メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

映画「スチームボーイ」感想

スチームボーイ 通常版
スチームボーイ 通常版
バンダイビジュアル

『AKIRA』(1988)で“ジャパニメーション”の表現力を世界にアピールした大友克洋による劇場用長編アニメ(2004年公開)。製作期間9年、制作費24億円という大作だ。
時は19世紀半ば、舞台は世界初の万国博覧会を控えたイギリス。少年レイは、祖父ロイドと父エディが発明した謎の球体・スチームボールを手にしたことから、アメリカのオハラ財団の手の者に捕われる。連れて行かれたのは、巨大な機械の要塞・スチーム城。そこで財団は、超高圧の蒸気を封じ込めたスチームボールの力を武器として売りさばこうとしていた。レイはそれを阻止しようとするが…。
単純明快な冒険活劇を期待して観れば案外小難しい部分もあって肩すかしを食うが、細部まで描き込まれたスチーム城の描写にはとにかく目を見張る。ダイナミックなアクションシーンなどはきっちり魅せつつも、王道というよりはどこかしらオフビート気味なのは、古い大友ファンにとってはむしろ吉報かも。(安川正吾)



大友監督の才能は枯渇したとか言われるけど、元々こんなものじゃないかなあ…。

絵としては面白いです。城(メカ)の描写の緻密さはハウル以上。スピード感も抜群。蒸気機関を動力として科学が進歩する世界を舞台とした発想は素晴らしいです。

しかし、その発想を面白さに繋げるストーリー構成力が決定的に足りない…。序盤は右往左往していても構わないと思うけど、終盤まであれでは。。冒険“活”劇というからには、キャラクターくらい“活”きていて欲しいものですが、少なくとも主人公のキャラクターに魅力を感じる人はいないでしょう。パッケージを見る限り、もっと芯の強い、プロフェッショナルな生き方をする人間なのかと思ってました。

ある意味では現代を超えるほどのメカを生み出しているほどの世界なので、突っ込むのは野暮ってものだろうけど…。科学科学と主張する割には、蒸気を浴びても平然としてるシーンが多かったりして、チグハグさを感じずいはいられませんでした。分かっちゃいるけど興醒め…。

致命的なのは声のキャスティング。ジブリをアマチュア演劇とするなら、これは小学校の学芸会。そもそも、これを許せる人に、良い映画が撮れるとは思えないです。長い間、手間かけて、金かけて作って…、声というのは最後に吹き込む命でしょうよ。いいんですか、それで…。


実写版「蟲師」が映像だけの作品になることくらい、分かりきったことでしたよね。この監督には無理。


お気に入り度 ★★★★☆☆☆☆☆☆(4点)

児玉清がアタックチャンスと叫んでくれたら、ネタ作品としてもう少し気に入ったかも(笑)
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映画「銀色の髪のアギト」感想

銀色の髪のアギト 通常版
銀色の髪のアギト 通常版

最先端映像スタジオ「GONZO」が手掛けた壮大な冒険ファンタジー。森が人を襲うようになった300年後の地球を舞台に、未来の少年・アギトと過去からやって来た少女・トゥーラの運命を描く。声の出演には、勝地涼や宮崎あおいなど若手人気俳優陣を起用。(Amazon.co.jpより転載)



巌窟王などで有名なGONZOが制作。「ブギーポップは笑わない」などの絵師として有名な緒方剛志がキャラクターデザインを担当しています。


内容は……ナウシカとラピュタを足して10で割ったものを、1本の映画の尺に合うよう薄めてみたようなものでした。いつバルスと言い出すか冷や冷やものでした(笑)


そこはあえて目を瞑って、作品自体の面白さについて考えてみようと思います。

雰囲気自体は嫌いではありません。
しかし問題なのは、ストーリーの中枢、主人公の行動動機。

トゥーラ(ヒロイン)は、ラピュタとは異なり、助けを求めているわけではありません。しかしアギト(主人公)は、わざわざ重大なリスクを負ってまで、執拗に、不自然なまでにトゥーラを追い続けます。そこまでこだわる理由がさっぱり分かりません。一目ぼれ…ただそれだけのために、兵器を破壊しながら追いかけるその様は、まさしくストーカーと呼ぶに相応しいものでした。これが「美女と野獣」ならぬ、「美少女とストーカー」というタイトルであれば、さほど不自然さは感じなかったと思います(笑)


キャスティングも力不足。ジブリ以上に金儲けの色合いが濃い、客寄せのための俳優起用。どうせ興行的に失敗するなら、本職の声優を起用して、少しでも映画の完成度を上げていたほうが良かったと思います。もう、アギトの「とぅーらーーーー」という間抜けな連呼が頭から離れません。


明らかに子供向け……というか、子供だましなので、真面目に語るのもアホらしいですが…。

GONZOはせっかくの技術力を無駄にしすぎです。せっかく前田真宏氏のような優秀な人材がいるのだから、有効活用しないともったいないですよ。(単に前田氏の映画が見たいだけ(笑))

お気に入り度 ★★★★★☆☆☆☆☆(5点)
(KOKIAの主題歌が良かったので+1点)
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TVアニメ「ルパン三世 霧のエリューシヴ」感想

タイムワープもの。舞台が過去ということで、いつもとはちょっと違う展開。いろいろと矛盾しまくりですが……。深く考えず、ドラえもん程度の子供向けSFと思ったほうが良さそうです。最初からあまり期待してなかったので、まあ、こんなものかな、と。なんだかんだでルパンと銭型が協力することになる、というのがスペシャル(or映画版)の醍醐味だと思うのですが、今回はそういったシーンは見られませんでした。その代わり、五右衛門の見せ場が多かったのは良かったです。おっちゃん(笑)

しかし、あいかわらずテンポが若干悪いです。間が気になる…。いま宮崎駿が作れば、こうはならないでしょうね。違いを比較してみたいところですが。。


お不三役の関根麻里の棒読みは聞くに堪えませんでした。
それに比べて、魔毛狂介役の中村獅堂の上手いこと上手いこと。。

お気に入り度 ★★★★★☆☆☆☆☆(5点)

今回の魔毛のオチを考えると…。
これ、「ルパン三世VS複製人間」に繋がってるんですかね(笑)
あ、でも、映画のマモーは1万年生きてるんでしたっけ。
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山本左近、F1復帰……スパイカーから

また、無知な記者が「フェラーリが山本左近起用を発表!」とか書きそう…(笑)
フェラーリではなくスパイカー・フェラーリです。月とすっぽん。

スパイカー、左近の起用を正式に発表! [F1-LIVE.com]

アルバース(前戦ではヴィンケルホック)の後任です。9割がた、カーティケヤンかクリエンで決まりだと思っていたので驚きました。カーティケヤンの持込が6億と言われていたから、、それを超えるスポンサーを見つけてきたということですか。何故それをSAF1のために生かせなかったのでしょう。それとも、何か、SAF1には資金提供できない理由があったのでしょうか(笑)

次戦ハンガリーGPからということになりますが、その次のトルコGPでは、最下位脱出の期待がかかる、ガスコインによる大幅な改良が施されたBスペック投入が予定されています。

正直、活躍するアルバースの姿など見たくなかったので、脳天気な爽やかお兄さんが乗ってくれるのはありがたいくらいですが…。下手すりゃ、スーティルが評価を上げるための踏み台にされて、レーサーとしての人生を台無しにしてしまう可能性もあります。吉と出るか凶と出るか…。


そういや、SAF1を裏切ってスパイカーに移籍しようとして宙ぶらりん状態になっていたギド・ヴァン・デル・ガルデ君の件はどうなったのでしょう。テストでは走っているようですが。
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世界一高いビル

建設中の高層ビル「ブルジュ・ドバイ」、高さ世界一になる [エキサイトニュース]

砂漠から見える異様な光景…。ドバイは金があっていいですねえ。その資本がSAF1に流れてくれたらどんなに良いことでしょうか。夢のまた夢の話だけど…2〜3年前まで、実際にF1参戦を目論んでいたわけだし(笑)


ちなみにドバイはUAE(アラブ首長国連邦)の中の1国(1都市)です。オイルマネー。
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乙一原作「GOTH」映画化

映画『GOTH』エキストラ募集 [トルネード・フィルム]

最近、映画化の噂が出ていた「GOTH」ですが、正式にエキストラを募集しているようです。今撮影するとなると、公開は来年でしょうか。

あの、文章ならではの面白さを、映像でどう表現するのでしょうか。漫画版で取り扱った話だけかな。。安っぽいB級ホラーにならなければいいけど…。

主人公と森野の配役が気になります。私の中の森野のイメージは、栗山千明あたりがピッタリなんですが、いまさら高校生役というのも難しいでしょうか。
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2007年F1第10戦ヨーロッパGP 決勝

アロンソが大混戦を制す! [F1-LIVE.com]

マッサの、2流ドライバーならではの雨の弱さと、アロンソの人間性が如実に分かるレースでした(笑)
ライコネンは、せっかくハミルトンとの差を詰めるチャンスで、痛恨のマシントラブルリタイア。このニュルブルクリンクとの相性の悪さは何なんでしょう。別にコースそのものを苦手にしているわけじゃないのに…。


ハミルトンは無事レースに出ることができました。しかも10番グリッドから。マクラーレンは、あのマシンを短時間で直したということですか(笑) さすがです…。

レースは、スタート直前に雨が降り始め、次第に雨足が強くなって大荒れに。ハミルトンはスタートでなんと4番手まで浮上。しかし直後に再びパンクしてスロー走行、最後方へ。3周目、1コーナーで多重コースアウト。ハミルトン、スーティル、バトン、ロズベルグ、デビッドソン、リウッツィと、6台がそれぞれ単独で次々とウォール際へ。こんなの初めて見ました(笑)

デビッドソンだけは自力で復帰できましたが、他のマシンは動けず。その後、ハミルトンのマシンがクレーンにつられるシーンが国際映像に映され、連続表彰台はここで望みが絶たれたか……と思いきや、エンジンは止まっていなかったらしく、なんとコースに復帰させてもらえました。こんなシーンも初めて見ました…。セーフティーカーが出ていたからでしょうか。いつもそれが可能なら、グラベルにはまってタイヤが空転して出られずリタイア、なんてシーンは見られないはずですからね。

しかしハミルトン、その後も展開に恵まれず、無念の9位で初のノーポイントに終わりました。ちょっとかわいそうでしたが……アロンソとのポイント差が2ポイントまで縮まって、非常に面白くなってきました。


6台コースアウトでセーフティーカーが入ったとき、先頭を走っていたのは、なんと今回アルバースに変わってスポット参戦の地元ドイツ人ビンケルホックでした。最後方スタートという逆境を生かして、フォーメーションラップからピットに入りレインタイヤに変更するというギャンブルに出て、数周後には見事先頭へ。セーフティーカーが解除されてからはみるみる順位を落とし、さらにはマシントラブルでリタイアしてしまいましたが…。一瞬でもレースをリードしたというのは、スパイカーにとっては大きい出来事でしょう。次戦からは他の持参金ドライバーが乗るでしょうけど…。もしかしたら今回の活躍を見て支援してくれる企業が出てくるかもしれません(笑)


ハイドフェルドは6位フィニッシュ。表彰台には乗れませんでしたが、この荒れた展開の中で無事にレースを終え、ポイントを持ち帰ることが出来たのは素直に喜ぶべきでしょう。ラルフにイン側からオーバーテイクを仕掛けた際、接触し、ラルフはリタイアに追い込まれました。レーシングアクシデントと判断され、ペナルティを受けずに済んだようですが、これが琢磨ならペナルティが出ていたでしょうね。


琢磨は1周目で10番手まで上げる、最高のスタートでした。決して昔のような無理はせず、的確にスペースを見つけて順位を上げていき、雨の中、ほとんどミスの無い走りを見せました。1ストップでいけるほどの燃料を積んでいたというから、さらに驚き。しかしそんな好走も、ピットタイミングの判断ミスとマシントラブルで台無しになってしまいました。

混乱のレースは中位以下のチームにとって絶好のチャンスのはずですが、SAF1はいつも後手後手に回ってしまいます。カナダGPの琢磨の機転のような、チーム戦略とは別の幸運にまかせるしか無いようでは、先が思いやられます。…ロス・ブラウン来ないかなあ(来るわけないw)

デビッドソンは12位完走。恒例のいまいちスタートで琢磨に抜かれ、コースアウトで大きく順位を下げ…。せっかくのチャンスをものに出来ませんでしたが、きっちり完走フィーを得たことは、今のSAF1にとっては重要なことです。


次戦は2週間後、ハンガリーGPです。昨年ホンダが優勝し、そのマシンを今SAF1が使っていますが…。雨という幸運なしでどこまでいけるかは未知数です。
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2007年F1第10戦ヨーロッパGP 予選

波乱の予選でライコネンがポール獲得! [F1-LIVE.com]

Q3残り5分、セクター1で最速タイムを叩き出したハミルトンが、タイヤバリアに激突して赤旗中断。かなりのスピードで突っ込んだにも関わらず、幸い大きな怪我はありませんでした。原因はホイールナットを締める器具の不具合で、タイヤがパンクしてしまったそうです。マシンが大破したので、レースに出場するとしても、Tカー乗り換えでピットスタートとなるでしょう。正直表彰台も厳しいですが、十数ポイント差でアロンソとライコネンが追いかけてる状況なので、ポイントランキング的には面白くなってきました。今回はフェラーリとマクラーレンの差が少ないので、ライコネンとアロンソの争いが本当に楽しみです。また、ハミルトンが連続表彰台を続けられるかも見所のひとつになりそうです。

ハミルトンが無事だと分かった今だから言えることですが、中断のおかげでアジアカップ日本-オーストラリア戦のPKも見られました(笑)


ハイドフェルドは、BMW、そして自身の母国GPで4番手を獲得。土曜日に子供が生まれたため、予選後に自宅に帰ったそうです。なんというタイミング…。記念のレースとして、是非とも表彰台に乗って欲しいです。


琢磨とデビッドソンは久々に2台揃ってQ2進出。15位と16位…ギリギリでした。スパイカーとトロ・ロッソ以外に2台不運があれば…という状況だったのですが、その2台はバトンとクルサードでした。結局Q2では勝負にならず、デビッドソン15番手、琢磨16番手でした。しかしおそらくハミルトンが下がるので、それぞれ1つグリッドを上げて、琢磨は奇数グリッドからスタートできそうです。レースペースが特別優れているわけではないので、自力入賞は期待薄ですが、棚ボタを狙える位置に踏みとどまって欲しいです。セーフティーカー絡みで上位進出する可能性もなくはないですから。


バリチェロ、デビッドソン、琢磨、バトンとホンダ勢が続いていますが…。同士討ちにだけはならないよう祈ってます。本家同士ならいいけど(笑) ここの1コーナー、鋭角で波乱が起きやすいんですよね…。そういえば昔、バリチェロと琢磨が接触して、「琢磨はアマチュア」発言が出たのもここでしたっけ(笑)


決勝は日本時間21時から。地上波フジテレビでの放映は23時50分からです。
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「時をかける少女」地上波放映終了…

これだけ時間枠があって、ED一部カットって………。

('A`)


番宣削れとは言わないけど、最初の紹介ちょっと削ればいいじゃん…。
若干時間がかぶるサッカー対策だったのでしょうか。

…まあ、サッカーは結局延長までやってたし、私もサッカー見てしまいましたが(笑)
F1予選とサッカー中継が上手い具合に………おっと、何が起きたかは、地上波放映が終わるまで書かないでおこう…。
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2007年F1第10戦ヨーロッパGP 金曜フリー走行

フェラーリのライコネンがトップ! 2番手にハミルトン [F1-LIVE.com]

ドイツのニュルブルクリンクでヨーロッパGPが開幕しました。今年から、ニュルブルクリンクとホッケンハイムが交互開催となるので、実質ドイツGPのようなものです。ちなみにヨーロッパGPは来季からバレンシア(スペイン)の公道コースで開催されます。平均速度200キロ、最高速度320キロ程度になるらしく…。一般的なコースとほとんど変わらない、中高速サーキットレベルですが、安全性が気になります。エスケープゾーンは確保できるのでしょうか…。


イギリスGP後、ついにアルバースが解雇されました。昨年、琢磨を追い抜きざまに中指を立てるなど、調子こきまくってましたが、今年は最下位チームで、新人チームメイトにすら差をつけられる散々なシーズンでした。変わりにスパイカーに乗ったのは、時々3rdドライバーとして登場していたヴィンケルホック。ドイツ出身ということで、今回はとりあえずの参戦です。次戦からはクリエンやカーティケヤンなど、改めてドライバーを選考しなおすとのこと。


今回はフェラーリとマクラーレンが非常に接近しているように見えます。ただし、フェラーリ内ではライコネンがマッサを圧倒している模様。立場が逆転したタイミングが、ライコネンのマシンへの白い粉(腐食剤?)混入疑惑発覚直後だといのが、真実はどうあれ皮肉なものです。


ニュルブルクリンクのコースレコード保持者、佐藤琢磨は、最初からTカーのセッティングを煮詰め、前2戦に比べると初日から好調ぶりが目立ちました。9周ロングランの2周目に記録したタイムでありながら、トップから約1秒差の13位。まともにアタックしなかった上位3チームと、調子の悪そうなトロ・ロッソを含めた下位2チームを除けば、中位の12台のタイムが接近していて、どのドライバーがQ1で脱落してもおかしくない状況です。しかしながら、トラブルと不運さえなければ、Q2上位進出も可能……だと思いたいです。久々にトップ10で争うレースが見たい…。

そういえば琢磨は、前戦において2日目にガクンとパフォーマンスが落ちたんですよね。白い粉を入れられないよう要注意です(笑)


一方、デビッドソンは珍しくパフォーマンスよりロングラン重視で、18番手。とはいえ琢磨とコンマ2秒程度の差しかありません。Q1落ち候補No.1ではありますが、12台もいれば2台くらいミスまたは不運で落ちてくれるでしょう…。


今日のフリー走行は日本時間18時から。予選は日本時間21時からです。
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