メンチ・哀愁の日記〜なせばなる! | |
復活後、2作目にして既に定番の雰囲気。まるで水戸黄門でも見てるような安心感でした(笑)
不満だったのは…ブームに乗って宮崎をアピールしすぎた点。何回「どんげかせんといかん」と言ったことやら。地方を舞台にする限り、多少の宣伝は仕方ないと思うけれど、今回のは正直鼻につきました。話の面白さにはあまり関係ありませんが。 塚地の清役は今回も好演でした。さすがに芦屋雁之助には遠く及ばない、というのは本人も分かっていると思いますが、回を重ねるごとに塚地ならではの良さが出てくると思います。 前回から8ヶ月で2作目が放送されました。次回があるとしたら新春または年度末あたりでしょうか。 お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点) しかし…前回の久本雅美に続いて今度は柴田理恵ですか。創価学会員をねじこまなくてはいけない理由でもあるんでしょうか。次回ゲストは青木さやかか三船美佳か…はたまたオーランド・ブルームか(笑) いい加減にして欲しいよホント……カルトが堂々と大手を振るう世の中って一体…。 ![]() 容疑者Xの献身 文藝春秋 『第134回直木賞』受賞。 ミステリーにおける主たる賞を総なめした本作。 物理学者の湯川助教授を主人公としたシリーズで、『探偵ガリレオ』『予知夢』に続く第三弾の作品になりますが、前知識は不要です。実際、私はこの作品で初めてシリーズに触れました。 本格ミステリといえば、トリックが肝。本作は、よくある密室殺人モノではありません。「完全犯罪」の定義すらも揺るがしかねない問題作とも言えるでしょう。 使われたトリックを各パーツに分解すれば、それぞれ一度は可能性を考えたものでしたが、どうもそれぞれが結びつきませんでした。 というのも、完全犯罪というには無理があるんですよ。でも、それで良かったんですよね、石神にとっては…。ラストは涙が溢れてしまいました。 この作品、形を変えて読むことも出来ます。石神や湯川が作中で言っていた「幾何の問題に見せかけて、じつは関数の問題」というのを、この作品自体に当てはめて考えることが出来るんです。ただし、考えるに当たって、石神のラスト付近の回想シーンがどのような意味を持つかは最低限踏まえるべきでしょう。そこからたどり着いた結論が真相であるか否かは、読者に委ねられているように感じます。 色々と考察を書いてみたいところだけど、これ以上はネタバレになってしまうのでやめておきます。 この容疑者Xの献身、今秋映画が公開されるそうです。東野圭吾原作であるTVドラマ「ガリレオ」から配役を引き継ぎ、湯川助教授に福山雅治、内海刑事(原作における草薙刑事のポジション?、草薙の後輩という設定)に柴咲コウ、石神役に堤真一、そして花岡靖子役に松雪泰子、娘の美里役に金澤美穂がキャスティングされています。 石神に堤真一というのはイメージがまるで異なる(田口浩正あたりが適任だと思う)のですが、その辺の違いは映画の設定として上手く消化してくれることを期待しています。 確証はありませんが、多分、映画化に合わせて文庫化するんじゃないかなと思います。その際には、興味のある方は是非手にとって読んでみてください。 お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆(8点) ![]() のだめカンタービレ in ヨーロッパ アミューズソフトエンタテインメント ドラマ「のだめカンタービレ」の続編(今年1月に2夜連続で放送されたドラマスペシャル)。 10月からアニメ続編が始まると聞いて、ふと思い出して、未見だったドラマSPの録画データを引っ張り出してきました。 舞台がヨーロッパに移っても、相変わらずの面白さ。外国人の言葉の問題は、吹き替えによって対応していました。特にメインとなる外国人キャラクターはベッキーやウエンツが好演したため、全体の不自然さが軽減されていました。 海外ロケ必須、制作費高騰という制約を乗り越え、よくぞここまで作ってくれました。 これ以上続編を望むのは贅沢かな…。いや、でも、見たい! お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆(8点) 今から録画データを見ながら感想を書きます。
具体的なネタバレはなるべく控えます。点数は10点満点のお気に入り度。 『さっきよりもいい人』 ★★★★★★☆☆☆☆(6点) いかにも世にも奇妙〜らしい話だけど、作り話でくらい努力が報われる話が見たい…。ってか、そこまで戻るんかい('A`)『これ……見て……』 ★★★★★★★☆☆☆(7点) 幽霊モノでもスプラッタでも無いのに怖さを感じる…。逆転裁判ならぬ、逆転ホラー(笑) 面白かったです。ただ、冒頭のシーンは何だったのかと。あと最後のシーンが怖いというより可愛くて吹いたw『日の出通り商店街 いきいきデー』 ★★★★★★★☆☆☆(7点) 久々にドラマに出たと思ったら、、何やってんだ筒井康隆(笑) オッサンの悲哀が描かれてはいるけれど、中身は無いに等しいです。バカバカしさと映像を楽しむべきドラマで、賛否ははっきり分かれるでしょう。マトリックスだの少林サッカーだの、パロがたっぷりでした。ああ、ラーメン食べたい…。『透き通った一日』 ★★★★★☆☆☆☆☆(5点) 綺麗にまとめたつもりかもしれないけど、状況設定が色々とおかしくて、ツッコミどころ満載。感動作品として仕上げたいなら、必要以上にリアリティを削ぐ必要は無いと思います。まあ、“奇妙な”物語に何言ってんだって話ですが(笑) 最後のオチでお気に入り度プラス1点。『フラッシュバック』 ★★★★★☆☆☆☆☆(5点) 去年も似たような設定の話があったような。(「ヴァーチャルメモリー」だったかな?) 見終わってから気付いたけど、渡辺浩弐氏の原作読んだことあります。しっかし…殺人シーンが悪趣味極まりないです。これが許されるんだから、ひぐらしは問題ないですよ。あっちは快楽殺人ですらなく。前回の「自販機男」のような、突出した作品はありませんでしたが、全体的な出来は良かったです。 …いきいきデーはある意味突出してたか…(笑) 今から録画データを見ながら感想を書きます。
具体的なネタバレはなるべく控えます。点数は10点満点のお気に入り度。 『未来同窓会』 ★★★★★☆☆☆☆☆(5点) タイムスリップネタに思考が飛んでしまって、種明かしまでとても単純な事実に気付けませんでした。不覚。その分楽しめたけど、「はるか」が「そうか」に聞こえて不愉快だったのでマイナス1点。『カウントダウン』 ★★★☆☆☆☆☆☆☆(3点) 安倍サダヲのラスト付近のはっちゃけぶりは、どうなることかと期待しましたが、こんな話だったらつまらないだろうなあと想像してた通りのオチでガッカリ。『自販機男』 ★★★★★★★★☆☆(8点) どーでもいいギャグ話なのかと勝手に想像してたら、自販機に感情移入させられるとは…。涙腺緩みました。名作。でもセールスマンという職業そのものには同情しない。『ゴミ女』 ★★★★☆☆☆☆☆☆(4点) オチが嫌い。好みの問題もあるけど、見ていてあまり気分が良くない話。ただ、「世にも奇妙な物語」としてはそれなりに評価されるのではないでしょうか。『48%の恋』 ★★★★★★☆☆☆☆(6点) 物語が奇妙に展開していくわけではなくて、最初から“奇妙”であるという前提が当然のように提示されてしまうので、蓋を開ければただの恋愛話。楽しめなくはないですが。今回は自販機男を見た時点で満足してしまいました(笑) (今ならニコ○コ動画で「自販機男」と検索すると出てきますよ) 十年ぶりに裸の大将が復活。山下清役は、芦屋雁之助に代わり、ドランクドラゴンの塚地武雅が担当。
数年前に芦屋雁之助氏が亡くなられた際、もう裸の大将を見ることはないだろうなと諦めていたのですが…。まさかこんな形で復活するとは…。 私の中では山下清役=芦屋雁之助氏のイメージが完全に固着していたので、今回の復活に関しては嬉しさ半分、不安半分でした。芦屋氏と塚地の外見や体型は確かに似ていますが、実際ドラマとして見てみるまでは何とも言えず。 そして今日、先週録画しておいたものを見てみました。 …新体制だからといって変に気取らず、昔ながらの深い味わいを残したままの作りで、安心しました。音楽を変に改変していなかったのが特に好印象。塚地の演技は物真似の域を抜けてはいませんが、芦屋版への敬意を十分に感じられる好演でした。 「そんな馬鹿な」という展開も多いですが、これはそもそもそういう部分も含めて楽しむ物語です。気負わずに見ることができて、温かい気持ちになれます。 このシリーズはフジテレビの財産だと思います。時々でいいので、また新作(リメイク)を見られたらいいなと、今なら素直に思えます。 塚地は良い役を得ましたね。変人なりきりコントは正直見飽きてるので(笑)、どうかこの役を大事にして活動して欲しいです。 お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点) こんぶこんぶこんぶつーゆ のだめが帰ってくる!2夜連続放送 [イザ!]
パリ編スペシャル……。キャストの大半が外国人。。 期待と不安が入り混じって、なんとも言えない気分です。 いや、まさか、ミルヒみたいに日本人が演じるわけではないですよね?(笑) ![]() のだめカンタービレ DVD-BOX (6枚組) 誰かが怒って、それに反発する人がいて、互いに解決策を見い出して和解。それが物語の王道ですが、のだめには反発という要素が薄いです。ドロ沼にハマる手前で踏みとどまってコメディ化。見ていて不快になることがほとんどありません。 そんな、ストレスの溜まらない作風が好きです。 音楽系漫画の実写化って大変なことだし、大抵の場合改悪も覚悟しなければいけないけど…。このドラマはとにかく原作を大切にしている雰囲気が伝わってきました。というか、演出からして漫画的。 上野樹里の「のだめ」を始めとして、役作りがしっかりしていました。玉木宏も 演奏シーンは見事。出演者は明らかに弾いてないけど(笑)、その音や演出には時々ゾクゾクさせられました。撮影に苦労したでしょうね。 で。 続きが見たいのですが(笑) …無理だろうなあ。。ただでさえ金のかかる音楽ドラマなのに、海外で撮影なんてできるわけないし。映画でも厳しいでしょう。 原作か、いつかやるかもしれないアニメ版海外編を見るしかないですか。そりゃ原作も売れまくりでしょう。 お気に入り度 ★★★★★★★★☆☆(8点) しかし、江藤が踊るとは…(笑) 「精霊の守り人」の続編です。4月にNHK-FMにて放送されました。1回15分で、全10回。
所変わってバルサの出身国カンバル王国。養父ジグロの汚名をすすぐため、25年ぶりに故郷に戻ったバルサですが、自身の過去にも深く関わる陰謀に巻き込まれてしまいます。 精霊の守り人でもそうだったけど、国の造形が面白いです。根本を支えるものがファンタジー要素なので、多少の矛盾もそれで自己解決(ぉ バルサの人間的魅力は相変わらずで、やはり良いです。前作の登場人物が全く出てこないのは驚きました。(回想で登場するジグロは別として) ラストがとにかく印象的。バルサの嗚咽が凄まじくて、感情を揺さぶられました。その演技でお気に入り度プラス1点(笑) お気に入り度 ★★★★★★★☆☆☆(7点) でもこれ児童文学としては難しすぎるんじゃないかな…。原作がどのような文体で書かれているか知らないけど、この作品の魅力をしっかり味わうためには最低でも中学生程度の知識は必要だと思います。 児童文学ならこの2作品がお勧めです。小学生の頃、何度も何度も繰り返し読みました。 ルドルフとイッパイアッテナ (-) ルドルフともだちひとりだち―ルドルフとイッパイアッテナ 続 (-) この作品はルドルフの成長と共に、子供の心の成長を促してくれると思います。 特に2作目の最後なんて…思い出すだけで切なくなります。 そういえば今、黒猫3匹飼ってるんだけど、実際の猫ときたらもう…………。 ルドルフくらい賢くなってくれたらどんなに楽なことか(笑) ……って、3作目がある!? ルドルフといくねこくるねこ―ルドルフとイッパイアッテナ〈3〉 2002年って、最近だ…。どうしよ(笑)
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