それが若干裏目に出てしまいましたが、それでも粘って2ポイントを獲得しました。

ピケJr.はスタートでブエミをかわしたものの、そのブエミに追突されてリタイア。ピケJr.には全く責任がありませんが…ネタドライバーらしい不運ぶりにはあきれてしまいます。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ8位。ブエミリタイア。
ボーデは1ストップ戦略がぴたりとはまり、中嶋一貴らを不運に追いやって見事に1ポイントを獲得。素晴らしい走りでした。

一方ブエミはピケJr.に追突してリタイア。
初のF1モナコGPを苦い思い出に染めることになりました。一応謝罪はしたようですが、ピケJr.のブレーキが早かっただの何だの、言い訳がましいことも言っています。相手がシューマッハだったら、いつぞやの琢磨みたいに殴られてたかもしれませんね(笑)

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ9位。スーティル14位。
今回の敢闘賞はフィジケラでしょう。フォース・インディアのマシンで、ボーデ同様1ストップで、入賞まであと一歩という位置まで持ってきました。フィジケラの意地を感じました。ちなみに、アロンソと中嶋一貴を最も苦しめたのが、このフィジケラです(笑)

スーティルはタイヤの磨耗の問題で順位を落とし、早々に青旗の餌食に。狭いモナコですから、その後は勝負になりませんでした。最初にスーパーソフトを選択したのが間違いでした。同様の作戦をとったマシンは4台いましたが、それが成功したのはバトンだけ。バリチェロですら苦労しましたしね…。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック10位。トゥルーリ13位。
700キロオーバーでスタートしたグロック。予選後には、やけくそだと揶揄しましたが、今回の後続勢は間違いなく1ストップで利を得ました。2ストップのトゥルーリはグロックのはるか後方でチェッカーを受けました。

次戦トルコでも結果を残せなければ、トヨタのスランプはいよいよ深刻になります。そもそもトルコであまり良い結果を出せていないイメージがあるのですが、今年はマシンが大きく変わりましたからね。どうなるでしょうか。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド11位。クビサリタイア。
ハイドフェルドは、今回有利に働いた1ストップ作戦をもってしても、11位が限界でした。クビサはブレーキトラブルでリタイア。

トルコではようやくダブルディフューザーを投入しますが、どれほどの効果があるのでしょうか。2人とも、せめて中嶋一貴よりは上にいきたいですよね(笑)

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン12位。コバライネンリタイア。
ハミルトンは、最後尾スタートだというのに重量が軽かったため、てっきりピットからスタートするものだと思ってましたが、最後尾から普通にスタート。ただしタイヤがソフト側。どうせ後ろを走っていて、1ストップの奴らに詰まり続けるんだから、さっさと使えないタイヤを消費してしまおうという作戦だったのでしょうか。

下位で苦しみながらも耐える経験というのは、いずれ再びチャンピオンを争うときに役に立つと思います。周回遅れを馬鹿にするような発言もさすがに控えるようになるでしょう。

コバライネンは、自らのミスでクラッシュしてリタイア。第3のネタドライバーとしての役目を全うしました。やはり、来シーズンのシートは厳しいようですね。マクラーレンは後釜ドライバーの獲得を考えているようです。


次戦トルコGPは2週間後の6月7日です。魔の8コーナーが待ち構えています。面白いレースになりそう。

…そういえば、昨年SAF1が閉め出されたのはトルコGPでしたね…。
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2009年F1第6戦モナコGP 予選

バトンがポール! ライコネンがフロントローをゲット [F1-LIVE.com]
モナコGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

結局、バジェットキャップ制の導入に関する話し合いはまとまらなかったようです。反対派の急先鋒はフェラーリとトヨタの2チームのようで。もっともトヨタはF1撤退への言い訳に使いそうですが(笑) これは敗走ではないんだと主張するために。そのくらいやりますよね、あのチームは。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトンがポールポジション。バリチェロ3番手スタート。
やはりここではブラウンGPが最速でした。バトンとバリチェロは上位8台の中で最も燃料を積んでいます。仮にスタートでライコネンがトップに立ったとしても、バトンのポール・トゥ・ウィンは固いでしょう。バリチェロも表彰台は確実。

ただ、気になることもあります。2台とも、Q2とQ3のタイムがほぼ一緒なんですよね。バトンに至ってはQ3で上回っている始末(笑) しかもQ2で、私の記憶が確かなら、有利なソフト側のタイヤを使っていたんですよね。マシンの安定性への自信から、ユーズドを使った可能性もありますが…。それにしても、ね…。いくら重タン時のパフォーマンスが良いブラウンGPとはいえ、驚きでした。…つまり、それが軽タン時にそれがどう影響してくるか、というのがフェラーリとの勝負におけるポイントになります。杞憂に終わればいいんですけどね。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン2番手スタート。マッサ5番手スタート。
ライコネンが、今シーズン初めてと言っていいほどの好パフォーマンスを見せました。Q2で、他を圧倒するスーパーラップ。それでもセクター3では自己ベストより遅かったんですから(笑) 今回は期待してしまいます。ただし燃料がブラウンGPより2周分以上軽いので、自力で優勝するためにはスタートでトップに立ちたいところ。これまで、KERSを駆使して見事なスタートを決めてきたフェラーリですが、モナコは1コーナーまでの距離が短いんですよね。一定速度まで上げてからでないと使えないKERSをどう使うのか、注目です。

マッサはQ1でドリフト失敗(笑) ノーズを破損しましたが、なんとかピットに戻って通過することが出来ました。5番手グリッドですが、クリーンラップが取れなかっただけで、速さはあります。コース上に逃げ場があまりないモナコだけに、セーフティーカーが入りやすいので、ちょっとした混乱を上手く利用できれば優勝争いに絡めます。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル4番手スタート。ウェバー8番手スタート。
初日、トラブル続きで好スタートをきれなかったレッドブルですが、それでも4番手に入ってきたベッテルはさすが……。と言いたいところでしたが、なんと、他のマシンよりも10キロ以上軽い、最軽量状態でした。フェラーリやブラウンGPより5周以上軽いんです。本来ならば、ポールポジションからひたすら逃げまくろうという作戦だったのでしょうね。それが、アタックラップで中嶋一貴に詰まってしまったそうで(笑) ロケットスタートでも決めない限り、厳しい戦いとなるでしょう。ただ、他のドライバーと作戦が違うことは、セーフティーカー等のタイミングによっては有利に働くこともあります。…逆もありますが(笑)

ウェバーは、上位8台における平均的な燃料搭載量でありながら8番手、そして後ろに重めのアロンソと中嶋一貴がいるので、ちょっと厳しいです。予選で温存したタイヤを…使ったところで、抜けないモナコでは、ね…。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ6番手スタート。中嶋一貴10番手スタート。
ロズベルグは燃料搭載量が軽め。出来ればもうちょっと前からスタートしたいところでしたが…。無難に走りきれば1ポイントは獲得できるでしょう。

中嶋一貴はようやく今シーズン初のQ3進出。もっとも、Q2ラストアタックでタイムを更新できず、ギリギリ10番手で通過するという冷や冷やものでしたが…。Q2脱落の5台を見れば、突破するのは当然の結果な気がします。それでも、これまで「当然のこと」を出来てなかったのですから、これが転機になってくれれば…。

Q3では、燃料を多く積んで、初めから勝負を捨ててマシンのセットアップを詰めていたようでした。後ろをあまり気にする必要もなく、燃料も多く、前が詰まりやすいモナコ…。今シーズン初のポイント獲得も見えてきました。鬼門の1周目を、なんとかノートラブルで切り抜けられれば…。

頼むからアロンソにだけは追突しないで下さい(笑)

■マクラーレン(KERS搭載
コバライネン7番手スタート。ハミルトン16位、20番手スタート。
コバライネンは堅実な走りで、今回のマクラーレンのパフォーマンスの高さを証明しました。決勝でも5位以内には入ってきそうです。

一方、ハミルトンはQ1でクラッシュ。赤旗中断の原因を作ってしまいました。今回はチャンスだったはずですが、既に出していたタイムではQ1を通過できず16番手。さらにギアボックス交換により最後尾からのスタートです。

混乱を避けて確実に順位を上げるために、おそらくピットからのスタートするでしょう。その場合、発表された他チームの重量を参考にしながら燃料を積めますし。軽めの搭載量を発表したのはそのためかと。抜きづらいモナコGPを盛り上げるためのオーバーテイク要員として貴重な存在となるでしょう。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ9番手スタート。ピケJr.12番手スタート。
アロンソは、あまり良い位置とは言えませんが、上位チームより4周分以上燃料を積んでいるので、ピットストップの度に少しずつ順位を上げてくるでしょう。確か昨年のモナコではgdgdで酷い思いをしたアロンソですが、今年こそはその腕を十分に発揮してくれるよう期待しています。

ピケJr.はなかなか良いパフォーマンスを見せていましたが、Q2終盤でスピン。ネタ要員としての期待を裏切らない走りを見せてくれました(笑) レースでやられると大混乱を招くので、自重していただければ幸いです。無理?

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ11番手スタート。ボーデ14番手スタート。
ブエミはQ2でのちょっとしたミスが響き、惜しくもQ3進出を逃しました。11番手は自由に戦略を練られる点で、悪いとばかりは言えませんが、なんと前の中嶋一貴もほぼ同等の燃料を積んでいました(笑) マシンの能力的には中嶋一貴に分があるので、それを攻略できるかはブエミの腕にかかっています。

ボーデは699.5キロという激重状態でスタートします。(それでも今回、一番ではないですが(笑)) さすがにこれは確実に1ストップ作戦でしょう。スタートでハミルトンを抑えてくれると面白いことになります。…いや、でも、マクラーレンはKERSがあるからなあ…。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ13番手スタート。スーティル15番手スタート。
2台揃ってQ2に進出するという、フォース・インディア史上最高のパフォーマンスを見せました。スーティルは昨年の見事な走りが記憶に新しいです。今年も期待しています。

…しかし、フォース・インディアは、前のフィジケラを激重にする作戦をとっているんですよね。おそらく1ストップ。スーティルは中嶋一貴やブエミとほぼ同等。何を考えているのでしょう。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド17位、16番手スタート。クビサ18位、17番手スタート。
こちらは、BMW史上最悪とも言える結果。2台ともQ1で脱落してしまいました。ここまで落ちた原因は、ダブルディフューザーが間に合わなかったことだけではないでしょう。下位を走行し続ける羽目になりそうです。

クビサは間違いなく1ストップ。ハイドフェルドは…状況によるかな。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ19位、18番手スタート。グロック20位、19番手スタート。
わずか2戦前には最速だったチームが、予選順位としては最後列まで落ちてしまいました。トヨタの失速は予想されていましたが、まさかここまでとは、ね…。これだからF1は面白いとも言えますが。

予選番長のトゥルーリも、運悪く他チームにブロックされた形になってしまって、どうしようもありませんでした。ここからの挽回は難しいです。

グロックの重量はなんと700キロオーバー! 初めて見ましたよ(笑) 1ストップは確定です。やけくそにも程があります。しかしそれも、モナコというコースの特性ならでは…。


決勝は日本時間21時からです。地上波での放映はいつもより早く、23時15分スタートです。ご注意を。
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2009年F1第6戦モナコGP 木曜フリー走行

ロズベルグがトップタイム! ハミルトンが2番手 [F1-LIVE.com]

モナコGPが開幕しました。金曜日にパーティーが開催されるため、1日早い木曜日に開幕です。

今シーズンのレギュレーションでは、4種類のタイヤから、ひとつ離れたタイヤを使用することになってますが、今回は例外的にソフトとスーパーソフトが使用されます。


F1界は今、来季からバジェットキャップ制を導入する件で揉めに揉めています。チーム予算を一定額(約60億円)以内に収める場合には、エンジンの回転数制限をなくすなど有利な条件を与えて、コストを大幅に削減して新規参入しやすくしよう、という制度です。フェラーリをはじめとした、資金が潤沢なトップチームが撤退をほのめかしています。…ま、それも仕方のないことかと。今のところ「脅し」のレベルですが、下手すりゃ分裂もありえます。

そうやって新シリーズが出来たとしても、あまり長続きしそうにないなあ…。どんなに腹黒かろうと、FIAのまとめる力は大きいですからね。


■ウィリアムズ(KERS非搭載)
午前は中嶋一貴6番手、ロズベルグ7番手。午後は中嶋一貴9番手、ロズベルグ1番手。
ロズベルグが今回も見事にフリー走行番長ぶりを披露しました。中嶋一貴は、いまいちマシンが決まっていないようですが、土曜日までにきっちりデータを検証してくるでしょう。Q3進出に期待しています。そういえば…。来季シートは確保済みなのでは、との噂も。エンジン無償提供の力は大きいですね(笑) トヨタの名を汚さぬ活躍を期待しています。(汚すほどのクリーンなイメージがトヨタにあるかどうかは置いといて)

■マクラーレン(KERS搭載
午前はハミルトン3番手、コバライネン4番手。午後はハミルトン2番手、コバライネン7番手。
マクラーレンは、やはり、低速コーナーの多いモナコで力を取り戻してきました。ハミルトンは、予選でトップ5あたりに入ってくるかもしれません。コバライネンは、堅実にQ3に進出することが目標かな。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
午前はバリチェロ1番手、バトン8番手。午後はバリチェロ3番手、バトン4番手。
メカニカルグリップに優れたブラウンGPは、やはりここでも速いです。圧倒的に優勝候補1番手。唯一、前戦で亀裂が入ったバトンとバリチェロの関係が気がかりです。…いや、亀裂が入ったのはバリチェロとチームの間ですか。

■フェラーリ(KERS搭載
午前はマッサ2番手、ライコネン5番手。午後はマッサ5番手、ライコネン8番手。
モナコでKERSが有利に働くことはない、と言われていますが、フェラーリはこれで良いと思います。下手にバランスを崩したら大変ですからね。作戦ミスやマシントラブルがなければ、2台ともQ3入りしてくると思います。……まさか、3戦連続でポカはしませんよね(笑)

■レッドブル(KERS非搭載)
午前はウェバー10番手、ベッテル13番手。午後はウェバー12番手、ベッテル6番手。
ここ最近、ブラウンGPに迫る活躍を見せているレッドブルが、ここでついにダブルディフューザーを搭載。しかしトラブル続きで、他の上位チームほど走行回数を重ねられませんでした。ニューウェイ特有の信頼性のなさが決勝で影響しなければ良いのですが。

■ルノー(KERS非搭載)
午前はアロンソ9番手、ピケJr.12番手。午後はアロンソ11番手、ピケJr.10番手。
2台とも順調にセットアップを進められたようです。ここはモナコ、ドライバーの腕と勇気が試されるサーキット。ちょっとしたことで予選順位が大きく変動します。アロンソがどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。もちろん、ピケJr.のスピンにも期待(笑)

■フォース・インディア(KERS非搭載)
午前はフィジケラ15番手、スーティル18番手。午後はフィジケラ19番手、スーティル13番手。
意外と、金曜の時点でフォース・インディアが最下位チームになることは少ないんですよね。…というか、今確認したら一度もありませんでした。なんという驚き。どーでもいいですけど。

そういえばスーティルは、昨年のモナコGPで、終盤まで4位を走行していました。ライコネンに追突されて号泣する様が印象的でした。今年こそは良い結果を残して欲しいなあ…とは思いますが、正直、雨でも降らなきゃ無理ですね。セーフティーカーのルールも、大きな順位変動が起こりにくいように変わったし。

■トヨタ(KERS非搭載)
午前はグロック19番手、トゥルーリ20番手。午後はグロック18番手、トゥルーリ14番手。
トヨタはスペインGPに続き不調です。とても2戦前に最速だったとは思えません。それでもQ3に進出してくるのがトゥルーリですが。はてさて、今回も奇跡的な走りを見せてくれるでしょうか。予選こそがトゥルーリの真骨頂ですからね。良い意味でも悪い意味でも(笑)

■BMW(KERS非搭載)
午前はクビサ16番手、ハイドフェルド17番手。午後はクビサ20番手、ハイドフェルド17番手。
明らかにコースに合っていません。そしてクビサはエンジントラブルで、午後はほとんど走れませんでした。Q2進出が精一杯かもしれません。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
午前はブエミ11番手、ボーデ14番手。午後はブエミ15番手、ボーデ16番手。
ブエミは、F1では初めてのモナコです。その速さに慣れるのに苦労しそうです。前回、チームメイト同士でクラッシュしたとき、ボーデのタイヤがブエミのヘルメットの10センチ脇をかすめたそうです。いくらセナの死後安全性が高められたとはいえ、飛んでいくタイヤから身を守るのは運でしかないですからね…。ブエミが無事で何よりでした。…まあ、本人の相変わらずの生意気な言動は気に入りませんけど(笑) がっつりと先輩方に揉まれてきなしゃんせ!


予選は日本時間21時からです。
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2009年F1第5戦スペインGP 決勝

バトンがシーズン4勝目! ブラウンGPが1-2 [F1-LIVE.com]

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトンがポール・トゥ・ウィン。バリチェロ2位。
バトンはスタートでバリチェロに抜かれたものの、無難な2ストップ作戦で後続を寄せ付けず、優勝しました。これで5戦中4勝。なんと、現時点で自力優勝の可能性があるのは、バトンとバリチェロとベッテルだけ。

バリチェロはスタートを上手く決めてトップに出たものの、バトンより重いというのにチーム側から3ストップ作戦を強いられ、リスクを負う羽目に。それでも2ndスティントまでは、最後にバトンと勝負出来そうなペースで走れていたのですが、3rdスティントからペースが上がりませんでした。最後、なんとかウェバーを抑えきって2位。3ストップこそが本来の作戦だったと言ってますが……どうだか。表彰台やインタビューでのバリチェロは、感情を隠しきれない表情でした。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー3位。ベッテル4位。
ウェバーは、2ndスティントでペースが上がらないマッサと、抑えられてるベッテルをピットタイミングで抜いて3番手に浮上。最後までバリチェロにはりつき、3位表彰台を獲得しました。

ベッテルは、今回最速だったはずですが…。スタートでマッサに抜かれてしまったのが全てでした。元々抜きづらいコースな上に、KERSを駆使してブロックするマッサを抜くことが出来ず…。ピットタイミングで抜くしかない状況でしたが、なんと1回目、2回目ともに同時ピットイン。そのまま後ろについてコースに戻るという、最高にフラストレーションの溜まる展開となってしまいました。終盤、フェラーリのポカでマッサを抜くものの、時すでに遅し。4位。前戦もこんな感じでしたよね…。スタートは大事です。次のモナコも抜きづらいコースですから、同じ失敗を繰り返さないようにしなければ…。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ5位。ピケJr.12位。
アロンソは、スタートでグロックを抜けたのが幸いでした。そのまま、重タン組に順位を譲らず、終盤までポジションをキープ。最後の最後でマッサをかわして(ある意味フェラーリからのプレゼントをいただいて(笑))5位フィニッシュ。現在のルノーの力、そして、予選後におかれていた状況を考えると、この結果は納得のいくものでしょう。お見事。

ピケJr.は…。大きなミスはなかったものの、見せ場もありませんでした。後ろは、余分なピットストップをした中嶋一貴とフォース・インディアしかいませんでしたから。評価を上げることは出来ませんでしたが…。さて、このままシートを保持できるでしょうか。9割がた、続投だとは思いますが…。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ6位。ライコネンリタイア。
マッサは……個人的には、今回のMVPを上げたいくらいです。スタートでベッテルの前に出て、残り数周までベッテルを抑え続けました。しかし、最後のピットストップでフェラーリが大ポカ。なんと、最後まで走りきる分の給油をしてなかったことが判明。マッサはなんとか最後まで走るために、ベッテルを抑えながら低燃費走行をする羽目に(笑) さすがにどうしようもなくなって、ベッテルに抜かれてから超低燃費走行に移行。残り2周で、1周10秒以上のペースダウン。10秒以上後方だったアロンソにも抜かれ、さらにハイドフェルドの追い上げを受けましたが、なんとか1秒4差で6位フィニッシュ。今季初ポイントを獲得しました。…ちなみにマシンはフィニッシュ後にすぐ止まりました(笑) フェラーリは予選でもライコネンをQ1落ちさせるアホなミスをしました。シューマッハ黄金時代のフェラーリでは考えられなかったことです。気を引き締めなければ…。

ライコネンはフォーメーションラップ中にKERSが死亡。ただの重りと化したそれを積んだままスタートしましたが、最初のピットストップ前にマシントラブルでリタイア。フェラーリの信頼性は、人為面でも、マシン的にも、酷い状況です。これからどこまで改善していけるのでしょうか…。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド7位。クビサ11位。
13番手スタートのハイドフェルドは1周目の混乱に乗じて9番手まで順位を上げ、重タン作戦もピタリとはまってポイント獲得。…中嶋一貴も、この位置にいてもおかしくなかったんだけどなあ…。

クビサは、ただでさえ燃料が少なめな上に、スタートで順位を落としてしまったため、後手後手に回る展開に。11位フィニッシュも、いっぱいいっぱいでした。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ8位。中嶋一貴13位。
ロズベルグは、もう少し上位で入賞出来そうな勢いでしたが、序盤にペースが落ちて、1ポイント獲得にとどまりました。もしロズベルグにトラブルがなければ、アロンソの活躍はなかったかもしれません。

中嶋一貴はスタート直後の混乱でダメージを負い、またしてもピットイン→最後尾のパターン。各チームの実力が接近している中で、フォース・インディアの1台を抜くのが精一杯でした。たまには、スタートをきっちり決め、トラブルなく走りきる姿を見せて欲しいものです…。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン9位。コバライネンリタイア。
マシンの状態を考えると、9位でも十分頑張った結果と言えます。次戦モナコは低速サーキットなので、マクラーレンも力を取り戻してくるでしょう。

コバライネンは序盤、ギアボックストラブルでリタイア。こんなレースばかりです。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック10位。トゥルーリリタイア。
グロックはスタート失敗。その後、ロズベルグの後塵を拝したまま、上位に進出することが出来ませんでした。

トゥルーリもスタート失敗。少し順位を下げて2コーナーを通過後、コース外から戻ってきたロズベルグを避けた際にスピン。多重クラッシュの原因となり、そのままリタイアしました。トヨタは、今季初のノーポイントに終わりました。これから先も厳しくなるでしょう…。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ14位。スーティルリタイア。
フィジケラは中嶋一貴を抑えるなど好走しましたが、給油トラブルなどもあり、完走車中最下位。

スーティルはスタート直後の混乱に巻き込まれてしまいました。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ、ボーデ共にリタイア。
スタート直後の混乱に2台とも巻き込まれてしまいました。不運としか言いようがありません。


次戦は5月24日、モナコGPです。モナコの週末はF1でも特別。空気が変わります。
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2009年F1第5戦スペインGP 予選

バトンがポール! ベッテル2番手、バリチェロ3番手 [F1-LIVE.com]
スペインGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトンがポールポジション。バリチェロ3番手スタート。
バトンは最後のアタックに出たとき、残り時間が少なくて冷や冷やしましたが、タイムリミットギリギリでコントロールラインを通過。

フューエルエフェクトを考えると、2周分は多く積んでいるベッテルが有利です。ただし、タイヤを綺麗に使えるのはブラウンGP。バトンが最初のピットインまでに5秒くらいリードを作れたら、どちらが前に出るか分からなくなります。確実に勝つ方法としては、バリチェロがスタートダッシュを決めて、ベッテルをしっかり抑えること。前戦ではトヨタが1-2体制を築きながら勝負を捨ててしまいましたが、ロス・ブラウンならしっかり勝ちにいくでしょう。レコードライン側(奇数グリッド)のスタートが有利なコースなので、バリチェロがベッテルを抜く可能性は十分にあります。

KERSを積んだマッサのスタートには注意。ベッテルばかり見ていると足元をすくわれます。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル2番手スタート。ウェバー5番手スタート。
ベッテルは、序盤バトンにしっかりついていければ、優勝の可能性が高いです。もしスタートでトップに立てれば、断然有利。

気になるのはハードタイヤでのパフォーマンス。おそらく最後のスティントで使用することになりますが…。レッドブルのリアタイヤの消耗率を考えると、最後まで油断はできません。

ウェバーは表彰台狙い。重量はベッテルと全く同じです。状況によってピットストップの順番を変えてくるのでしょう。

それにしても…レッドブルは変態的に速くなりましたね。これでまだ、新型ディフューザーを搭載してないんですから。この先どうなることやら。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ4番手スタート。ライコネン16番手スタート。
フェラーリが復調してきました。マッサは、ベッテルよりもさらに2周分は積んでいます。上位3台との面白い戦いが見られそうです。

フェラーリとしては、この進歩具合は悩みどころでしょう。この先、チャンピオン争いに関わっていけそうな予感もありますが…。見切りを付けるタイミングが難しくなりました。

ライコネンは、マレーシアGPでのマッサと同様の判断ミスでQ1脱落。教訓が全く生かされていません。マシンが多少改善されたとはいえ、多くのチームが接戦を繰り広げている状況は変わらないのですから、余裕こいてないで全力で戦いに行かなきゃ駄目ですよ…。

ま、速さはありますから、今回のオーバーテイクショー要員です(笑)

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック6番手スタート。トゥルーリ7番手スタート。
トヨタはまあ、こんなものでしょう。表彰台を狙うなら5番手には入りたかった…。これから先も、この辺りの戦いになりそうです。それだけ、他チームの追い上げが激しいですから。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ8番手スタート。ピケJr.12番手スタート。
観客の大半がアロンソ目当てで来ているであろう、母国GPですが、状況は楽ではありません。全マシン中最軽量でありながら、上位陣の軽いマシンの中で最後尾。前戦と似たような状況です。スタートダッシュを決められなければ、中盤以降ずるずると順位を下げることになるでしょう。しかもルノーは今回KERSを積んでいないんですよね。厳しいなあ…。

ピケJr.は12番手…今回の予選はなかなか良かったのではないでしょうか。今回、アホなことをやりまくると、クビになる可能性が高いので…。とにかく、回らないように注意が必要です。シート安泰のためには1ポイントでも欲しいところ。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ9番手スタート。中嶋一貴11番手スタート。
調子がいまいちでもチームメイトを上回ってきたロズベルグ。重めの燃料を積んでいる中で最前列。そして奇数グリッドスタート。順調に走りきればポイント圏内でフィニッシュできるでしょう。スタートで2〜3台抜ければ、より面白くなります。

中嶋一貴は絶好調とも言える予選でしたが、惜しくも100分の2秒足らず、Q3進出はなりませんでした。しかし11番手はとても有利なポジションです。トラブルなく走りきればポイント獲得のチャンスもあります。ただ……。どうしても、昨年のバレンシアでのヨーロッパGPを思い出してしまうんですよね。観客のほとんどがアロンソを見に来ていたというのに、1周目で追突してリタイアに追い込んでしまいました。そして今回、アロンソが偶数グリッドの8番手。一貴が奇数グリッドの11番手。……あの時の再現とならないよう祈ってます。もし同じことしたら、無事に出国できるか分かりませんよ(笑) 少なくとも、スペイン国内での一貴に対する評価は決定的になるはず。本人も分かってるとは思いますが、触らぬ神に祟りなし。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ10番手スタート。ハイドフェルド13番手スタート。
ロズベルグの後ろについてしまったのは、クビサとしては不本意でしょう。ロズベルグより3周分は軽いはずなので、スタートでかわしたいところですが…。混乱を上手く利用でもしない限り、難しいでしょうね。

ハイドフェルドは午前のフリー走行でクラッシュして、セッティングを詰められませんでした。前のピケJr.、中嶋一貴とほぼ同量の燃料を搭載しています。この3台の争いも見所となりそうです。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン14番手スタート。コバライネン18番手スタート。
アップデートを前倒ししたことで、今回、他チームの追い上げにあい、コース自体にもマシンが合わず…。ハミルトンの予選結果は仕方ないです。それよりも、ハミルトンの重量…全マシン中最大です。さすがにここまで重くしてしまうと、不利な面ばかり見えてきてしまいますが…。何か秘策があるのでしょうか。混乱の少ないコースのセーフティーカーに賭け、1ストップ作戦とか。…いつのまにやら上位に上がってくることが多いですからね。要注目です。

コバライネンは…さすがにQ1脱落は屈辱でしょう。突破ラインとの差もかなりありました。お笑いレースにならなければいいけど。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ15番手スタート。ボーデ17番手スタート。
ブエミの重量は全体で2番目。スタートでハミルトンの前には出たいところです。…それでも終盤前に出てるのはハミルトンでしょうね。

ボーデはまたしてもQ1脱落。中嶋一貴、ピケJr.、コバライネンと共に、来季シートが危ぶまれる1人です。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル19番手スタート。フィジケラ20番手スタート。
他チームに全く歯が立たず。独走態勢が見られるでしょう。その中で、スーティルがどれだけ輝きを放てるか…。


決勝は日本時間21時からです。地上波での放映は、フジテレビにて23時50分から。
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2009年F1第5戦スペインGP 金曜フリー走行

最速はロズベルグ! 中嶋も2番手につける [F1-LIVE.com]

スペインGPが開幕しました。ヨーロッパラウンド開始です。

新型インフルエンザの流行を避けるために、無観客レースになるのでは、と噂されていましたが、無事に開催にこぎつけたようです。…それが正しい判断だったかどうかは、後になってみないと分かりませんが(たぶん大丈夫でしょうけど)。


■ウィリアムズ(KERS非搭載)
午前は中嶋一貴5番手、ロズベルグ6番手。午後は中嶋一貴2番手、ロズベルグ1番手。
ロズベルグのフリー走行番長ぶりは相変わらずですが、大幅アップデートが功を奏して、中嶋一貴もタイムを上げてきました。初日のワンツーを獲得。ただし、終盤ロズベルグがガス欠で止まってしまったことからも分かるように、あくまでも空タンアタックでのアピールだったので、優勝を争う力はさすがに無いでしょう。

中嶋一貴は今回、セクター2の速さが光ってます。なんとしても、今年初のQ3に進出したいところです。ここいらで一発、汚名返上を。

■ルノー(KERS非搭載)
午前はピケJr.7番手、アロンソ17番手。午後はピケJr.8番手、アロンソ3番手。
ルノーは再びKERSを外してきました。それでもアロンソなら、バランスの悪いマシンでもそれなりに仕上げてくると思いますが…。ピケJr.はQ1突破できるかどうかの戦いでしょう。今日もよく回っていらっしゃいました。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
午前はバトン1番手、バリチェロ10番手。午後はバトン6番手、バリチェロ4番手。
まだまだ、最速の座は譲っていません。資金難かつ準備期間の短かったブラウンGPは、ここで初のアップデート。そしてブラウンGPのバランスのとれたマシンはバルセロナに合っています。優勝候補1番手。…稼いでおかなきゃ、後が怖いですから。

■レッドブル(KERS非搭載)
午前はウェバー12番手、ベッテル13番手。午後はウェバー5番手、ベッテル7番手。
プログラムを完遂し、問題点もきちんと把握している様子。今回もブラウンGPの強力なライバルとなるでしょう。

ベッテルは、無線が混戦して、タクシードライバーと会話する羽目になったそうです(笑)

■フェラーリ(KERS搭載
午前はマッサ9番手、ライコネン11番手。午後はマッサ15番手、ライコネン10番手。
新型ディフューザーの搭載など、大幅なアップデートを施してきました。KERSも搭載し、今季マシンの基礎の完成といったところです。ただ、初日の走りからは、上位チームとどの程度差を縮められたかは分かりませんでした。初物パーツのデータをしっかり検証して、予選でどの位置まで持ってこれるか…。もし今回、上位チームに全く太刀打ちできないようなら、このまま今季を捨てて来季の開発体制に移る可能性があります。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
午前はボーデ15番手、ブエミ18番手。午後はボーデ11番手、ブエミ9番手。
ブエミは午後の走行でリアブレーキから火が出て、ストップ。しかし再びコースに戻り、9番手を獲得しました。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
午前はフィジケラ16番手、スーティル20番手。午後はフィジケラ12番手、スーティル20番手。
なんと、ここで初めて可変フロントウイングを装着。最下位脱出を目指して、トロ・ロッソに挑みます。

■マクラーレン(KERS搭載
午前はハミルトン14番手、コバライネン19番手。午後はハミルトン13番手、コバライネン14番手。
開幕戦から考えれば、かなり前進したマクラーレンですが、バーレーンGPからの進歩具合は他チームに比べると遅れをとっている印象。Q3進出も厳しいでしょう。それでもハミルトンは決勝でポイント圏内に入ってくるでしょうけど。

■BMW(KERS非搭載)
午前はクビサ3番手、ハイドフェルド4番手。午後はクビサ16番手、ハイドフェルド17番手。
最初からKERS非搭載。良いですね。今回のクビサは期待できそうです。BMWは大幅なアップデートを施したものの、新型ディフューザーの搭載は間に合いませんでした。ディフューザーでどの程度の差が出るのか、今後のレースも含めて比較が楽しめそうです。

■トヨタ(KERS非搭載)
午前はトゥルーリ2番手、グロック8番手。午後はトゥルーリ19番手、グロック18番手。
前戦でフロントローを独占したトヨタでしたが…。各チームの状況を考えると、再び返り咲くのは容易ではありません。トゥルーリの予選番長ぶりで、なんとか上位5番手くらいに入りたいところです。


予選は日本時間21時から。
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2009年F1第4戦バーレーンGP 決勝

バトンが完勝で今季3勝目! 2位ベッテル、3位トゥルーリ [F1-LIVE.com]

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン優勝。バリチェロ5位。
バトンはスタートでベッテルを抜き、自力優勝への道を作り出しました。その後、スタートで抜かれたハミルトンを抜き返し、トゥルーリの後ろにはりついて、勝ちパターンに突入。1回目のピットストップ後に難なくトップに立ち、ペースをコントロールしながら圧勝しました。今後はこう易々と勝ちを取りにはいけないでしょうから、4戦中3勝とスタートダッシュに成功したことは非常に大きな意味を持ちます。上位入賞をし続けるだけでもタイトル争いに絡んでいけるでしょう。

バリチェロは何故か3回ストップ。リスクの分散という意味合いもあったのかもしれませんが、2回ストップならもう少し上位でチェッカーを受けられたはずです。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル2位。ウェバー11位。
ベッテルはスタート失敗で順位を守れなかったのが痛手でした。その結果、最初のスティントでハミルトンに抑えられ、次のスティントでトゥルーリに抑えられ…。それがなければ、最後までバトンと争っていたはずです。

ウェバーは19番手スタートでしたが、ロケットスタートで11番手まで順位を上げました。ただし最終結果も11位。ポイントを取れなきゃ意味がありません。予選の失敗が全てでした。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ3位。グロック7位。
グロックがスタートで前に立ちました。トゥルーリは一時ハミルトンに前に出られるも、すぐに抜き返して2番手をキープ。ここまでは良かったんです。しかし、その後すぐにバトンが真後ろに…。この時点で、トヨタの初優勝はなくなったも同然でした。勝利のために、グロックを捨てる覚悟が欲しかった…。燃料の軽いグロックは当然順位を下げ、トゥルーリも若干の軽さが災いして、ピットの度に1つずつ順位を落としました。その結果得られたのはトゥルーリの6ポイントとグロックの2ポイントだけ。初優勝の価値とは比べるべくもありません。こんなお粗末なレースを繰り返す限り、今後も優勝は望めないでしょう。勝てないままの撤退……現実味を帯びてきました。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン4位。コバライネン12位。
ハミルトンは、なんと言ってもKERSを駆使したスタートが見事でした。一気に2番手に。さすがにレースペースでは上位3台にはかなわないので、4位入賞は精一杯の結果だったと思います。

コバライネンはスタートで大きく順位を落としてしまったのが痛手でした。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン6位。マッサ14位。
ライコネンはKERSをしっかり使って、スタートで9番手から6番手にジャンプアップ。重タンながら、軽いアロンソを最初のピットストップまで抑え続けたことで、入賞を確実なものにしました。なんと、これがフェラーリの今季初ポイント。これからアップデートしていくでしょうけど、どれだけ追い上げられるか…。

マッサはスタート直後の1コーナーでライコネンと接触し、フロントウイングを破損。ピットストップを強いられ、後方からのレースとなってしまいました。その後もKERSが作動しなくなるなど、トラブル続きでペースが上がりませんでした。

■ルノー(KERS搭載
アロンソ8位。ピケJr.10位。
アロンソは、上位入賞のためには、スタートで重タンマシンを前に出さないことが絶対条件でした。しかしライコネンに抑えられてしまい、8位入賞が限界でした。

ピケJr.は、今回はアホなミスもなく、無難にレースを終えました。多少は評価も持ち直したでしょう…。しかし、この程度ではレギュラーの座は安泰とは言えません。ラストチャンスとなるかもしれない次戦では、ポイント獲得、もしくはトラブルなく走りきったアロンソよりも先着するくらいのアピールが必要です。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ9位。中嶋一貴リタイア。
ロズベルグは、チーム力なりの走りを最後までしましたが、ポイント獲得ならず。リタイアが下位の1台しかなかったので、仕方ないです。

そして、唯一のリタイアを喫したのは、ネタドライバー中島一貴。接触して順位を落とし、緊急ピットイン。そのまま最下位争い。クビサとの接触後に油圧系トラブルでピットに入ってリタイア。何ひとつ良いところがありませんでした。本人はポジティブな部分をどうのこうのと言ってましたが…。いい加減、クビにされてもおかしくない状況です。そうなっても誰も文句は言わないでしょう。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ13位。ブエミ17位。
ボーデは最下位スタートながら、最後まで良いペースで走りきり、13位に。ブエミとの経験の差を見せ付けた……と思いたいです(笑)

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ15位。スーティル16位。
フィジケラもスーティルもBMWを抑える良いレースをしました。

■BMW(KERS搭載
クビサ18位。ハイドフェルド19位。
1ストップ作戦の賭けに出ていた2台でしたが、スタート直後に2台ともマシンを破損しピットイン。超重タンで最後方を走るだけのレースになってしまいました。BMWにとって、史上最悪のレースだったと言えるでしょう。今後のアップデートで、どれだけ復活できるのやら…。


次戦は2週間後、5月10日のスペインGPです。舞台はヨーロッパへ移り、各チームとも大幅なアップデートを施してきます。
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