メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

綾辻行人「十角館の殺人」感想

十角館の殺人
十角館の殺人

久々に本格ミステリを読みました。満足。

大学のミステリ研究会の7人が、かつて凄惨な殺人事件が起きた無人の孤島に合宿で訪れます。宿泊していた十角館で、再び殺人事件が発生。しかし、本土への連絡手段は無く…。


作者は綾辻行人氏。この「十角館の殺人」がデビュー作です。綾辻氏の妻である小野不由美さんの故郷、大分県が舞台となっています。2人ともデビュー前に結婚してるのに、今や揃ってメジャー作家…。

ちなみにこの綾辻氏は、乙一氏の才能を見出した作家の1人でもあります。小野不由美さんが乙一氏のデビュー作に解説を寄稿しているのも、そういった繋がりからでしょう。(関係ないけど、今や大のゲーマーとして知られる宮部みゆき氏にゲームを勧めたのも、綾辻氏なんだとか(笑))


綾辻氏と乙一氏の作品には、とある共通点があります。それは、叙述トリック等による「どんでん返し」が仕掛けられていること。
今回は、半分は予想出来ました。しかし、それはおそらく作者の思惑通り('A`)
おかしいと思ってた部分もあったけど、結びつけられなかったなあ…。(←読めば多分私が言いたいことが分かります)


重大な事実を終盤まで隠しておいて、後付けのように犯人はこの人でしたと公表することは楽です。しかしそれは本格ミステリと呼べるものではありません。読者を推理ゲームに引き込んだつもりで、実はスタートすらしてないわけです。よくあるテレビの2時間サスペンスドラマのように。

傑作と呼ばれる本格ミステリは、大概、本編中にしっかりとヒントが提示されています。それも、絶妙な匙加減で。だからこそ、自力で答えに辿り着くことが出来なくとも、真相から受ける衝撃は非常に大きくなります。
「十角館の殺人」は、そんな作品でした。

細かく見ていくと、犯人のリスクコントロール能力等、粗が目立ったりもしたけれど、綾辻氏本人が後書きで書いているように若さゆえの欠点だったのでしょう。それでも、読者を最後まで引っ張っていく力が、この作品には存在します。


Amazon等では事前にレビューを読むことが出来ます。誰しも、時間や金を無駄にしたくはないですから、ある程度評判を知ることが出来るのは非常に便利ではありますが…。
こういった作品のレビューを読むことは危険も伴います。面白さを伝えたいのは分かるけど、内容に言及しすぎて初読の面白さが半減してしまうだろうというようなレビューも時々見受けられますので。

本格ミステリは新鮮さが命。
もし興味を持ちましたら、あまりレビューを乱読せずに本を読むことをお勧めします。

お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆(8点)



しかし解説の鮎川哲也氏は、他人の本で何書いてるんだか。
いや、言いたいことが分かりますが。
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真夜中にふき出してしまった…。
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東北本線に初めて乗ったとき、ビックリしました。降りるとき、勝手に開くのかと思って待ってたら、しばらくして乗る人がボタン押して入ってきてビックリ(笑)
不要な開閉で車内を冷やさないための仕様らしいですけど。田舎の路線はほとんど乗り降りがない無人駅も多いですしね。
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