ビデオカードはGIGA-BYTEのGV-R70256D(Radeon X700搭載)を買ったのですが…。今回のPC組み立てで、一番の失敗はこのビデオカードでした。よくビデオカードファンがうるさいと聞くのですが、まさかPC内で一番耳障りな音を発するとは…。
正直、私は3Dゲームをやらないので、高性能なビデオカードなんて必要なかったんですよね。2D性能ならどれを買っても一緒と言いますし…。最初は7千円程度のファンレスカード(今までと同じもの)を買うつもりだったんです。ただ、千円差くらいで高性能なカードがあって、もうちょっと良いものをと見ていった結果たどり着いたのが、約1万2千円のGV-R70256Dでした。認識がちょっと甘かったですね…。付属のPOWER DVD最新版になんて釣られるんじゃなかった…(ぉ
GV-R955128D(Radeon 9550)を使っていたころに比べて、性能は格段にアップしました。
ゆめりあベンチ
解像度1280x960 最高画質 1639 → 4739
まあ、これも3Dゲームをやらなければ無意味な値だし、何より騒音に耐え切れませんでした。ファンコンに繋げようと思ったのですが、世にも珍しい2ピンコネクタで、繋がりませんでした…。ファンを外して、パッシブダクト用のサイドファンを小さなヒートシンクに当ててみたのですが、ちょっと動画を見る程度で平然と70度を超す始末(笑) 本来PCI-Express用のチップであるRadeon X700をAGPに変換するブリッジも熱を発しているんですよね。その過程で性能も落ちているだろうし、踏んだり蹴ったりです。
仕方なく、CoolerMasterのビデオカードクーラー、CoolViva VHC-L61-U1を購入しました。
COOL VIVA [CoolerMaster]
重いです。でかいです。いつかビデオカードが折れそうです(笑) あやうくマザーボードのチップセットのヒートシンクに干渉するところでした。隣のPCIスロットは間違いなくつぶしますが、おそらく普通にファンを取り付けるともうひとつ使えなくなります。それは無理なので、ファンはCPU側に取り付けました。ファンがどれだけ効果を発揮しているか分かりませんが、温度は通常で40度、負荷をかけると50度程度に下がりました。
色んな形状に合わせるためか、遊びが多いので、不器用だと取り付けに苦労すると思います。あと、組み立てているとき、重要なネジが2本足りませんでした。新品だったのですが、正規のショップから買ったわけではなく、交換するのが面倒だったので、自分でホームセンターから買ってきました…。
あ、それと、新しいRadeonのカードを買うと、ドライバの関係で、4:3のテレビに出力する場合に不具合が出ます。シアターモードで強制的に720x480の解像度で送ってしまうらしく、4:3の動画と16:9の動画をどちらも正常なアスペクト比で表示する設定が出来ません。ATIはこの問題を何ヶ月も放置してる様子で、いつ改善されるか分かりません。そんなんだからnVidiaに水を開けられるんですよね(-。-) ボソッ
古いカードを使っている方も、4:3テレビに出力して使っている場合、新しいCatalystはしばらく入れない方が無難かもしれません。(具体的には、Catalyst5.3以降)
(2005.11.12現在、最新版Catalyst5.11にて修正された模様)
ファンコントローラはiGuradを買いました。
[参考記事]
“ほどよくシンプル”がちょうどよい──VFDパネル搭載4chファンコン「iGUARD」 [ITmedia]
色はシルバー、白、黒の3種類があり、私は白を購入しましたが、ネットショップで特に明記してない場合はシルバーのようです。前面パネルにはCPU、VGA、HDD、CASEの4つのファン回転数&温度表示があり、状態を一目で把握出来ます。(まあ、別にどのファンを繋いでも良いでしょうけど)
回転数の調整幅は狭く、せいぜい電源直繋ぎ時の60〜70%までしか絞れません。しかしそれでも十分静音化に役立っています。そもそもファンは冷却に必要だからついているわけで、あまり下がりすぎるのもトラブルの元ですよね。低負荷時にいちいちつまみを調整するのも面倒ですから、遠慮なく限界までつまみを回せるのも楽でいいです。
ただ、このファンコンには大きな欠点があって…。起動時に「ピーッ!! ピーッ!!」と、物凄い音が2回鳴るんです。何考えて作ったんだろうと不思議に思うほどで、隣の部屋に寝てる人もビックリして起きてしまうだろうなというくらいです。とても夜中に起動出来る状態ではないので、スピーカー部を基盤からラジオペンチで捻り取りました(笑) iGuradを購入する場合、こ作業はほぼ必須といえるかもしれません。(ドライバーとペンチで簡単に取れるとは思いますが…)基盤をいじることはそれなりのリスクを負いますし、メーカー保証も利かなくなるので注意が必要です。
温度に応じて回転数を変更してくれるファンコンが一番楽だと思いますが、そういう高機能な製品は1万円出しても買えません。私にとって、たかがファンコンに支払える額は、せいぜいこのiGuardの4千円程度が限度です。Windowsで動作する、回転数を制御するフリーのソフトウェアもありますが、残念ながら私のマザーボードには対応してませんでした。まあ、各HDDの温度等を見るのには重宝してますけど。(つつく)