メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

2009年F1開幕戦オーストラリアGP 決勝

ブラウンGPがデビュー戦1-2フィニッシュの快挙! [F1-LIVE.com]

ソフト側のタイヤのタレが酷かったなあ…。昨年のルールですら、片方のタイヤがどうしようもなく使えない時もあったのに、1つあけて使わせるのはどうなんでしょう。運の要素が強くなりすぎて、純粋な実力が決勝で見えにくくなっています。視聴者が喜ぶ「ドラマ」は増えるんでしょうけどね。特に終盤に。

KERSは、明らかに役に立ったと言えるのはスタートくらいでした。後はバランスを悪くしただけの重りと化していました。後続車に抜かれないために役に立った、という見方もありますが、そもそもKERSを積んでいなければ接近される回数も減るでしょうから…。まあ、KERSはこれからです。バーレーンのようなストレートの長いコースでどう威力を発揮できるかが重要です。

セーフティーカーの新しいルールは、昨年ほどの理不尽な順位変動もあまりなく、基本的には成功していたように思います。しかし、ここでもKERSが足を引っ張っているんですよね。感電事故を防ぐために、リタイアしたマシンの処理にどうしても時間がかかってしまうんです。当然、レース再開も遅れます。もちろん、マーシャルの安全が第一ではありますが…。このままだと、KERSの存在意義が問われることになりそうです(笑) コストダウンだのエコだの言いながら、チームに百億円単位の開発費をかけさせて、役に立ちませんでした、ではねえ…。


■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトンが2度目の優勝。見た目では圧勝とは言えませんが、完全にコントロールしてのポール・トゥ・ウィンです。何度かセーフティーカーが入ってリードが潰されたことを考えると、正しい判断だったと言えるでしょう。奇跡の開幕戦優勝だけではなく、先の勝利まで見据えられる戦略は、さすがロス・ブラウンといったところです。もしかしたら、あまりの速さに危機感を抱いたFIAがディフューザーへの見解を変えないよう、接戦を演出したのかもしれません。

ホンダについては……ホンダ側から何らかのアクションがない限り、もう言わないでおきます。


バリチェロは何度も後方に下がりながら、最終的に2位。ブラウンGPは1-2フィニッシュを飾りました。しかし…あまりにもミスが目立ちました。他車にぶつけすぎ。アマチュアにも程があります(笑) トラブルを抱えながらも表彰台に上がれたのは、マシンの力がそれだけ飛びぬけていたということ。バリチェロの状況は昨年のクルサードを思い起こさせます。今年は活躍できるだろうけど、その後はきっぱりと引退するべきかもしれません。

しかし、なんて頑丈なマシンなのでしょう。他の上位チームに比べて、テストが圧倒的に不足しているにも関わらず、今のところ抜群の信頼性を見せています。この調子で序盤戦にポイントを稼ぎまくれば、コンストラクターズチャンピオンの可能性もあるかもしれません。

■マクラーレン(KERS搭載
今のマクラーレンの力で、この位置でフィニッシュできるわけがないんですよ。ハミルトン。多くの運もあったとはいえ、粘りに粘って、地道に順位を上げていっての3位獲得。その腕を認めないわけにはいきません。今回、最大の予想外の出来事でした。しかし、毎度こんな活躍をされては、精神面での成長のチャンスが失われてしまいます(笑) 次回こそは周回遅れの屈辱を経験していただきたいところです。

コバライネンは、1コーナーの混乱に巻き込まれ、リタイア。今年も不運が続くのでしょうか。今から来季シートが心配です。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロックは、ピットスタートから着実に順位を上げ、4位。普通にスタートできれば、十分に表彰台を争う力があることを見せ付けました。

トゥルーリはピットスタートから素晴らしい走りで3位表彰台を獲得……したはずでしたが、レース後に25秒加算ペナルティを下され、最後までSCパレードだったこともあって12位となってしまいました。開幕戦は、ことごとくトヨタに逆風が吹きました。意図的なものかどうかは分かりませんが。

ペナルティの理由は、セーフティーカー中にハミルトンを抜いたこと。ただ、セーフティーカーが入った時点ではトゥルーリが前でした。その後、ちょっとコースアウトしたときにハミルトンに抜かれたんだけど、ハミルトンが自主的に譲ったために再び前に出ました。…それが、セーフティーカー中のオーバーテイクと見なされて、ペナルティに…。結果、ハミルトンが表彰台で、トゥルーリがノーポイントです。納得いかないなあ。ハミルトンも、チームから譲れと指示された、とレース後に口を滑らせているというのに。

■ルノー(KERS搭載
アロンソは5位。スタート直後の混乱を避けるためにコースアウトしてしまい、後方からの追い上げとなってしまいましたが、セーフティーカー等の運にも助けられました。この4ポイントは、ルノーにとって貴重なポイントとなるかもしれません。

ピケJr.はセーフティーカーの運もあって上位を走行していましたが、レース再開後にブレーキトラブルによりスピン。そのままコースアウトしてしまいました。はっきりとは分かりませんが、このブレーキ異常はKERSによる不具合かもしれません。今後のレースで、長いストレートにおいてKERSで加速しまくって、ブレーキを踏んだ途端にこんなことになれば…。モンツァあたり、非常に怖いです。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグが6位。マシンの実力的には、もうちょっと上位でもおかしくなかったのですが、小さなミスやトラブルが重なって順位を上げられませんでした。ただ、今後のレースには期待出来ます。少なくとも、ヨーロッパラウンドあたりでフェラーリが改善を施してくるまでは。

中嶋一貴は、重タン作戦が功を奏して順位を上げ、上位入賞も期待できる面白い展開になりましたが、縁石に乗り上げた際にコントロールを失ってウォールにぶつかり、リタイア。今シーズン最初のセーフティーカーの原因を作ってしまいました。今回の評価は最悪でしょう。いくらトヨタがバックアップしても擁護できなくなる…前に、表彰台に乗ってもらわなくては。序盤戦でチャンスを逃し続けると厳しいことになります。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミがF1初レースで7位、初ポイント獲得。見事な粘りの走りでした。性格的には生意気なところが見られるので、これで天狗にならなければ良いのですが。

ボーデも8位でなんとかポイント獲得。チームがブエミを重視してサポートしているので、立場は厳しいですが、新人を凹ませるほどの活躍を期待しています。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティルは9位。序盤の混乱でマシンにダメージを負ってピットイン。そこから、上手い再スタートで数台をパスするなど、あと一歩でポイントというところまで持ってきました。来季は是非、コバライネンの後釜に、と思っています(笑)

フィジケラは11位。(ロリポップマン等、チーム側にどの程度の責任があるかは分かりませんが)ピットイン時にピット位置を間違え、行き過ぎてしまう痛恨のミスをやらかしてしまいました。マシンを押し戻すために大幅にタイムをロス。これが新人のブエミならまだ分かるけども。中嶋一貴あたりもやらかしそうだけども。経験豊富なフィジケラがやってしまうとは、精神的にもきついでしょうね。

■BMW(ハイドフェルドだけKERS搭載
ハイドフェルドは10位。スタート直後の1コーナーでウェバーとバリチェロの接触に巻き込まれ、ダメージを負い、ペースが上がりませんでした。KERS非搭載のクビサとの違いを純粋に比較したかっただけに残念です。

クビサは15位完走扱い。終盤まで素晴らしいレース運びで、3位走行中、ソフトタイヤが原因でペースが落ちてきたベッテルをオーバーテイクしようとしたのですが、ベッテルが譲らずに接触。今シーズンからの大きなフロントウイングが仇となって、コントロールを失い、クラッシュ。派手に壊れましたが、外れたタイヤが頭に当たらなくて幸いでした。そういえば、クビサは昨年もオーストラリアGPで中嶋一貴に特攻されましたね…。それでもシーズン4位になったわけですから、これからの頑張りに期待してます。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバーは13位。スタート直後の1コーナーでイン側のドアを閉めたところ、バリチェロと接触。その勢いで外のハイドフェルドにも接触し、マシンバランスが崩れてしまいました。ここ数年、地元オーストラリアで良い結果を残せていません。

ベッテルは終盤までバトンに食らいついていきました。おそらくバトンがセーブしていたとはいえ、今回のNo.1ドライバーと言えるほどの素晴らしい走りを、ラスト3周まで見せてくれていました。しかし、ポジションを守りたい気持ちが強すぎたのか、前述のクビサとの接触でリタイア。14位完走扱いに終わりました。

クラッシュ後に3輪状態での危険走行を指示したとして、チームに罰金が科せられました。そしてベッテルは、クラッシュの責任を負わされて、次戦10グリッド降格のペナルティに…。確かに、どちらかといえば、突っ込みすぎたイン側のベッテルに非があるかもしれないけど、昨年ハミルトンがグロックをコース外に押し出したのとは違って、ある程度のラインは残していたし、そこまでのペナルティを下す必要があるのかは疑問です。これがレーシングアクシデントとして処理されないならば、FIAが求める抜きつ抜かれつのレースなんて、あまり期待出来なくなるでしょう。どうしてもというなら、あの接触しやすいフロントウイングの幅をもう少し縮めるべきだと思うのですが…。

今回、ベッテルが素直に非を認めたために、責任を押し付けられてしまった印象が強いです。そんなことになるなら、誰だって屁理屈をこねて言い訳しますよね…。正直者が損をするのはいかがなものでしょうか。

■フェラーリ(KERS搭載
ここまで順位通りに書いてきましたが、まさかフェラーリが一番最後に来るとは思いませんでした(笑)

ライコネンは、縁石で滑ってウォールにヒット。…この単純ミス、中嶋一貴だけではありませんでした(笑) 順位を落としながらも走行を続けましたが、結局マシントラブルでリタイア。16位完走扱い。

マッサも、一時は3番手を走行するなど、表彰台も狙える位置にいましたが、ソフトタイヤでスタートするフェラーリの作戦が裏目に出て、早々にタイヤを交換する羽目に。そしてその後セーフティーカーが入り、全てが後手後手に回ってしまいました。去年までのフェラーリなら、それでも巻き返せるだけの力がありましたが…。挽回できないまま、こちらもマシントラブルでリタイア。マレーシアでのフェラーリは、表彰台を狙っての争いになりそうです。


次戦マレーシアGPは今週末、4月5日です。おそらくブラウンGPの快進撃が続くでしょう。
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2009年F1開幕戦オーストラリアGP 予選

ブラウンGPが衝撃のフロントロー独占! ポールはバトン [F1-LIVE.com]
オーストラリアGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

今年から予選後に燃料搭載済みのマシン重量が公表されます。そのデータから各チームの戦略を予想することが出来ます。想像の幅は狭くなりましたが、これはこれで、楽しみも増えるかと。


■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトンがポールポジション、バリチェロが2番手で、フロントローを独占しました! 開幕戦で、これほどまでに圧倒的な速さでを魅せてくれるとは(笑) しかも、KERSも積んでないのに、上位チームの中で最も重いです。優勝に向けての不安要素は、マシントラブルとドライバーのミスくらい。

この結果を、ホンダはどう考えているでしょうか。株主へのアピールを優先して、その場しのぎの馬鹿なことをしてしまったと悔やむのか、自分たちが開発したシャシーなんだと誇りを持って祝福するのか…。ファンとしても複雑です。ホンダが今年参戦していたらと、もうあり得ないことを考えてしまって、辛いです。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテルが3番手スタート。レッドブルに移籍してなお、大器の片鱗を見せ続けています。後続のフェラーリをどう抑えるのか見物です。正直、レッドブルがここまでやれるとは思っていませんでした。ごめんなさいニューウェイ先生(笑)

ウェバーはラストアタックでミスをして、予選10位、8番手スタート。チームメイトとの差を考えると、地元だけに、本人もファンも歯がゆいでしょうね。もしかしたら、昨年末の怪我の影響を引きずっているかもしれません。…そうだとしても、それを理由にしたら降ろされるので、黙ってるでしょうけど。

■BMW(ハイドフェルドだけKERS搭載
KERS搭載のハイドフェルドがQ2落ちの11位、9番手スタートなのに対して、KERS非搭載のクビサは4番手スタート。面白いようにはっきりと差が出ました。この差が、KERSが足かせになっている分、と考えて全体の順位を修正すると、昨年の力関係に近づくのは興味深い点です。まあ、KERSはまだまだ発展途上なので、予選での差はこれから縮まっていくでしょう。コースによっては逆転するでしょうし。そもそもKERSが本領を発揮するのは決勝でのバトルのはずですから、是非とも使い続けて欲しいです。…その決断は、今日と来週の結果次第かな。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
全てのフリー走行でトップタイムをマークしたロズベルグでしたが、やはり本気勝負で優勝を争うほどの地力はありませんでした。しかしそれでも5番手。プライベーターの躍進は見ていて心地よいです。

対して中嶋一貴はミスをして、Q2落ちの13位、11番手スタート。結局昨年と同じような位置からのスタートになってしまいました。これだから評価が上がらないんですよね。決勝での粘りに期待するしかありません。…が、中嶋一貴はなんと全車中最軽量での出走となります。しかも、圧倒的な軽さ。トップ10以外の重量数値は自己申告制なので、虚偽の可能性もありますが…果たしてそれが許されるのでしょうか。数値が真実なら、10リットルも積んでいません。ソフトタイヤで一気に順位を上げる作戦……にしても燃料が少なすぎます。予選後に給油せずにそのまま計量したとしか思えません。奇策なのか、単なる申告ミスなのか、ルールを勘違いしてしまったのか…。レースが始まれば明らかになるでしょう。

訂正:やはりチームのミスでした(笑) 燃料を搭載せずに計った値を申告してしまった模様。実際は搭載燃料多めでスタートするようです。しかも前を走るアロンソより1〜2周分多いと思われます。このバトルは面白いことになりそうです。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ7位、6番手スタート。ライコネン9位、7番手スタート。もうちょっと上からのスタートを期待していましたが、現時点ではこれが限界なのでしょうか。それでも、KERS搭載組での最上位を意地で確保しました。KERSを駆使して、フェラーリが上位をどう攻略していくのか…。今日一番の注目ポイントです。ひたすら逃げるであろうブラウンGPを映し続けても面白くないですしね(笑) バリチェロがバトンに無駄に仕掛けるようなこともないでしょうし。

■ルノー(KERS搭載
アロンソは12位、10番手スタート。あの糞遅いマシンで、よくぞこの位置を確保した、さすがアロンソだと感心するばかり。(それに負けた中嶋一貴は限りなく恥ずかしいです(笑))

ピケJr.は17位、15番手スタート。これこそルノーの本来の位置なのかもしれませんが…。アロンソのチームメイトだということが彼の最大の不幸かもしれません。2年目なので、経験不足を言い訳には使えない時期にきています。

■マクラーレン(KERS搭載
コバライネン14位、12番手スタート。ハミルトン15位、18番手スタート。これではっきりしました。もうごまかせません。今年のマクラーレンは失敗マシンです。失敗ながらに、どう改善していくのか、その真価が問われます。…トップを独走するよりも、ある意味、ドライバーの力というものをみせることが出来る状況だと思います。昨年のアロンソがそうであったように。

ちなみにハミルトンはQ2でマシンをコースに出すことが出来ませんでしたが、ギアボックストラブルだったようです。18番手というのは、交換で5グリッド降格するためです。とても昨年のチャンピオンとは思えない、幸先の悪いシーズンスタートとなってしまいました。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ16位、13番手スタート。ボーデ20位、17番手スタート。ボーデは……琢磨からシートを守っておいて、フォース・インディアにも敗れるこの結果は、ちょっと……。複雑な気分です。

トロ・ロッソは、レッドブルとほぼ同設計ではありますが、フェラーリエンジンに合わせるためにどうしても開発が遅れてしまう傾向があるので、これから熟成されていくでしょう。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ18位、15番手スタート。スーティル19位、16番手スタート。フィジケラももう36歳。これから上位チームへの移籍はあまり考えられません。もう一花咲かせる余裕はさすがに無いかな。バリチェロは運が良かったけど…。スーティルは、メルセデス繋がりでマクラーレンあたりが引っ張ってくれないかなと期待しています。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロックが6位、トゥルーリが8位と、予選で好位置を確保したのですが…。予選後の車検で、リアウイングの遊びの存在…つまりフレキシブル性が高くなっていたことが発覚して、予選結果を抹消されてしまいました。それで、最後列、19番手&20番手からスタートすることに。「開幕戦から優勝する!」などとお偉いさんが豪語していましたが、こんなことに…。最近トヨタびいきのフジテレビもショックを受けていることでしょう(笑)

ただ…。このペナルティ、正直、イチャモンに近いのではないかと疑っています。牽制の意味での、政治的な駆け引きなのではないかと。ディフューザー関連で提訴されているチームが、これだけ上位を独占してしまうと、ねえ…。この状況が続くようだと、FIAも意見を翻して、ディフューザーレギュレーションの拡大解釈を禁止して、序盤戦の結果を剥奪する、なんて事態もありえるかな、と。考えすぎなら良いですが。


決勝は15時から。地上波での放映は、フジテレビにて16時からです。いつもより早いので注意。
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2009年F1開幕戦オーストラリアGP 金曜フリー走行

再びロズベルグが最速! バリチェロ、トゥルーリが続く [F1-LIVE.com]

F1、2009年シーズンが開幕しました!


■ウィリアムズ(KERS非搭載)
初日トップタイムを叩き出したのは、なんとロズベルグ! 燃料を軽くしてのアピールだとは思いますが…。メーカーチームの台頭の中で、ウィリアムズが再び力を取り戻す日が来るとは、誰が想像できたでしょうか。(多分いっぱいいますね(笑))

と、いうことは、です。ロズベルグのチームメイトは中嶋一貴。まぁ、あっさりと、日本人として3人目の表彰台を獲得してしまうかもしれません。まぁ、期待してもいいでしょう。まぁ。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
ブラウンGPは、フリー走行1、フリー走行2ともに最も安定したラップタイムを刻み、フリー走行2ではバリチェロが2番手につけました。バトンは5番手ですが、単にアタックラップでトラフィックに引っかかった模様。テスト不足ゆえに信頼性には疑問が残りますが、今のところ、かなりの安定感です。…SAF1発足時ほどではないけれども、ここメルボルンのグリッドにつけるだけでも奇跡と思われるような状況。それで優勝を狙える位置にいるんです。あんな、スポンサー名がほとんどないまっさらなマシンで。本当に面白いですね、F1は。

■トヨタ(KERS非搭載)
フリー走行1は順位的にはいまいちでしたが、フリー走行2になってトゥルーリ3番手、グロック6番手。トヨタのデザインを評価してる人は結構多いみたいですが、私は、あの鼻の下の長さが気になって仕方ありません(笑)

面白いことに、ここまでの上位3チーム、デフューザーの拡大解釈の件で提訴されています。あまり派手に活躍すると、後で“政治的な判断”によって序盤戦の結果を抹消されてしまう可能性も。

■レッドブル(KERS非搭載)
フリー走行1は下位に沈んで、これはニューウェイやっちまったかと不安にさせましたが、フリー走行2はウェバーが4番手に食い込んできました。ベッテルも8番手。

ここまでの4チーム、揃ってKERS非搭載。この事実にどういった意味があるのか、今後明らかになっていくでしょう。楽しみです。

■フェラーリ(KERS搭載
フリー走行1はマッサ7番手、ライコネン3番手。フリー走行2はマッサ10番手、ライコネン11番手。
タイム的には伸び悩んでいますが、それでもレースになれば優勝争いをするだけの力があると、私は思っています。プライベーターと違って、フリー走行で必死にアピールする必要もありませんしね。気になるのは、マッサとライコネンのパフォーマンスの違い。ライコネンは今年もマッサを下回るようなら、さすがにF1継続へのやる気が削がれてしまうのでは…。元々あまり無いだけに(笑)

■ルノー(KERS搭載
フリー走行1はアロンソ10番手、ピケJr.18番手。フリー走行2はアロンソ12番手、ピケJr.19番手。
全チーム中、もっとも風変わりな(笑)シャシーを用いていて、これで速かったらどうしようと不安でしたが…。前評判通り、はっきり言ってどうしようもない状況です。それでも10番手前後まで持ってくるあたり、アロンソはさすがだなあ、と。決勝では、よほどの混乱がない限り、ポイント争いに食い込むことも難しいでしょう。さて、この状況をアロンソはどうやって改善していくのか…。昨年も、酷い酷いと言っていた割には、終盤戦にはきっちりと勝てるマシンに仕上げてきましたからね。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
今シーズン、フェラーリエンジンからメルセデスエンジンへと載せかえたフォース・インディア。
フリー走行1はフィジケラ14番手、スーティル9番手。フリー走行2はフィジケラ13番手、スーティル9番手。
KERS非搭載の恩恵か、チーム規模の割にはなかなかのタイムです。さすがに決勝ではビリ争いに甘んじるでしょうけど…。

■BMW(ハイドフェルドだけKERS搭載
早期から熱心にKERSを開発してきたBMWですが、KERSにも重さがあるので、体格の良いクビサのマシンへの搭載はとりあえず見送った模様。同じチームでKERS搭載非搭載の比較ができるのは面白いので、どうなるか楽しみにしてました。結果は、フリー走行1ハイドフェルド11番手、クビサ13番手。フリー走行2はハイドフェルド14番手、クビサ15番手。なんと、KERS非搭載が有利ではと言われている中で、KERS搭載ハイドフェルドがクビサを上回りました。まあ、たかがフリー走行な上に微々たる差なので、予選以降を見てみないと何とも言えませんが。しかし、BMW、今年は期待できるかもと思ってましたが……ここ最近の失速感が否めません。

■マクラーレン(KERS搭載
フリー走行1はハミルトン16番手、コバライネン5番手。フリー走行2はハミルトン18番手、コバライネン17番手。
ふくよかなイメージの独特のデザイン。発表直後はさほど悪くないように言われていましたが、徐々にその遅さが目立ち始めて、現在は正直、優勝を争う位置にはいません。根本的に設計を間違ってしまったのでしょう。マクラーレンには時々あることです(笑) 今後、どれだけ改善していけるか見物です。

ハミルトンの連続チャンピオンは無理です。断言出来ます。ハミルトンは以前、周回遅れを馬鹿にするような発言をしていましたが、自分がその立場に立って苦闘することで人間的に成長することが出来れば、本当に良いドライバーとして周囲から認めてもらえるようになるかもしれません。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
フリー走行1はボーデ19番手、ブエミ15番手。フリー走行2はボーデ16番手、ブエミ20番手。
フェラーリエンジンの優位性が薄れたのか、昨年ほどの活躍は期待出来ません。もしかしたら、ここに琢磨の名前があったかもしれない…。でも、どの道華々しい活躍は厳しかったでしょうね。…もっとも、SAF1ですらあれだけ魅せてくれたわけで、何かやってくれたかもしれませんけど(笑) ま、仮定の話なんぞいくらしても無駄ですね。琢磨は今、F1にはいません。


予選は日本時間午後3時からです。
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2009年F1ルール変更点&注目ポイント

まずは、昨年までとの大まかな違いをば。


マシンがダサくなりました。


昨年までのF1では、ドライバーの安全を確保するため、路面への食いつきが悪いグルーブド(溝付き)タイヤを使って速度を抑えていました。しかし今年は、フロントウイングの大型化、リアウイングの小型化など、一目で分かるほど大幅に空力面でのレギュレーションが変更され、ダウンフォースが激減。それで速さを抑制する代わりに、溝のないスリックタイヤが11年ぶりに復活することになりました。それでも昨年よりタイムは落ちるだろうと思っていましたが……現時点で、既に昨年のタイムを越えてしまっています(笑)

タイヤの硬さは、昨年同様、4種類用意されています。そのうち、昨年は硬さ順に連続した2種類のタイヤをレースごとにブリヂストンが選出し、チームはレース中に両方使わないといけないというルールになっていました。それが今年は、間を1つあけて、2種類のタイヤを使うことになりました。具体的に言うと、スーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハードの4種類のタイヤがあるのですが、「スーパーソフト&ミディアム」もしくは「ソフト&ハード」をレースごとに使い分けることになります。つまり、ソフト側とハード側のタイヤの性能差が激しいので、今まで以上に予想が付かない展開が待ち受けているかもしれません。万全の独走態勢を築いていても、最後のタイヤ交換後にペースがガタ落ちする、なんてことも…。

空力パーツの大幅変更は、後方への乱気流を抑えて、オーバーテイクを増やそうという目的もありますが…。個人的には、フロントウイングの大型化が非常に気がかりです。昨年までも、スタート時に接触したマシンがフロントウイングを落として大混乱になったり、落としたフロントウイングを踏んで、そのままの勢いでウォールに突っ込んで大クラッシュしたり(一昨年カナダGPのクビサ等)、危険なシーンが多々見られました。それが、横幅が広くなってしまうわけですから、確実にリスクは増えるでしょう。スタート時の混乱は例年以上になりそうです。


エンジンは回転数を昨年より1,000回転低い18,000回転に制限。また、昨年までは1エンジン2レース使用の縛りがありましたが、今年は年間8基まで&9基目から10グリッド降格ペナルティに変更されました。そしてその8基は、どのレースで使っても構いません。極端なことを言うと、開幕戦で使ったエンジンを最終戦で使うことも可能です。エンジンにかかる負荷はサーキットごとに異なるので、負荷を上手く分散させる戦略も必要になります。例年、ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)とイタリアGP(モンツァ)の連続GPは各チームとも戦々恐々としていましたが、今年は確実に別エンジンを持ってくることでしょう。ただし、同週末の土曜午前フリー走行、予選、決勝は、同一エンジンを使う必要があります。決勝で使い古した、リスクの高いエンジンを、土曜午前だけ使っちゃおう、なんてことは出来ません(笑) つまり、今までと同様、土曜以降にエンジンを交換する羽目になればペナルティを下されるはず。確認はしてないけど、おそらく10グリッド降格。


KERS(運動エネルギー回生システム)の搭載が許可されたのも大きな変更ポイントです。要はハイブリッド技術。任意のタイミングで1周あたり7秒弱、80馬力程度増加させることが出来ます。これを利用してのオーバーテイクの増加が期待されています。ただし、重さが30キロ以上あるんですよね…。F1はドライバー込みでのマシンの最低重量が定められているので、KERSを載せたところで重さが増えるということはまず無いのですが…。何がまずいかというと、重心の位置をバラストで調整しづらくなるんです。KERSは後方に積む必要があるので、重心が後方寄りになってしまいます。しかし、スリックタイヤだと、重心をフロント寄りにしなければマシンバランスが崩れてしまうんですよね。正直、現時点でのKERSは諸刃の剣と言わざるを得ません。トヨタあたりは、序盤戦は非搭載で戦うと明言しています。非搭載ならば挙動が素直なので、予選では良い結果が期待できます。問題は、決勝でのバトルにどう影響が出るか…。たとえ1周あたりのタイムが速くても、KERSでオーバーテイク&ブロックされてしまっては、抜き返すのは困難です。その辺りに注目してみると面白いかもしれません。


今年はフロントウイングは、1周につき2回まで角度を調整することが出来ます。KERSの件もありますが、ドライバーの走行中の作業はかなり増えているものと思われます。その分、ちょっとしたことが命取りになるかもしれないなあ…。文字通りの命取りになったら嫌だけど(笑)


セーフティーカーのルールも変わります。昨年は、問答無用でピットレーンが閉じてしまい、早急に給油の必要があるなどして無理に入ると後でペナルティを食らってしまう、運に左右される仕様でした。今年は、セーフティーカーが入った時点で、各マシンの共通ECUの機能でピットに戻るための最小時間が表示されるだけで、ピットインを制限されることがなくなります。速度(タイム)が制限されることを除けば、基本的には2006年以前と同じかと。これでピット大混雑なシーンはあまり見られなくなると思います。不運が減ると考えれば、もちろん良いことですが…。番狂わせが減るのはちょっとつまらないかもしれませんね(笑) コース上のバトルで面白くなるのが一番ですけども。


昨年はハミルトンがチャンピオンになりましたが、優勝回数はマッサを下回っていました。それだけ優勝の価値が下がってしまっているわけで、なんとか改善しようと様々な議論がなされました。金銀銅メダル制、金メダル制、ポイントの差を広げる等、いくつか案が出たのですが、先日FIAが独断で金メダル制(最多優勝者がチャンピオン、2位以下はポイント順)の採用を決定。しかしチーム側から猛反発をくらい、とりあえず今年は昨年同様のポイント制が継続されることになりました。


ホンダは、一般ニュースでも報道された通り、撤退しました。昨年の不振を知る方は、それも仕方ないと思われるかもしれませんが、実はホンダは2008年シーズンを捨て、多額の開発費をかけて、大幅にルールが変わる2009年に賭けて来たんです。参戦出来ていたなら、第三期ホンダ最大のチャンスの年でした。

結局ロス・ブラウンがチームを買収。数億ドルもの資産であるにも関わらず、売却額はわずか1ポンドだったとも言われています。新しいチーム名はブラウンGP。ドライバーは、1人はバトン。もう1人は、ホンダ時代に噂されていたブルーノ・セナ(アイルトン・セナの甥)ではなく、引退が噂されていたルーベンス・バリチェロが大逆転で引き続きシートを確保しました。

シャシーはホンダの投資で開発したものですが、エンジンはメルセデスから購入。チーム譲渡のごたごたでテストが出来ず、出遅れ感が否めませんでしたが、数少ないテストで驚異的なタイムを叩きだし、開幕戦から優勝候補に挙げられています。もしホンダが参戦継続していれば…。どれだけの広告効果があったか、計り知れません。派遣を切ってまでF1参戦を継続することに疑問を呈しての撤退でしたが、新たな利益を見込めるならそもそも切る必要すらなく…。レースあってのホンダだと多くの人が思っています。もっと攻撃的な戦略をとって欲しかった…。今更ですが、本当に残念です。
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イトーヨーカドーでセールやってたらしいけど

WBC連覇:記念セールに大勢の客 イトーヨーカドー [毎日変態新聞]

昨日、イトーヨーカドーに寄ったら、駐車場が満車。
何かと思えば、衣料品の20%キャッシュバックキャンペーン開催中。


…いつもの衣料品2割引セールと何が違うん?


キャッシュバックコーナーに並ぶのに、逆に一手間増えてる始末。
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2009年F1ラインナップ

いよいよ明日からオーストラリアGP。F1の2009年シーズンが開幕します。まずはドライバーラインナップをまとめてみました。

■マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン
ヘイキ・コバライネン

■フェラーリ
フェリペ・マッサ
キミ・ライコネン

■BMW
ロバート・クビサ
ニック・ハイドフェルド

■ルノー
フェルナンド・アロンソ
ネルソン・ピケJr.

■トヨタ
ヤルノ・トゥルーリ
ティモ・グロック

■トロ・ロッソ・フェラーリ
セバスチャン・ボーデ
セバスチャン・ブエミ(新規参戦)

■レッドブル・ルノー
マーク・ウェバー
セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソから移籍)

■ウィリアムズ・トヨタ
ニコ・ロズベルグ
中嶋一貴

■フォース・インディア・メルセデス(フェラーリエンジンから変更)
エイドリアン・スーティル
ジャンカルロ・フィジケラ

■ブラウンGP・メルセデス(元ホンダ)
ジェンソン・バトン
ルーベンス・バリチェロ


レッドブルのクルサードが引退、そこにトロ・ロッソからベッテルが移籍して、トロ・ロッソの空いたシートにブエミが座ります。ホンダF1チームはロス・ブラウンの買収によりブラウンGPとなり、メルセデスエンジンを搭載。また、フォース・インディアもフェラーリからメルセデスへとエンジンを変更しました。

…これだけです。これほど変化の少ない年も珍しいです。アロンソの動向次第では顔ぶれが大きく変わる可能性もありましたが、結局元鞘状態。


ただし、数十年ぶりとも言われる大幅なレギュレーション変更により、マシンは昨年までとは大幅に変わっています。ホンダと琢磨がいないのは残念ですが、勢力図がガラリと変わる面白いシーズンになりそうです。
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神山健治監督新作「東のエデン」来月放送開始

フジテレビ“ノイタミナ” TVアニメ 東のエデン SPECIAL SITE

フジテレビにて、4月9日(木)24:45〜放送開始です。

監督は、攻殻機動隊SACや、精霊の守り人を監督したことで有名な神山健治氏。この監督が作るなら安心だな、と思える、数少ない優秀なクリエイターだと思います。

リンク先で流れるPVを見ていただければ分かると思いますが、名作になる予感をひしひしと感じます。まず、掴みからしてバッチリ。…掴みたくないものぶら下げてますけど(笑)

主題歌はオアシスだそうです。PV前半で流れてます。後半に流れるEDも良さげ。


放送開始まであと2週間とちょっと。期待しています。
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ドルアーガの塔、1期1話から最新話まで一挙無料配信開始

ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜 無料動画GyaO[ギャオ]

テレビアニメ「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜(1期)」全12話と、「ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜(2期)」の1話から最新11話まで、GyaOにて無料配信中です。4月3日まで。

GONZOの最後の花火力作です。ファンタジーでこれだけクオリティが高いアニメはなかなか無いでしょう。来週には最終話まで配信されるので、この機会に見てみてはいかがでしょうか。

1期1話はアホな仕掛けをしていて好みが分かれますが、2話からは真面目に(?)話が進むので、1話で合わなくても耐えてみてください(笑)

ウトゥです!
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カウボーイ・ビバップ実写映画版の契約

実写版「カウボーイビバップ」決め手はキアヌの熱意 [バラエティ・ジャパン]

クオリティ・コントロールが可能な契約を結んだことにふれ、「脚本がひどかったら実写化は認めません」ときっぱりと言い切った。



いいねいいね。元々実写化に向いてる面もあるけど、少なくとも、ドラゴンボールのようなことにはならなさそうで一安心。その契約に、音楽は菅野よう子、という条項もあるとなお良いのですが(笑)
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人権じゃなくて良かったね

即日審判で父母の親権停止 家裁、息子への治療拒否で [47NEWS]

子供への輸血を宗教上の理由で拒否したクズどもが即日親権を取り上げられました、という話。


おそらくエホバでしょう。


建前がどうであろうと、輸血したらハルマゲドン後に楽園に行けないなどと本気で信じてる奴らが、子供に輸血させますか?

必ず悲劇は繰り返されます。


宗教は個人的には嫌いだけど、その全てを否定するつもりはありません。ただ、それは「より良く生きるための指標」を越えて存在するべきではないと思っています。輸血拒否のエホバや、既存の人間関係をぶち壊す創価なんぞは、カルトそのもの。論外。


人間は弱いものです。カルト宗教の信者は、同志を増やそうと、その弱さにつけこんで、うまく相手を丸めこみます。丸めこまれた人は、家族や友達も勧誘しよう(救おう)とするものの、逆に反対に合います。しかし、もし反対されても、それは悪魔や悪霊に取り憑かれているからだ、などとあらかじめ言い伏せられているため、何を言われても「宗教の人に言われたことが正しい」となってしまいます。あらゆる批判や、カルト宗教から救い出そうとする声に対して聞く耳を持たないように…、つまり、カルト宗教は信者自身に周囲を否定させるようにうまくできています。当然、それまでの人間関係がボロボロに崩れますが、本人はそれを自分の責任であるとは全く思いません。…馬鹿馬鹿しい話だと思われるかもしれませんが、古典的ではあっても非常に有効な洗脳手段なんですよね。


江原啓之も言ってるでしょ?
2ちゃんねるなんか見ちゃいけないって(笑)
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