シューマッハ、完全勝利で復活! [F1-LIVE.com]
ミハエルが一昨年の日本GP以来の勝利を飾りました。(去年のアメリカGPは例外)
中盤、ペースの速いアロンソにピッタリと張り付かれ、後半約30周、ワンミスで抜かれてしまう状況で、見事に抑えきりました。これほどまでに神経が張り詰めるレース展開は…去年、同じくサンマリノGPで、今回とは逆にアロンソがミハエルを抑えきって以来ではないでしょうか。しかし今回ミハエルは30周、約40分に渡ってミスをせずに抑えきったんです。あれだけプレッシャーを受け続けても動じない集中力、、皇帝の凄まじさに震えました。
しかしアロンソ、今回は勝てたはずなんです。2ndスティントで、ミハエルより数周分燃料を積んでいたはずなのに、先にピットインしてしまいました。その時のミハエルのペースと、燃料補給後のタイムの落ちを考えれば、1周でもミハエルより長く走っていれば前に出られたことでしょう。2ndスティントでの争いは、結局アロンソが前に出るとの前提の上でのパフォーマンスだと思っていたので、先にピットインしたときはあ然としてしまいました…。
しかしまあ、その作戦ミスを除けば、ミハエルの腕が呼び込んだ勝利です。ミハエルの人生においても大きな勝利となることでしょう。大きすぎて満足してしまって、引退に結びつかないかだけが心配です(^^;
ホンダは3回ストップ作戦をとり、レース前はあたかもそれが正しい戦略であるかのような言い草でした。しかしここは“抜けない”コース。1stスティントで他車を突き放せるだけのスピードがなければ、その後は終始前に詰まる展開になるのは目に見えていたはずです。タイヤ交換に手間取ったり、給油が終わっていないのに焦ってロリポップをあげたロリポップマンのせいで、危うくピット内大事故になるところでしたし…。さまざまな面で歯車がかみ合っていませんね。バトン7位、バリチェロ10位…当然の結果だと思います。前戦で4ポイントを犠牲にして得たのはたったの2ポイント…。テレビの解説陣も、2〜3番手スタートだというのにあまり期待しているようなコメントを出さない(出せない)のが印象的でした。
今回、ミハエルとアロンソの戦いが一瞬も目が離せないほど白熱してしまったせいで、他車の様子がほとんど放映されませんでした。琢磨は残り18周の段階でいつのまにかリタイアしていました。テレビを見ていても何があったのかすら分からず(笑) どうやらスピンによるリタイアだったようです。残念ながら連続完走記録は3で止まってしまいました。
アルバースは井出と交錯し、何回転もしてひっくり返った状態でマシンが大破しましたが、本人は奇跡的に無事でした。まあ、奇跡的とは言っても、セナの死亡事故以来、安全性が追求されてきた結果であるとも言えます。
井出の仕掛けはオーバーテイクに繋がるものではありませんでしたが、プレッシャーをかけるのは当然のことです。ただ、今は無茶をするより完走を目指すのがチームのためだったのではないかと。。この事故は、井出がインにノーズを入れた状態で、ミラーを見ずに完全に閉めにきて逃げ道を塞いだアルバースにも責任はありますので、警告程度の処分で、あくまでレーシング・アクシデントとして処理されると思います。アルバースもそれが分かっているためか、責任は井出にあるとしながらも、比較的穏やかなコメントに留めています。しかし派手なクラッシュとなってしまったので、井出の評価は確実に落ちてしまうでしょうね。実際、あまりに不安定過ぎますし…。
アルバースが残っていたら、琢磨とのバトルで楽しめたはずなのですが。そこは残念です。
次戦は2週間後の5月7日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されるヨーロッパGPです。
シューマッハにとっては、“地元”レースが続きます。
ミハエルが一昨年の日本GP以来の勝利を飾りました。(去年のアメリカGPは例外)
中盤、ペースの速いアロンソにピッタリと張り付かれ、後半約30周、ワンミスで抜かれてしまう状況で、見事に抑えきりました。これほどまでに神経が張り詰めるレース展開は…去年、同じくサンマリノGPで、今回とは逆にアロンソがミハエルを抑えきって以来ではないでしょうか。しかし今回ミハエルは30周、約40分に渡ってミスをせずに抑えきったんです。あれだけプレッシャーを受け続けても動じない集中力、、皇帝の凄まじさに震えました。
しかしアロンソ、今回は勝てたはずなんです。2ndスティントで、ミハエルより数周分燃料を積んでいたはずなのに、先にピットインしてしまいました。その時のミハエルのペースと、燃料補給後のタイムの落ちを考えれば、1周でもミハエルより長く走っていれば前に出られたことでしょう。2ndスティントでの争いは、結局アロンソが前に出るとの前提の上でのパフォーマンスだと思っていたので、先にピットインしたときはあ然としてしまいました…。
しかしまあ、その作戦ミスを除けば、ミハエルの腕が呼び込んだ勝利です。ミハエルの人生においても大きな勝利となることでしょう。大きすぎて満足してしまって、引退に結びつかないかだけが心配です(^^;
ホンダは3回ストップ作戦をとり、レース前はあたかもそれが正しい戦略であるかのような言い草でした。しかしここは“抜けない”コース。1stスティントで他車を突き放せるだけのスピードがなければ、その後は終始前に詰まる展開になるのは目に見えていたはずです。タイヤ交換に手間取ったり、給油が終わっていないのに焦ってロリポップをあげたロリポップマンのせいで、危うくピット内大事故になるところでしたし…。さまざまな面で歯車がかみ合っていませんね。バトン7位、バリチェロ10位…当然の結果だと思います。前戦で4ポイントを犠牲にして得たのはたったの2ポイント…。テレビの解説陣も、2〜3番手スタートだというのにあまり期待しているようなコメントを出さない(出せない)のが印象的でした。
今回、ミハエルとアロンソの戦いが一瞬も目が離せないほど白熱してしまったせいで、他車の様子がほとんど放映されませんでした。琢磨は残り18周の段階でいつのまにかリタイアしていました。テレビを見ていても何があったのかすら分からず(笑) どうやらスピンによるリタイアだったようです。残念ながら連続完走記録は3で止まってしまいました。
アルバースは井出と交錯し、何回転もしてひっくり返った状態でマシンが大破しましたが、本人は奇跡的に無事でした。まあ、奇跡的とは言っても、セナの死亡事故以来、安全性が追求されてきた結果であるとも言えます。
井出の仕掛けはオーバーテイクに繋がるものではありませんでしたが、プレッシャーをかけるのは当然のことです。ただ、今は無茶をするより完走を目指すのがチームのためだったのではないかと。。この事故は、井出がインにノーズを入れた状態で、ミラーを見ずに完全に閉めにきて逃げ道を塞いだアルバースにも責任はありますので、警告程度の処分で、あくまでレーシング・アクシデントとして処理されると思います。アルバースもそれが分かっているためか、責任は井出にあるとしながらも、比較的穏やかなコメントに留めています。しかし派手なクラッシュとなってしまったので、井出の評価は確実に落ちてしまうでしょうね。実際、あまりに不安定過ぎますし…。
アルバースが残っていたら、琢磨とのバトルで楽しめたはずなのですが。そこは残念です。
次戦は2週間後の5月7日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されるヨーロッパGPです。
シューマッハにとっては、“地元”レースが続きます。