ライコネンが優勝! 2位にアロンソ [F1-LIVE.com]
F1スタート時の緊張感がたまらなく好きです。いつもはどうしても琢磨の方に目が行ってしまうのですが、琢磨がピットスタートだった今回は思う存分楽しませていただきました。
ハミルトンは、スタートは最高でした。しかし、最初のピットストップで、スタッフをも巻き込みかねない、最低最悪のミスを犯しました。まるで前回のアルバースのピット事故を見ているかのようでした。(そのまま走り去ってしまったアルバースは、さらにその上を行っていましたが(笑))
ただ、ミスがなかったとしても、今回は3位止まりだったでしょう。PPを取りにいってしまっては、スタート時のアロンソに頼らざるを得ませんでした。もっとも、フェラーリとガチで勝負したとしても、厳しい戦いになるのは目に見えていたので、ある意味優勝の確率を少しでも上げるための賭けだったのかもしれません。
デビューから9戦連続表彰台という、あまりに好結果が続いてしまっているハミルトン。ピットミスは、母国GPで優勝を期待されるというプレッシャーの中で、初めてと言っていいほどの人間的なミスでした。頭を冷やして、自分を見つめなおす良い機会になったのではないでしょうか。この失敗が、シリーズチャンピオンへ向けての原動力となるかもしれません。
アロンソは驚きのパフォーマンスで意地を見せました。ハミルトンがライコネンを抑え続けたのを利用し、1回目のピットストップ後にライコネンの前に出ました。そのためには燃料を少なめにせざるを得ず、2回目のピットストップ後にポジションを譲ることにはなりましたが、ライコネンの独走を許さないマクラーレンの戦略は見事でした。パフォーマンスで若干劣る場合、ライコネンのミスに乗じて、足元をすくえる位置にいる、ということが何よりも重要でしたから。
そんな戦略を物ともしない、ライコネンの最後までミスのない完璧な走りは、優勝にふさわしいものでした。これでライコネンはポイントランキングでマッサを抜き3位。ハミルトン70ポイント、アロンソ58ポイント、ライコネン52ポイント。マッサを除いた上位3人の差が縮まり、ますます面白くなってきました。ハミルトンがこの調子でポイントを重ねればシーズン優勝は現実的なのですが、1度のミス、1度のリタイアで10ポイントの差を詰められることがあれば、一気に分からなくなります。これから、大きなプレッシャーがルーキーの肩にのしかかってきます。
マッサはトラブルでスタートできず、ピットスタートで最後方からのレースを強いられました。そこから5位入賞を果たしたのは立派ですが、マシンの出来を考えると、1流ドライバーなら最後にクビサを抜けたと思います。シルバーストンは、モナコやマニクールのような抜けないサーキットとは違うんですから…。しかし、それまでのオーバーテイクショーが、レースを面白くしたのは確かです。もし無難にスタートできていたら、マクラーレンとどう絡んでいたかは気になりますが…。
クビサは復帰後2戦連続の4位入賞。この勢いがどこまで続くか見ものです。
琢磨は結局Tカーに乗り換え、ピットスタート。最初はバランスが悪かったものの、ピットストップの度に修正を加え、後半に前がクリアになってからは中位チームと遜色ないタイムで走り続けました。そして、アルバースの前、14位という最低限の結果は残しました。
デビッドソンは中盤まで堅実な走りを見せましたが、リアの底が地面に頻繁に接触するトラブルでピットイン。しばらくして1度はコースに戻ったものの、結局リタイアせざるを得ませんでした。見事なまでの不幸ぶりです。
次戦は2週間後、琢磨がコースレコードを持つニュルブルクリンクです。SAF1には、不調の原因をしっかり究明して、レースに臨んでもらいたいです。まだまだチャンスはありますよ。去年のSAF1がそうであったように、開発資金の乏しいチームでも後半盛り返してくることはありますから。
F1スタート時の緊張感がたまらなく好きです。いつもはどうしても琢磨の方に目が行ってしまうのですが、琢磨がピットスタートだった今回は思う存分楽しませていただきました。
ハミルトンは、スタートは最高でした。しかし、最初のピットストップで、スタッフをも巻き込みかねない、最低最悪のミスを犯しました。まるで前回のアルバースのピット事故を見ているかのようでした。(そのまま走り去ってしまったアルバースは、さらにその上を行っていましたが(笑))
ただ、ミスがなかったとしても、今回は3位止まりだったでしょう。PPを取りにいってしまっては、スタート時のアロンソに頼らざるを得ませんでした。もっとも、フェラーリとガチで勝負したとしても、厳しい戦いになるのは目に見えていたので、ある意味優勝の確率を少しでも上げるための賭けだったのかもしれません。
デビューから9戦連続表彰台という、あまりに好結果が続いてしまっているハミルトン。ピットミスは、母国GPで優勝を期待されるというプレッシャーの中で、初めてと言っていいほどの人間的なミスでした。頭を冷やして、自分を見つめなおす良い機会になったのではないでしょうか。この失敗が、シリーズチャンピオンへ向けての原動力となるかもしれません。
アロンソは驚きのパフォーマンスで意地を見せました。ハミルトンがライコネンを抑え続けたのを利用し、1回目のピットストップ後にライコネンの前に出ました。そのためには燃料を少なめにせざるを得ず、2回目のピットストップ後にポジションを譲ることにはなりましたが、ライコネンの独走を許さないマクラーレンの戦略は見事でした。パフォーマンスで若干劣る場合、ライコネンのミスに乗じて、足元をすくえる位置にいる、ということが何よりも重要でしたから。
そんな戦略を物ともしない、ライコネンの最後までミスのない完璧な走りは、優勝にふさわしいものでした。これでライコネンはポイントランキングでマッサを抜き3位。ハミルトン70ポイント、アロンソ58ポイント、ライコネン52ポイント。マッサを除いた上位3人の差が縮まり、ますます面白くなってきました。ハミルトンがこの調子でポイントを重ねればシーズン優勝は現実的なのですが、1度のミス、1度のリタイアで10ポイントの差を詰められることがあれば、一気に分からなくなります。これから、大きなプレッシャーがルーキーの肩にのしかかってきます。
マッサはトラブルでスタートできず、ピットスタートで最後方からのレースを強いられました。そこから5位入賞を果たしたのは立派ですが、マシンの出来を考えると、1流ドライバーなら最後にクビサを抜けたと思います。シルバーストンは、モナコやマニクールのような抜けないサーキットとは違うんですから…。しかし、それまでのオーバーテイクショーが、レースを面白くしたのは確かです。もし無難にスタートできていたら、マクラーレンとどう絡んでいたかは気になりますが…。
クビサは復帰後2戦連続の4位入賞。この勢いがどこまで続くか見ものです。
琢磨は結局Tカーに乗り換え、ピットスタート。最初はバランスが悪かったものの、ピットストップの度に修正を加え、後半に前がクリアになってからは中位チームと遜色ないタイムで走り続けました。そして、アルバースの前、14位という最低限の結果は残しました。
デビッドソンは中盤まで堅実な走りを見せましたが、リアの底が地面に頻繁に接触するトラブルでピットイン。しばらくして1度はコースに戻ったものの、結局リタイアせざるを得ませんでした。見事なまでの不幸ぶりです。
次戦は2週間後、琢磨がコースレコードを持つニュルブルクリンクです。SAF1には、不調の原因をしっかり究明して、レースに臨んでもらいたいです。まだまだチャンスはありますよ。去年のSAF1がそうであったように、開発資金の乏しいチームでも後半盛り返してくることはありますから。