分かってたけど、辛い…。
会見を聞くまでもなく、マシンを降りた時点で、明らかにそうと分かる表情でした…。
シューマッハ優勝! そして引退を表明 [F1-LIVE.com]
ミハエル・シューマッハが今シーズン限りでの引退を発表しました。目前で永遠に消え去ったセナの背中を追いかけて、十年以上F1界の王者として君臨してきました。それは今でも、そして今後数年間現役を続けたとしても変わらなかったでしょうが、ドライバーとして走り続けることは、常にリスクを伴います。最後まで、セナの後を追う必要はありません。生き残ることが、何よりもの、セナを越える勲章なんです。どうか、残り3戦、気を緩めないで走り切り、有終の美を飾ってください。
引き続き、フェラーリは来シーズンのドライバーをライコネンとマッサの体制で行くと発表、ライコネンのフェラーリ移籍が確定しました。
私は、シューマッハの後を継いで王者に君臨するのは、アロンソではなくライコネンだと思っています。まだ年間チャンピオン経験はありませんが、次々とトラブルに見舞われる悲劇さえなければ一度はチャンピオンになっていたでしょう。マシンの信頼性が高いフェラーリに移籍すれば……ミハエルが築いてきた地位を引き継ぐことは可能だと思います。酒を飲むとチ●コを露出するような奴だけど、いつも素直な物言いで、アロンソのような狡猾さは感じられません。だからこそ、ミハエルやハッキネンを始めとした過去のチャンピオン達の多くが彼の能力を認めているのでしょうね。気になるのは、(シラフ時は)常にクールでボソボソ喋るアイスマンが、情熱の赤いフェラーリに似合うかどうかだけ(笑)
でも、会見中、ミハエルとひそひそ話をするライコネンには笑顔が見られました。滅多に表情を変えないのに。
来季ドライバーを整理しておきます。
[◎確定(怪我でもしない限り) ○ほぼ確定 △可能性はある]
私が聞いている噂はこのくらいですが、新規組では他にも候補がいるかもしれません。特にミッドランド(仮)のような金欠チームはコロコロ変わりますからね。買収も発表されたようだし、利益になるドライバーの要素も違ってくるでしょう。
前置きが長くなりましが、ここからは今回のイタリアGPについて。
ミハエルがエンジンとタイヤを労わった磐石の走りで優勝しました。実際はもっとライコネンを離す余力があったのでしょうけど、多くの意味で大事な1戦でリタイアするわけにはいきませんからね。
アロンソは驚異的な追い上げで3位まで順位を上げ、ミハエルに縮められる差を4ポイントに抑えようと奮闘しましたが、むなしくエンジンが白煙を上げました。リタイア自体は仕方の無いことと思われるかもしれませんが、10位スタートからここまで追い上げるにはかなりエンジンに無理をさせたはずです。他車の後ろを走っている時間も長かったでしょうし。やはり昨日のインチキペナルティが尾を引いたと言わざると得ません。フェラーリの地元であり、今後のチャンピオンシップを盛り上げるためでもあり、ミハエルの引退発表を上手く演出するためでもあり……。ミハエルに罪はないでしょうが、アロンソのリタイア後は複雑な気分が拭えませんでした。
1位アロンソと2位シューマッハのポイント差は、これで2ポイントになりました。優勝回数は現在6回ずつで並んでいます。今後3戦でシューマッハが優勝2回+2位1回、アロンソが優勝1回+2位2回だとポイントが並びますが、優勝回数ではシューマッハが上回ります。つまり、2人の勝負はほぼ同条件なので、チャンピオンシップはマシンの力で上回るミハエルが有利と言えます。
もし次の中国GP終了時点で2人にポイント差があった場合、日本GPでタイトル決定の可能性も出てきます。F1ドライバーとしてのシューマッハを見られる最後のチャンス、そして最後かもしれない鈴鹿でのF1レースということで、大いに盛り上がるでしょう。
3位はBMWのクビサ。運にも恵まれたけど、棚ボタと言うほどでもない、勝ち取った初表彰台でした。少なくとも、ハンガリーGPでのハイドフェルドの初表彰台よりは価値があります。しかし、こんな好結果を残してしまうと、ジャック更迭が正しかったと世間に評価されてしまいそうなのがちょっと嫌です。ジャックやモントーヤのような、F1に彩りを添える個性的なドライバーが今必要な気がします。
琢磨は例のごとく油圧系トラブルが発生。レース前だったため、Tカーにてピットスタートすることが出来ました。しかし中盤、SA06のもう一つの持病とも言える、フロアが剥離するトラブルに見舞われ、ダウンフォースを失ってペースが落ちました。にも関わらず、完走を果たし、MF1のアルバースに先着。完走した車の中で、スーパーアグリが他チームのマシンに先着したのは、今回が初めてです。
アルバースは複数のトラブルに見舞われ、琢磨に先着を許しました。ミスすれば足をすくわれる位置に、スーパーアグリが来ているという、良い証明になりました。来季は、トヨタを解雇されたガスコインがMF1に加入します。所属チームのレベルがだんだん下がっていきますね(笑) ガスコインが満足できるほどの開発資金があるかは疑問ですが、今季よりは確実に速くなるでしょう。スーパーアグリとのライバル関係も続きそうです。
山本左近は18周目にリタイアしています。それでもここ4戦での平均周回数は上げてます(笑) 油圧系トラブルだったので、責任は無いかもしれませんが…。
次戦は10月1日、中国GP。
本当はスパ・フランコルシャンでのベルギーGPだったんですけどね…。
会見を聞くまでもなく、マシンを降りた時点で、明らかにそうと分かる表情でした…。
シューマッハ優勝! そして引退を表明 [F1-LIVE.com]
ミハエル・シューマッハが今シーズン限りでの引退を発表しました。目前で永遠に消え去ったセナの背中を追いかけて、十年以上F1界の王者として君臨してきました。それは今でも、そして今後数年間現役を続けたとしても変わらなかったでしょうが、ドライバーとして走り続けることは、常にリスクを伴います。最後まで、セナの後を追う必要はありません。生き残ることが、何よりもの、セナを越える勲章なんです。どうか、残り3戦、気を緩めないで走り切り、有終の美を飾ってください。
引き続き、フェラーリは来シーズンのドライバーをライコネンとマッサの体制で行くと発表、ライコネンのフェラーリ移籍が確定しました。
私は、シューマッハの後を継いで王者に君臨するのは、アロンソではなくライコネンだと思っています。まだ年間チャンピオン経験はありませんが、次々とトラブルに見舞われる悲劇さえなければ一度はチャンピオンになっていたでしょう。マシンの信頼性が高いフェラーリに移籍すれば……ミハエルが築いてきた地位を引き継ぐことは可能だと思います。酒を飲むとチ●コを露出するような奴だけど、いつも素直な物言いで、アロンソのような狡猾さは感じられません。だからこそ、ミハエルやハッキネンを始めとした過去のチャンピオン達の多くが彼の能力を認めているのでしょうね。気になるのは、(シラフ時は)常にクールでボソボソ喋るアイスマンが、情熱の赤いフェラーリに似合うかどうかだけ(笑)
でも、会見中、ミハエルとひそひそ話をするライコネンには笑顔が見られました。滅多に表情を変えないのに。
来季ドライバーを整理しておきます。
[◎確定(怪我でもしない限り) ○ほぼ確定 △可能性はある]
フェラーリ
◎ライコネン (マクラーレンより加入)
◎マッサ
ルノー
◎フィジケラ
◎コバライネン
マクラーレン・メルセデス
◎アロンソ (ルノーより加入)
△ハミルトン
△パフェット
△デラロサ
ホンダ
◎バリチェロ
◎バトン
トヨタ
◎トゥルーリ
◎ラルフ
ウィリアムズ・トヨタ
◎ロズベルグ
◎ブルツ
BMW
◎ハイドフェルド
△クビサ
△ベッテル
レッドブル・フェラーリ(?)
◎クルサード
◎ウェバー (ウィリアムズより加入)
ミッドランド(仮)(チーム名・エンジン不明)
△モンテイロ
△アルバース
△クリエン
トロ・ロッソ・ルノー(?)
△リウッツィ
△スピード
スーパーアグリ・ホンダ
◎琢磨
△山本左近
△デビッドソン
△アルバース
△クリエン
△モンタニー
私が聞いている噂はこのくらいですが、新規組では他にも候補がいるかもしれません。特にミッドランド(仮)のような金欠チームはコロコロ変わりますからね。買収も発表されたようだし、利益になるドライバーの要素も違ってくるでしょう。
前置きが長くなりましが、ここからは今回のイタリアGPについて。
ミハエルがエンジンとタイヤを労わった磐石の走りで優勝しました。実際はもっとライコネンを離す余力があったのでしょうけど、多くの意味で大事な1戦でリタイアするわけにはいきませんからね。
アロンソは驚異的な追い上げで3位まで順位を上げ、ミハエルに縮められる差を4ポイントに抑えようと奮闘しましたが、むなしくエンジンが白煙を上げました。リタイア自体は仕方の無いことと思われるかもしれませんが、10位スタートからここまで追い上げるにはかなりエンジンに無理をさせたはずです。他車の後ろを走っている時間も長かったでしょうし。やはり昨日のインチキペナルティが尾を引いたと言わざると得ません。フェラーリの地元であり、今後のチャンピオンシップを盛り上げるためでもあり、ミハエルの引退発表を上手く演出するためでもあり……。ミハエルに罪はないでしょうが、アロンソのリタイア後は複雑な気分が拭えませんでした。
1位アロンソと2位シューマッハのポイント差は、これで2ポイントになりました。優勝回数は現在6回ずつで並んでいます。今後3戦でシューマッハが優勝2回+2位1回、アロンソが優勝1回+2位2回だとポイントが並びますが、優勝回数ではシューマッハが上回ります。つまり、2人の勝負はほぼ同条件なので、チャンピオンシップはマシンの力で上回るミハエルが有利と言えます。
もし次の中国GP終了時点で2人にポイント差があった場合、日本GPでタイトル決定の可能性も出てきます。F1ドライバーとしてのシューマッハを見られる最後のチャンス、そして最後かもしれない鈴鹿でのF1レースということで、大いに盛り上がるでしょう。
3位はBMWのクビサ。運にも恵まれたけど、棚ボタと言うほどでもない、勝ち取った初表彰台でした。少なくとも、ハンガリーGPでのハイドフェルドの初表彰台よりは価値があります。しかし、こんな好結果を残してしまうと、ジャック更迭が正しかったと世間に評価されてしまいそうなのがちょっと嫌です。ジャックやモントーヤのような、F1に彩りを添える個性的なドライバーが今必要な気がします。
琢磨は例のごとく油圧系トラブルが発生。レース前だったため、Tカーにてピットスタートすることが出来ました。しかし中盤、SA06のもう一つの持病とも言える、フロアが剥離するトラブルに見舞われ、ダウンフォースを失ってペースが落ちました。にも関わらず、完走を果たし、MF1のアルバースに先着。完走した車の中で、スーパーアグリが他チームのマシンに先着したのは、今回が初めてです。
アルバースは複数のトラブルに見舞われ、琢磨に先着を許しました。ミスすれば足をすくわれる位置に、スーパーアグリが来ているという、良い証明になりました。来季は、トヨタを解雇されたガスコインがMF1に加入します。所属チームのレベルがだんだん下がっていきますね(笑) ガスコインが満足できるほどの開発資金があるかは疑問ですが、今季よりは確実に速くなるでしょう。スーパーアグリとのライバル関係も続きそうです。
山本左近は18周目にリタイアしています。それでもここ4戦での平均周回数は上げてます(笑) 油圧系トラブルだったので、責任は無いかもしれませんが…。
次戦は10月1日、中国GP。
本当はスパ・フランコルシャンでのベルギーGPだったんですけどね…。