2006年の予選方式変更案が可決される [F1-LIVE.com]
今シーズンのF1は予選、決勝を通してタイヤを1セットしか使えず、タイヤ耐久レース状態となっていました。攻め続けたり、オーバーテイクを狙うよりも、タイヤをいかに温存するかが好結果を残すための鍵となっていました。盛り上がるようなレース展開になれば必然的に重大なリスクを負ってしまうわけで、批判の嵐となり、たった1シーズンでタイヤ交換が復活することになりました。この変更は琢磨にとっては朗報でしょう。
また、予選方式も一発勝負から大幅に変更されることになりました。
自由に給油可能な15分のセッションで下位5台のグリッドが決まり、次の15分のセッションでさらに下位5台のグリッドが決まり、以後給油を禁止し、残りの10台がスタート時の燃料を積み、30分でグリッドを決める“ノックダウン方式”が採用されました。少ない台数で、遅いマシンに邪魔されることなく白熱したグリッド争いが見られるのは素晴らしいことです。
し・か・し。
果たして、現状のレギュレーションで期待通りの争いが見込めるでしょうか。
まず、2レース1エンジン制は引き継ぐようですので、走れば走るほどエンジンに関してのリスクを負う羽目になります。コスト削減という重大な目的があるとはいえ、見ている側が納得出来るのはせいぜい1レース1エンジンくらいまでだと思います。
また、大問題なのは最後のセッションです。給油を禁止して、決勝に引き継ぐ……それでは各チームともセーブして走ってくることが目に見えています。アタック中のマシンと、アタック後のスロー走行マシンとのトラブルも増えるでしょう。何で燃料を搭載しての予選にこだわるのでしょうね。空タン勝負が面白いんでしょうが。レースペースが気になるなら、レース中の給油なんてセナが走っていた頃のように禁止すればいいんです。タイヤ交換も復活するんですし。それに、下手に最後の10台に残って予選10番手になるより、自由に燃料が積める11番手、12番手のほうが有利ですよね。…最終セッションでのスポンサー効果と、予選上位を狙えるチャンスを持ったための代償ということになるのでしょうか。
他には…。
サードカーとスペアカーの完全禁止は容認されませんでした。よって、来季も前年の成績での下位のチームが、金曜フリー走行でのサードカーを走らせることが出来ます。今季圧倒的な速さを持つマクラーレンがサードカーを走らせられたような、おかしな事態が再び発生する可能性があります。今年6位のホンダにとっては、エンジンV8化とともに、有利な条件が揃うことになりますねえ。。まあ、琢磨はいませんけど。
しかし記事を読む限り、来季は20台ということが前提になっていますが…。新チームはどうなっているんでしょう。ここまで噂すら出てこないと、エンジンはいいとしても、シャシーに関しては疑問符がついてしまいますよね。例えレギュレーションが琢磨に有利になっても、肝心なシートが無いのでは…。
ま、11月15日まで気長に待ちますか。
今シーズンのF1は予選、決勝を通してタイヤを1セットしか使えず、タイヤ耐久レース状態となっていました。攻め続けたり、オーバーテイクを狙うよりも、タイヤをいかに温存するかが好結果を残すための鍵となっていました。盛り上がるようなレース展開になれば必然的に重大なリスクを負ってしまうわけで、批判の嵐となり、たった1シーズンでタイヤ交換が復活することになりました。この変更は琢磨にとっては朗報でしょう。
また、予選方式も一発勝負から大幅に変更されることになりました。
自由に給油可能な15分のセッションで下位5台のグリッドが決まり、次の15分のセッションでさらに下位5台のグリッドが決まり、以後給油を禁止し、残りの10台がスタート時の燃料を積み、30分でグリッドを決める“ノックダウン方式”が採用されました。少ない台数で、遅いマシンに邪魔されることなく白熱したグリッド争いが見られるのは素晴らしいことです。
し・か・し。
果たして、現状のレギュレーションで期待通りの争いが見込めるでしょうか。
まず、2レース1エンジン制は引き継ぐようですので、走れば走るほどエンジンに関してのリスクを負う羽目になります。コスト削減という重大な目的があるとはいえ、見ている側が納得出来るのはせいぜい1レース1エンジンくらいまでだと思います。
また、大問題なのは最後のセッションです。給油を禁止して、決勝に引き継ぐ……それでは各チームともセーブして走ってくることが目に見えています。アタック中のマシンと、アタック後のスロー走行マシンとのトラブルも増えるでしょう。何で燃料を搭載しての予選にこだわるのでしょうね。空タン勝負が面白いんでしょうが。レースペースが気になるなら、レース中の給油なんてセナが走っていた頃のように禁止すればいいんです。タイヤ交換も復活するんですし。それに、下手に最後の10台に残って予選10番手になるより、自由に燃料が積める11番手、12番手のほうが有利ですよね。…最終セッションでのスポンサー効果と、予選上位を狙えるチャンスを持ったための代償ということになるのでしょうか。
他には…。
サードカーとスペアカーの完全禁止は容認されませんでした。よって、来季も前年の成績での下位のチームが、金曜フリー走行でのサードカーを走らせることが出来ます。今季圧倒的な速さを持つマクラーレンがサードカーを走らせられたような、おかしな事態が再び発生する可能性があります。今年6位のホンダにとっては、エンジンV8化とともに、有利な条件が揃うことになりますねえ。。まあ、琢磨はいませんけど。
しかし記事を読む限り、来季は20台ということが前提になっていますが…。新チームはどうなっているんでしょう。ここまで噂すら出てこないと、エンジンはいいとしても、シャシーに関しては疑問符がついてしまいますよね。例えレギュレーションが琢磨に有利になっても、肝心なシートが無いのでは…。
ま、11月15日まで気長に待ちますか。