バトンがモナコ初制覇! バリチェロ2位、ライコネン3位 [F1-LIVE.com]
■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン優勝。バリチェロ2位。
バリチェロがスタートでライコネンを抜いて、バトンとの1-2体勢に持ち込んだところで、バトンの優勝は決まったようなものでした。完璧なるポール・トゥ・ウィン。
バリチェロは最初のスティントでリアタイヤにグレイニングが発生。ペースが落ち、後続を抑える形になって、結果的にはバトンの優勝をアシストしました。
残り11戦でバトン51ポイント、バリチェロ35ポイント、ベッテル23ポイント。バトンは、現在ランキング3位以下の誰かに残り全戦を優勝されたとしても、全戦2位になればチャンピオンになることが出来ます。バリチェロだけは、バトンを抜いて自力優勝する可能性が残されていますが、ブラウンGPとしてはこれでマジックが点灯したようなものです。
■フェラーリ(KERS搭載)
ライコネン3位。マッサ4位。
やはりここでのスタートでは、KERSは役立たずでした。しかし、絶不調だったフェラーリがようやく表彰台に上がれる位置まで戻ってきました。ここまできたら、今シーズンの開発を継続するしかないでしょう。
ライコネンは、最初のスティントでバリチェロのペースが上がらないのを見て、早めにピットインする賭けに。しかし、バリチェロも早めにピットインし、搭載燃料も少なめにコースに出て、再び前に出られてしまいました。こうなれば、意地でもついていって、2回目のピットストップで抜きたいところでしたが、タイヤ交換に手間取って数秒をロス。3位止まりでした。しかしライコネンは3位でもいいんですよね。シャンパンが飲めるなら(笑)
マッサはトラブルなく走りきり、中盤にはファステストラップも記録。軽タン状態でのフェラーリのパフォーマンスの良さを証明しました。
■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー5位。ベッテルリタイア。
ウェバーは、他の上位マシンとあまり変わらない燃料搭載量でしたが、他車がちょっとだけ早くピットインした際にプッシュして前に出て、5位でフィニッシュしました。厳しい状況だと思われていただけに、この結果はかなり満足のいくものでしょう。
一方、ベッテルはスタート時に履いていたソフト側のタイヤが機能せず、ペースが上がらないままスピンしてクラッシュ。早々にリタイアしました。今回はフリー走行から不運続きでしたが、トルコGPでは鬱憤を晴らしてくれるでしょう。
■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ6位。中嶋一貴15位完走扱い。
ロズベルグはスタートでポジションをキープ。前のマッサがショートカットでベッテルを抜いてしまい、自主的に譲った際、ロズベルグはベッテルの真後ろに張り付きオーバーテイク。会心でした。マッサは、早くポジションを譲ってアピールする必要があったとはいえ、油断しました。その後もポジションを守り抜き、3ポイントを獲得。
一方、中嶋一貴は…。決して悪い走りではありませんでした。しかし、上位の車のピットアウトで、何度直前に入られたことか…。あまりに不運でした。後手後手で順位を落とし、終盤まで10番手を走行。最初の1回を回避できていれば、負のスパイラルにならずに、ポイントを獲得できていたかもしれません。…まあ、最初に直前に入ったのはロズベルグなんですけど(笑)
また、謎の、極端に短い3rdスティントで完全にチャンスを潰しました。最後のピットストップの時点で残り6周。過剰給油ミスがあったわけでもなさそうだし、何故こんな仕打ちを一貴にしたのか、ウィリアムズの考えがよく分かりません。
一貴はフラストレーションがたまっていたのでしょう。最終周に、せめて良いラップタイムを残しておこうと思ったのか、アタックをしてクラッシュ。最後にまたしても恥をさらしてしまいました。
■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ7位。ピケJr.リタイア。
アロンソも中嶋一貴に近い戦略で、それが若干裏目に出てしまいましたが、それでも粘って2ポイントを獲得しました。
ピケJr.はスタートでブエミをかわしたものの、そのブエミに追突されてリタイア。ピケJr.には全く責任がありませんが…ネタドライバーらしい不運ぶりにはあきれてしまいます。
■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ8位。ブエミリタイア。
ボーデは1ストップ戦略がぴたりとはまり、中嶋一貴らを不運に追いやって見事に1ポイントを獲得。素晴らしい走りでした。
一方ブエミはピケJr.に追突してリタイア。
初のF1モナコGPを苦い思い出に染めることになりました。一応謝罪はしたようですが、ピケJr.のブレーキが早かっただの何だの、言い訳がましいことも言っています。相手がシューマッハだったら、いつぞやの琢磨みたいに殴られてたかもしれませんね(笑)
■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ9位。スーティル14位。
今回の敢闘賞はフィジケラでしょう。フォース・インディアのマシンで、ボーデ同様1ストップで、入賞まであと一歩という位置まで持ってきました。フィジケラの意地を感じました。ちなみに、アロンソと中嶋一貴を最も苦しめたのが、このフィジケラです(笑)
スーティルはタイヤの磨耗の問題で順位を落とし、早々に青旗の餌食に。狭いモナコですから、その後は勝負になりませんでした。最初にスーパーソフトを選択したのが間違いでした。同様の作戦をとったマシンは4台いましたが、それが成功したのはバトンだけ。バリチェロですら苦労しましたしね…。
■トヨタ(KERS非搭載)
グロック10位。トゥルーリ13位。
700キロオーバーでスタートしたグロック。予選後には、やけくそだと揶揄しましたが、今回の後続勢は間違いなく1ストップで利を得ました。2ストップのトゥルーリはグロックのはるか後方でチェッカーを受けました。
次戦トルコでも結果を残せなければ、トヨタのスランプはいよいよ深刻になります。そもそもトルコであまり良い結果を出せていないイメージがあるのですが、今年はマシンが大きく変わりましたからね。どうなるでしょうか。
■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド11位。クビサリタイア。
ハイドフェルドは、今回有利に働いた1ストップ作戦をもってしても、11位が限界でした。クビサはブレーキトラブルでリタイア。
トルコではようやくダブルディフューザーを投入しますが、どれほどの効果があるのでしょうか。2人とも、せめて中嶋一貴よりは上にいきたいですよね(笑)
■マクラーレン(KERS搭載)
ハミルトン12位。コバライネンリタイア。
ハミルトンは、最後尾スタートだというのに重量が軽かったため、てっきりピットからスタートするものだと思ってましたが、最後尾から普通にスタート。ただしタイヤがソフト側。どうせ後ろを走っていて、1ストップの奴らに詰まり続けるんだから、さっさと使えないタイヤを消費してしまおうという作戦だったのでしょうか。
下位で苦しみながらも耐える経験というのは、いずれ再びチャンピオンを争うときに役に立つと思います。周回遅れを馬鹿にするような発言もさすがに控えるようになるでしょう。
コバライネンは、自らのミスでクラッシュしてリタイア。第3のネタドライバーとしての役目を全うしました。やはり、来シーズンのシートは厳しいようですね。マクラーレンは後釜ドライバーの獲得を考えているようです。
次戦トルコGPは2週間後の6月7日です。魔の8コーナーが待ち構えています。面白いレースになりそう。
…そういえば、昨年SAF1が閉め出されたのはトルコGPでしたね…。
■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン優勝。バリチェロ2位。
バリチェロがスタートでライコネンを抜いて、バトンとの1-2体勢に持ち込んだところで、バトンの優勝は決まったようなものでした。完璧なるポール・トゥ・ウィン。
バリチェロは最初のスティントでリアタイヤにグレイニングが発生。ペースが落ち、後続を抑える形になって、結果的にはバトンの優勝をアシストしました。
残り11戦でバトン51ポイント、バリチェロ35ポイント、ベッテル23ポイント。バトンは、現在ランキング3位以下の誰かに残り全戦を優勝されたとしても、全戦2位になればチャンピオンになることが出来ます。バリチェロだけは、バトンを抜いて自力優勝する可能性が残されていますが、ブラウンGPとしてはこれでマジックが点灯したようなものです。
■フェラーリ(KERS搭載)
ライコネン3位。マッサ4位。
やはりここでのスタートでは、KERSは役立たずでした。しかし、絶不調だったフェラーリがようやく表彰台に上がれる位置まで戻ってきました。ここまできたら、今シーズンの開発を継続するしかないでしょう。
ライコネンは、最初のスティントでバリチェロのペースが上がらないのを見て、早めにピットインする賭けに。しかし、バリチェロも早めにピットインし、搭載燃料も少なめにコースに出て、再び前に出られてしまいました。こうなれば、意地でもついていって、2回目のピットストップで抜きたいところでしたが、タイヤ交換に手間取って数秒をロス。3位止まりでした。しかしライコネンは3位でもいいんですよね。シャンパンが飲めるなら(笑)
マッサはトラブルなく走りきり、中盤にはファステストラップも記録。軽タン状態でのフェラーリのパフォーマンスの良さを証明しました。
■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー5位。ベッテルリタイア。
ウェバーは、他の上位マシンとあまり変わらない燃料搭載量でしたが、他車がちょっとだけ早くピットインした際にプッシュして前に出て、5位でフィニッシュしました。厳しい状況だと思われていただけに、この結果はかなり満足のいくものでしょう。
一方、ベッテルはスタート時に履いていたソフト側のタイヤが機能せず、ペースが上がらないままスピンしてクラッシュ。早々にリタイアしました。今回はフリー走行から不運続きでしたが、トルコGPでは鬱憤を晴らしてくれるでしょう。
■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ6位。中嶋一貴15位完走扱い。
ロズベルグはスタートでポジションをキープ。前のマッサがショートカットでベッテルを抜いてしまい、自主的に譲った際、ロズベルグはベッテルの真後ろに張り付きオーバーテイク。会心でした。マッサは、早くポジションを譲ってアピールする必要があったとはいえ、油断しました。その後もポジションを守り抜き、3ポイントを獲得。
一方、中嶋一貴は…。決して悪い走りではありませんでした。しかし、上位の車のピットアウトで、何度直前に入られたことか…。あまりに不運でした。後手後手で順位を落とし、終盤まで10番手を走行。最初の1回を回避できていれば、負のスパイラルにならずに、ポイントを獲得できていたかもしれません。…まあ、最初に直前に入ったのはロズベルグなんですけど(笑)
また、謎の、極端に短い3rdスティントで完全にチャンスを潰しました。最後のピットストップの時点で残り6周。過剰給油ミスがあったわけでもなさそうだし、何故こんな仕打ちを一貴にしたのか、ウィリアムズの考えがよく分かりません。
一貴はフラストレーションがたまっていたのでしょう。最終周に、せめて良いラップタイムを残しておこうと思ったのか、アタックをしてクラッシュ。最後にまたしても恥をさらしてしまいました。
■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ7位。ピケJr.リタイア。
アロンソも中嶋一貴に近い戦略で、それが若干裏目に出てしまいましたが、それでも粘って2ポイントを獲得しました。
ピケJr.はスタートでブエミをかわしたものの、そのブエミに追突されてリタイア。ピケJr.には全く責任がありませんが…ネタドライバーらしい不運ぶりにはあきれてしまいます。
■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ボーデ8位。ブエミリタイア。
ボーデは1ストップ戦略がぴたりとはまり、中嶋一貴らを不運に追いやって見事に1ポイントを獲得。素晴らしい走りでした。
一方ブエミはピケJr.に追突してリタイア。
初のF1モナコGPを苦い思い出に染めることになりました。一応謝罪はしたようですが、ピケJr.のブレーキが早かっただの何だの、言い訳がましいことも言っています。相手がシューマッハだったら、いつぞやの琢磨みたいに殴られてたかもしれませんね(笑)
■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ9位。スーティル14位。
今回の敢闘賞はフィジケラでしょう。フォース・インディアのマシンで、ボーデ同様1ストップで、入賞まであと一歩という位置まで持ってきました。フィジケラの意地を感じました。ちなみに、アロンソと中嶋一貴を最も苦しめたのが、このフィジケラです(笑)
スーティルはタイヤの磨耗の問題で順位を落とし、早々に青旗の餌食に。狭いモナコですから、その後は勝負になりませんでした。最初にスーパーソフトを選択したのが間違いでした。同様の作戦をとったマシンは4台いましたが、それが成功したのはバトンだけ。バリチェロですら苦労しましたしね…。
■トヨタ(KERS非搭載)
グロック10位。トゥルーリ13位。
700キロオーバーでスタートしたグロック。予選後には、やけくそだと揶揄しましたが、今回の後続勢は間違いなく1ストップで利を得ました。2ストップのトゥルーリはグロックのはるか後方でチェッカーを受けました。
次戦トルコでも結果を残せなければ、トヨタのスランプはいよいよ深刻になります。そもそもトルコであまり良い結果を出せていないイメージがあるのですが、今年はマシンが大きく変わりましたからね。どうなるでしょうか。
■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド11位。クビサリタイア。
ハイドフェルドは、今回有利に働いた1ストップ作戦をもってしても、11位が限界でした。クビサはブレーキトラブルでリタイア。
トルコではようやくダブルディフューザーを投入しますが、どれほどの効果があるのでしょうか。2人とも、せめて中嶋一貴よりは上にいきたいですよね(笑)
■マクラーレン(KERS搭載)
ハミルトン12位。コバライネンリタイア。
ハミルトンは、最後尾スタートだというのに重量が軽かったため、てっきりピットからスタートするものだと思ってましたが、最後尾から普通にスタート。ただしタイヤがソフト側。どうせ後ろを走っていて、1ストップの奴らに詰まり続けるんだから、さっさと使えないタイヤを消費してしまおうという作戦だったのでしょうか。
下位で苦しみながらも耐える経験というのは、いずれ再びチャンピオンを争うときに役に立つと思います。周回遅れを馬鹿にするような発言もさすがに控えるようになるでしょう。
コバライネンは、自らのミスでクラッシュしてリタイア。第3のネタドライバーとしての役目を全うしました。やはり、来シーズンのシートは厳しいようですね。マクラーレンは後釜ドライバーの獲得を考えているようです。
次戦トルコGPは2週間後の6月7日です。魔の8コーナーが待ち構えています。面白いレースになりそう。
…そういえば、昨年SAF1が閉め出されたのはトルコGPでしたね…。