メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

2009年F1第13戦イタリアGP 予選

ハミルトンがポールポジション獲得! [F1-LIVE.com]
イタリアGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

F1イタリアGPが開幕しました。直線をシケインで結んだ、F1最速の超高速サーキットです。普段とは異なる勢力図での争いが見られます。…とは言っても、既に先週から何かがおかしい状態ですが。

決勝は雨の可能性もあります。その場合、これから書く予想はほぼ全て無駄になるでしょう(笑)

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトンがポールポジション。コバライネン4番手スタート。
マクラーレンはここでは速さがあります。順調に走れば、スーティルには負けないと思いますが、問題はその後ろの重タン勢。最初のスティントでなるべく後続を引き離す必要があります。

コバライネンはかなりの燃料を積んでの4番手。ブラウンGPより若干軽いので油断はなりませんが、スタートを成功させれば優勝候補に躍り出ます。ただ、ペースが上がらないことも多いですからね…。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル2番手スタート。リウッツィ7番手スタート。
フォース・インディアが2戦連続のフロントローを獲得。コース特性もあるでしょうが、それでも低予算で2番手獲得は見事です。表彰台も狙える位置です。しかしレースではいつも不運に見舞われるスーティル…。今回はどうでしょうか。再びライコネンと絡まないように祈ってます(笑)

フィジケラがフェラーリに移籍したため、後任としてリウッツィが2年ぶりにF1に戻ってきました。久々のドライビング、そして初めてのマシンでの7番手獲得は大健闘。貴重なポイントを確実に狙いにいきます。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン3番手スタート。フィジケラ14番手スタート。
ライコネンは上位2台より数周分重いです。スタートでスーティルをかわし、ハミルトンに引き離されずについていければ、優勝も見えてきます。

結果を出せず、今後の希望も持てなかったバドエルに代わり、フェラーリはなんとフィジケラを起用。初めてのマシン、初めてのKERS、そして午前のフリー走行でクラッシュしてしまった影響もあってか、Q2を突破することも出来ませんでした。(Q1を突破してるだけバドエルよりはマシですが(笑)) 先週の華々しい活躍、そして今回のフォース・インディアの好調ぶりを考えると、フェラーリに乗るという栄光のかわりに、低予算チームで優勝するという大偉業を捨ててしまったような印象もあります。もちろん、今後を考えればフェラーリのほうが良いことは間違いないですが。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ5番手スタート。バトン6番手スタート。
ブラウンGPの2台は、上位10台で最も重い燃料を積んでいます。1ストップ戦略で行くとロス・ブラウンは明言しています。スタートでコバライネンを抜ければ、優勝がかなり近くなるのですが、相手はKERSを積んでいるので正直厳しいです。しかしそれでも確実に表彰台に上がって、稼げるところできっちりポイントを獲得しておきたいところです。

■ルノー(KERS搭載
アロンソ8番手スタート。グロージャン12番手スタート。
ルノーはシーズン途中からKERSを外していましたが、今回のほとんど直線のストップ&ゴーサーキットではKERSが有効だとして、再搭載してきました。それでアロンソは8番手。もちろんロケットスタートも期待できます。リウッツィは確実に抜きたいですが、ブラウンGPも抜くとなると、今回のレース結果をかなり荒らすことになりそうです。

グロージャンはわずかなミスでQ3進出を逃しました。しかしピケJr.に比べれば、3戦目でこの位置にいられるのは上出来でしょう。問題はレース運びです。無駄な接触を避け、なおかつ10番手には入ってきたいところ。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル9番手スタート。ウェバー10番手スタート。
シーズン中盤でブラウンGPを猛追しながら、ここに来て足踏みしているレッドブル。今回も上位入賞は難しいです。1ポイントでも多く獲得して、残りのテクニカルコースに勝負を賭けなければなりません。新品エンジンの少なさはかなりの痛手ですが…。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ11番手スタート。グロック16番手スタート。
先週はフロントローを獲得したトゥルーリでしたが、今回はQ3にすら進出できませんでした。2台とも700キロオーバーの超重タン、1ストップ作戦で勝負します。トゥルーリの現実的な目標は8位1ポイント獲得でしょう。グロックは…今回は1ストップが多いので、後方から作戦を生かすことは難しいです。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ13番手スタート。ハイドフェルド15番手スタート。
ただし、2台ともQ2でエンジンに異常をきたしての順位です。おそらくエンジンを交換して、最後方またはピットからのスタートになるでしょう。BMWはペナルティなしで使える新品エンジンが残り少なく、クビサは既にストックが無いそうです。今回を無事戦い終えても、残りは4戦…。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
中嶋一貴17番手スタート。ロズベルグ18番手スタート。
Q1で、今回も駄目じゃん中嶋一貴…と思ったら、ロズベルグも落ちてしまいました(笑) 根本的に、このサーキットで力を発揮できるマシンではないようです。ポイント争いは無理でしょう。中嶋一貴は、残り4戦で果たしてポイントを獲得できるのでしょうか。一番可能性があるのは、チーム側もある程度力を入れてくれるだろう日本GPですが…。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ19番手スタート。アルグエルスアリ20番手スタート。
実力通りの結果でしょう。アルグエルスアリはギアボックス交換で5番手降格。…とはいえ、どの道最後尾なので変わりません(笑)


決勝は日本時間21時から。地上波での放映は、フジテレビにて23時15分からです。イタリアGPは何故か毎年優遇されていて(笑)、放送開始がいつもより早いので注意。
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2009年F1第12戦ベルギーGP 決勝

ライコネンが今シーズン初勝利! [F1-LIVE.com]

上位陣が数台ほど1周目の多重クラッシュに巻き込まれ、重めの燃料でスタートしたライコネンが今季初優勝。

しかし、1番の活躍を見せたのは、2006年のルノー時代以来のポールポジションを獲得したフィジケラ。序盤にライコネンに抜かれてしまったものの、最後の最後までライコネンを攻め立て、2位に入る大金星でした。フォースインディアにとっては、これが初ポイント。

3位はベッテル。3戦ぶりにポイントを獲得しました。ただ、一時期の勢いがない上に、ペナルティなしで交換できるエンジンが残り少ないため、チャンピオン争いはかなり厳しい状況です。

4位、5位はBMW。久々にダブル入賞を果たしました。

ライコネンが優勝したにも関わらず、チームメイトのバドエルは完走車中最下位。わずか2戦で見切りをつけられ、シートを失う結果となりました。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン優勝。バドエル14位。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ2位。スーティル11位。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル3位。ウェバー9位。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ4位。ハイドフェルド5位。

■マクラーレン(KERS搭載
コバライネン6位。ハミルトンリタイア。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ7位。バトンリタイア。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ8位。中嶋一貴13位。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック19位。トゥルーリリタイア。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ12位。アルグエルスアリリタイア。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソリタイア。グロージャンリタイア。
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2009年F1第11戦ヨーロッパGP 決勝

記事を書こうというときに手を怪我してしまいました。今更なので簡易更新。

バリチェロが5年ぶりの優勝! [F1-LIVE.com]

バリチェロがフェラーリ時代以来、5年ぶりの優勝。これで心置きなく引退して欲しいところですが、本人はまだまだやる気な模様。ただ、チャンピオン争いの相手はチームメイトのバトンなので、バトンが沈めば自分も沈む可能性が高いです。難しいところ。

マッサの代役として参戦したバドエルは、スタートこそ成功したものの、ペースが上がらず、スピンやペナルティもあって17位に沈みました。ただし、中嶋一貴には先着しました(笑)

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ優勝。バトン7位。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン2位。コバライネン4位。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン3位。バドエル17位。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ5位。中嶋一貴18位。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ6位。グロージャン15位。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ8位。ハイドフェルド11位。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー9位。ベッテルリタイア。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル10位。フィジケラ12位。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ13位。グロック14位。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
アルグエルスアリ16位。ブエミリタイア。
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2009年F1第11戦ヨーロッパGP 予選

ハミルトンがシーズン初ポール! [F1-LIVE.com]
ヨーロッパGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

F1ヨーロッパGPが開幕しました。開催地は、今回で2度目となるバレンシア。昨年は地元アロンソが早々にリタイアし、つまらないパレードレースとなってしまいましたが、今年はどうなるでしょうか。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトンPP、コバライネン2番手スタート。
マクラーレンがフロントローを独占。ハミルトンはこれが今季初ポール。前戦に引き続き好調ではありますが、燃料が軽いので、優勝に向けては厳しい戦いになります。これまでは、重い燃料を積みながら、スタートでKERSを駆使してジャンプアップすることによって善戦していましたが、今回は最軽量。1-2体勢を保つことは出来そうですが、確実に優勝したいならコバライネンが後続を抑えるしかないでしょう(笑)

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ3番手スタート、バトン5番手スタート。
ここにきてブラウンGPが盛り返してます。2人とも、マクラーレンの2台やベッテルより4周分程度多く積んでいます。ガチの勝負になれば、バリチェロは最有力優勝候補でしょう。また、怪しい作戦でバトンを優勝させることも考えられます。

しかし今重要なのは、優勝よりもしっかりとレッドブルに先着すること。稼げるときにしっかり稼いでおかないと…。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル4番手スタート、ウェバー9番手スタート。
ベッテルはマクラーレンとほぼ同じ燃料搭載量だけに、優勝もブラウンGPに勝つことも厳しいです。そんな状況でどれだけ足掻けるか、今回の大きな見所です。

ウェバーはブラウンGPよりちょっと重い程度で9番手。ライコネンあたりが目標になるでしょうか。表彰台は難しいです。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン6番手スタート、バドエル20番手スタート。
ライコネンは素晴らしい走りでした。燃料はブラウンGPとほぼ同量。もしKERSスタートでバトンやバリチェロの前に出たら厄介な存在になるでしょう。…ハミルトンの優勝をサポートすることになるかも…。

マッサは前戦の大怪我の影響で欠場。代わりにシューマッハが乗るというビッグニュースが流れましたが、バイク事故での首の負傷の状態が思わしくなく、結局復帰もお流れになってしまいました。

代役に指名されたのは、長年テストドライバーとしてフェラーリに尽くしてきたルカ・バドエル。F1に出るのはなんと10年ぶり。今季は厳しいテスト制限で経験を積むことが出来ず、今回はマシンに慣れるためのテストとして割り切っている模様。しかし、38歳という年齢で好パフォーマンスを発揮するのは簡単なことではありません。今後も低調なレースが続きそうです。

それでも、この歳でF1に返り咲いた姿は応援したくなってしまいます。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ7番手スタート。中嶋一貴17番手スタート。
ロズベルグは上位10台の中で最も重いです。スタートで順位を保持すれば、5位以内には入ってきそうです。

中嶋一貴はエンジントラブルでQ1落ち。ドライバーのミスではありませんが、ロズベルグがこうもぽんぽんポイント圏内に入ってくるものだから、ちょっと悲しくなります。超重タンでスタートする予定。今回もポイントは無理でしょう。昨年撃墜したアロンソと絡みにくい位置にいるのがせめてもの救い(笑)

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ8番手スタート。グロージャン14番手スタート。
地元アロンソは8番手。燃料搭載量を考えると、満足のできるポジションではありません。これでは、ポイントを稼ぐので精一杯。超軽タンの3ストップで目立つのも面白かったと思いますが…。

解雇されたピケJr.に代わって、今回からルノーに乗るのはロマン・グロージャン。デビュー戦からピケJr.並みのパフォーマンスを見せてきました。ルノーのアロンソへの偏りぶりを考えると、これは見事。これから面白いドライバーに成長していくかもしれません。…いや、スピンやコースアウトを繰り返すという意味ではないですよ(笑)

■BMW(KERS非搭載)
クビサ10番手スタート。ハイドフェルド11番手スタート。
BMWが若干力を取り戻してきました。今季限りでの撤退が決まっているため、来季のことを考えずに開発に集中できているのかもしれません。

クビサは久々のQ3進出。燃料搭載量はあまり多くありません。仮に前が何台かリタイアしたとしても、重タンの後続勢と戦わなくてはいけません。ポイント獲得への道は険しいです。

ハイドフェルドはなかなかの重タン。皮肉な状況ですが、Q2で脱落したハイドフェルドのほうが明らかにクビサより有利です。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル12番手スタート。フィジケラ16番手スタート。
スーティルは土曜午前のフリー走行でトップタイムをマーク。予選でも引き続き好調で12番手を確保しました。ハイドフェルドよりは軽いですが、面白い存在です。終盤、1ポイントをかけての勝負が見られるかもしれません。

フィジケラはスーティルに遅れをとりましたが、決勝ではずっと好走を続けています。今回も期待しています。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック13番手スタート。トゥルーリ18番手スタート。
あまりの遅さでどうしようもありませんでした。決勝は2台とも重タン戦略で勝負をかけます。なんだかんだで順位を上げてくるグロックは楽しみです。トゥルーリは1ストップでもするつもりでしょうか。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ15番手スタート。アルグエルスアリ19番手スタート。
ブエミは好タイムでQ1を通過しましたが、Q2はタイムが上がらず15番手スタート。マシン自体の調子は上がってきているように思えますが、ポイントに絡むのは難しいでしょう。

アルグエルスアリは参戦2戦目。バドエルを見ても明らかなように、すぐに結果を出せというのも酷な話です。最下位争いに終始しそうです。


決勝は日本時間21時から。地上波での放映はフジテレビにて24時20分からです。いつもより30分遅いので注意。バレーの延長次第では、さらに30分遅れる可能性もあります。
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ミハエル・シューマッハがF1復帰

マッサの代役はシューマッハ! [F1-LIVE.com]

惜しまれながらも2006年に引退したミハエル・シューマッハが、マッサの代役としてF1に復帰することがフェラーリから発表されました。そんな噂があることは知りつつも、今年はバイクで重傷を負ってるし、まさか乗らないだろうと思っていたのですが…。驚きました。

3年前、もうF1でのミハエルの走りを見ることは出来ないと思って、鈴鹿で観戦しました。その彼が鈴鹿とともにF1に戻ってくるとは(笑) しかも、引退会見で隣に座っていたライコネンのチームメイトとして…。


シューマッハは既に40歳。今シーズンはテストが禁止されているため、マシンに慣れるための時間も取れません。マッサの回復は順調らしいので、代役として何戦乗れるかも分からず、慣れた頃に降りる羽目になる可能性も…。…今回シューマッハが代役として選ばれたのは、代役ドライバーの活躍に関わらずマッサを復帰させますよという配慮なのかもしれません。


しかし、再びシューマッハの走りを見られるのは嬉しいです。超軽タンでPPとFL記録を伸ばして欲しいという気持ちはあるものの(笑)、最終的な活躍は期待しません。怪我にだけ注意して走ってもらえれば…。


また、アロンソ欠場によって人気低迷に拍車がかかっていたヨーロッパGPも、これで息を吹き返すかもしれません。
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2009年F1第10戦ハンガリーGP 決勝

ハミルトンが今シーズン初勝利! アロンソ&ベッテルがリタイア、中嶋9位 [F1-LIVE.com]

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン優勝。コバライネン5位。
昨年チャンピオンのハミルトンが今季初優勝。4番手スタートから、好ペースで順位を上げ、後半は独走状態でした。マクラーレンが良い成績を残すならここしかないと思っていましたが、まさか優勝するとは思ってませんでした(笑)

コバライネンも6番手スタートからポジションを守り、5位。今季3度目のポイントを獲得しました。

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン2位。マッサ欠場。
マッサの事故でチームの雰囲気が沈む中、ライコネンが見事にやってくれました。7番手スタートながら、KERSを駆使して4番手にジャンプアップ。最後のピットストップでウェバーの前に出て、今季2度目の表彰台を獲得しました。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー3位。ベッテルリタイア。
ウェバーは優勝候補1番手でしたが…。1stスティントでハミルトンを抑えきっていたら、優勝の可能性もあったと思います。

ベッテルは1コーナー後にライコネンと接触。ライコネンも行き場がなかったので、これは不運でした。結局その影響で、ピットストップ後に左前のサスペンションが壊れてリタイア。

これで、ポイントランキングではウェバーがベッテルを逆転しました。速さだけを純粋に見比べれば、ベッテルが上だと思うのですが…。レッドブルとしてもどちらを優先するか悩みどころでしょう(笑)

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ4位。中嶋一貴9位。
ロズベルグは相変わらず卒の無い走りで上位入賞。一方の中嶋一貴はまたしてもポイントを逃してしまいました。スタートは良かったんです。バトンを抜いて8番手に上がって…。あのまま1stスティントで抜かれずに走れていたら、8位以上を獲得できていたでしょう。もっとも、さすがにポイントリーダーのバトンに抑えられる羽目になるとは思ってもみませんでしたが(笑)

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック6位。トゥルーリ8位。
トヨタは2台揃っての入賞。してやったりでしょう。重タン作戦がぴたりとはまりました。特にグロックは、重タン界のスーパースターです(笑)

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン7位。バリチェロ10位。
上から順に見ていくと、10チーム中6番目。予選はそれでも仕方ないと思ってましたが、まさか決勝までこの程度の結果で終わるとは…。

バトンはスタート後、リアタイヤのグレイニングが酷くなってペースが上がらず、若干重めに積んでいる状況を上手く利用できませんでした。これでウェバーが18.5ポイント差にまで近づいてきました。開幕7戦で6勝という圧倒的な強さが、今では見る影もありません。残り7戦…もうポイントの取りこぼしは許されません。

マッサの大事故の原因となったバリチェロは、きちんとグリッドにつけましたが、1周目に他車と接触して後方へ。そこから挽回するも10位止まりでした。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド11位。クビサ13位。
15番手と18番手からのスタートでは、成す術なし。これ以上の結果は望めなかったと思います。

そしてレース後数日して、BMWが今シーズン限りでのF1撤退を発表しました。この不況時に、力を入れて作ったマシンがこの体たらくでは、参戦の意義を問われるのも仕方のないことなのかもしれません…。ドライバー2人の今後が気になります。ザウバーとしてチームが存続するなら、そこに残る可能性もありますが…。これが昨年末の出来事だったら、クビサは引っ張りだこだったかもしれません。

■ルノー(KERS非搭載)
ピケJr.12位。アロンソリタイア。
絶対に結果を残すことが必要だったピケJr.は、良いスタートを切ったものの、作戦が裏目裏目で12位止まり。ブリアトーレとの確執も明らかになっていて、これでマシンを降りる可能性が濃厚です。次に乗るチームを探そうにも、あまり良いイメージを残せなかったため、交渉は難航しそうです。

ポールスタートのアロンソはトップを守ったままピットへ。しかしそこで右前輪の取り付けに失敗。しばらくスロー走行後にタイヤが丸ごと外れ、バウンド。その後3輪状態でピットに戻り修理したものの、マシン状態が悪化していて結局リタイア。

ホイールナットが緩んだままアロンソをピットからスタートさせたとして、FIAはルノーに次戦出場停止処分を下しました。厳しいですが、前週にF2でサーティースのヘルメットをタイヤが直撃して死亡するという事故が起きたばかりで、ルノーは最悪のタイミングでそれを連想させるようなトラブルを起こしてしまいました。

そして、次のヨーロッパGPはスペインのバレンシアでの開催。アロンソのために作られたような、スペインで2つ目のレースなのです。そこにアロンソが出られないというのは、プロモーターの死活問題につながってしまいます。初開催の昨年は中嶋一貴に追突され、1周でリタイア。今年は出走すら許されず…。ただでさえチケットが売れず苦労していたというのに、これはあまりに痛手すぎます。

ルノーはこの件について控訴中で、極めて政治的な判断が下される可能性も残されています。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ14位。スーティルリタイア。
フィジケラは最近、ポイントまであと一歩というレースを続けてきましたが、今回は周回遅れ。それでも良いレースをしたと思います。

スーティルはエンジンが高温になるトラブルでリタイア。結果だけ見れば、開幕戦の9位以降は常に下位。実力はこんなものではないはず。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
アルグエルスアリ15位。ブエミ16位。
アルグエルスアリはデビュー戦でチームメイトを上回りましたw 現時点では明らかにボーデに劣っていますが、今回はブエミのミスとトラブルが多すぎました。もっとも、ブエミも新人ですからね(笑)


F1サーカスは夏期休暇に入ります。次戦ヨーロッパGPは8月23日。バレンシアでの2度目の開催です。昨年はつまらないパレードレースとなってしまいましたが、今回はどうでしょうか。
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2009年F1第10戦ハンガリーGP 予選

アロンソが2年ぶりのポール! レッドブルが2-3 [F1-LIVE.com]
ハンガリーGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

F1ハンガリーGPが開幕しました。開催するハンガロリンクは、F1においてモナコに次ぐ低速コース。オーバーテイクが非常に難しいため、戦略が重要な意味を持ちます。その駆け引きを楽しめないと、退屈なレースに見えてしまうかもしれません。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソがポールポジション。ピケJr.15番手スタート。
アロンソのPP獲得はマクラーレン時代以来2年ぶり。ルノーにとっても、アロンソが在籍していた2006年以来でしょうか。アロンソは軽タンで、おそらく3ストップ作戦。オーソドックスな作戦でこそ真価を発揮すると思ってますが、ポールとなれば話は別。1回目のピットストップ後に8番手あたりで戻ってこれたら面白いことになります。上位をかき回してくれるでしょう。目標は4位入賞あたりでしょうか。

ピケJr.は既に解雇が決まっているとの噂。ブリアトーレのことだから信憑性は低いですが、乗り続けるにしろ降りるにしろ、今後のレース人生を考えると、なんとしても結果を出しておく必要があります。そのプレッシャーの中で、アロンソを上回るQ1の走りは見事でした。しかしQ2ではトラフィックの影響か、そのタイムを更新出来ず最下位。「不運」が言い訳とならない状況で、厳しい戦いを強いられます。

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル2番手スタート。ウェバー3番手スタート。
ここでも速い…。レッドブルは今後、常に優勝候補1番手として君臨しそうです。ベッテルは今回の優勝最有力候補。ウェバーも、1〜2周分軽いですが、汚れている偶数グリッドでベッテルがもたつく間に前に出られればチャンスはあります。軽いアロンソはまあいいとして、気になるのは後続。KERS勢に前に出られると、ここでは抜けません。スタートから1コーナまでの距離が若干短いのは好材料ですが…。

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン4番手スタート。コバライネン6番手スタート。
今季のマクラーレンが活躍できる場所は、こういった特殊なコースしかありません。そこで2人とも上位グリッドを獲得。このチャンスを逃すと後が辛いです。KERSのロケットスタートで2番手まで上がれたら最高ですが、2人とも偶数グリッド。その不利を打ち消す程度で1コーナーに到達してしまうかもしれません。

燃料搭載量は、ハミルトンは若干軽め。コバライネンはベッテルと同程度です。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ5番手スタート。中嶋一貴9番手スタート。
ロズベルグのQ2落ちは前戦の1回限り。再びQ3に舞い戻ってきました。スタートの位置より順位を落とさずにフィニッシュできれば上出来でしょう。

中嶋一貴は今季3度目のQ3進出。特にQ2では素晴らしい走りでした。Q3では実質最下位でしたが、上位より1〜2周分多い燃料を生かして、1つでも順位を上げたいところです。予選ではある程度評価されるようになってきましたが、ポイント獲得という結果を、きちんと伴わせないと、ね…。そのためにも、スタートで後ろの重タン組(ブエミやトゥルーリ)をきっちりブロックすることが大事です。抜かれたら終わります(笑)

■フェラーリ(KERS搭載
ライコネン7番手スタート。マッサ10番手スタート。
…とはいえ、マッサは出場しません。グリッドは空いたままでしょう。

マッサは、Q2の走行中に突然意識を失い、コースアウトしてタイヤバリアに激突。そのままマシンから降りてきませんでした。後に、バリチェロのリアサスから外れたスプリング(800グラム)が、280キロで走行中のマッサのヘルメットに直撃していたことが判明。救出され、救急車で運ばれる約20分間、ピクリとも動かず、最悪の事態も考えられました。

先週F2で、クラッシュしたマシンから外れたタイヤが走行中のヘンリー・サーティースのヘルメットを直撃、そのままコースアウト&クラッシュして死亡するという事故が起きたばかりでした。…不幸の連鎖を嘆きながら画面を見つめていたその時、マッサが片手を大きく挙げました…。

マッサの症状は、左目と眉の間に裂傷があり、頭蓋骨損傷、そして脳に出血が見られるとのことでした。手術は成功し、安定はしているものの、脳の腫れなどもあって予断を許さないようです。おそらく、これから3〜4日くらいが山かと。場所が場所だけに視神経への影響を考えてしまいますが、まずは命…。マッサは、11月に子供が生まれることを公表したばかり。こんなところで命を落とすわけにはいきません。回復を祈ってます。

ライコネンは7番手。燃料は軽めで、戦略的に厳しいですが、唯一の「KERS搭載かつ奇数グリッド」なマシンとして、好スタートに期待が集まります。もっとも、フェラーリは今、あまりレースに集中できる状況ではないかもしれません。精神的に。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン8番手スタート。バリチェロ13番手スタート。
チームだけで上から順に見ていくと、ブラウンはなんと6番目。真ん中より下位(笑) 序盤戦は、いつか失速すると言い続けてきたけど、ひょっとしてこのままチャンピオン取れるんじゃ……と期待させたところで、この体たらく。これがスパあたりなら話は分かるんだけど、ここでこの順位は、この先厳しいです。

バトンは他の上位勢より10キロ以上多く燃料を積んでいます。最初からその戦略を狙ったというより、バリチェロが脱落させたスプリングと同じ部品を念のために交換しようと、Q3開始後もしばらくピットに留まったことで、そうなってしまったようです。しかし、既に8番手グリッドが確定している状況では、その若干の重タンが好材料。もしスタートでKERS勢がレッドブルの2台の前に出て、1stスティントで抑え続け、バトンまでほぼ差がなく車列をなしていたとしたら…。4周分以上多く積んでいるバトンなら、優勝も不可能ではないと思います(笑) …実際そう上手くはいかないだろうけど、表彰台は狙えます。1ポイントでも多く獲得して、リードを保っていかなければなりません。

それと、偶数グリッドなので、前ばかり見ていると足元をすくわれかねません。中嶋一貴に抜かれると厄介なことになります。

バリチェロは前途した通り、Q2でリアサスにトラブルが出て、Q3に進出できませんでした。全車中最重量でのスタート。その試みは面白いですが、グリッドにつけるのか、ピットからのスタートになるのかも分かりません。それに、バリチェロやチームが今回望んでいるのは結果ではなく、何よりもマッサの回復でしょう。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ11番手スタート。アルグエルスアリ20番手スタート。
解雇されたボーデに代わってシートに座ることになった、19歳のF1史上最年少ドライバー、ハイメ・アルグエルスアリ。マシンの性能差に慣れの差も加わって、二日間ブエミから圧倒されてしまいました。予選ではトラブルで最下位になったとのことですが……おそらくトラブルフリーだったとしても……(笑)

ブエミはなんと11番手。トロ・ロッソの躍進には正直驚きました。元々地力のあるシャシーではありますが(笑) 重めの燃料で久々のポイント獲得を狙います。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ12番手スタート。グロック14番手スタート。
予選番長のトゥルーリですが、わずかの差でQ3進出を逃しました。燃料搭載量はブエミとほぼ同等。終盤までブエミとの争いになりそうです。

重タンで好結果を残すのが定番となっているグロックは、トゥルーリより4周分程度重め。トヨタ同士の戦いも面白そうです。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド16番手スタート。クビサ19番手スタート。
調子を取り戻しつつあったBMWとしては屈辱的な結果です。後方のマシンとしては、あまり燃料を積んでいませんが、大丈夫でしょうか。抜けないコースで、セオリーを外して好結果を狙うには……セーフティーカーでも出てくれないと…。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ17番手スタート。スーティル18番手スタート。
フィジケラはここ2戦、ポイント獲得まであと一歩という位置まで持ってきています。重タンでどう勝負するか楽しみです。

スーティルは午前のフリー走行での事故の影響で、準備万端のアタックは出来ませんでした。前戦で予選5番手を記録するなど、その活躍が目立っている印象ですが、決勝ではほとんどフィジケラには勝っていません。フィジケラを攻略できるかに注目してみると面白いかもしれません。


決勝は日本時間21時から。地上波放映はいつも通り、フジテレビにて23時50分からです。
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2009年F1第9戦ドイツGP 決勝

ウェバーがポール・トゥ・ウイン! レッドブルが1-2、中嶋12位 [F1-LIVE.com]

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバー優勝、ベッテル2位。
ウェバーがポールポジションから初優勝しました。F1デビューから132戦目での勝利は、F1の歴史において最も遅い記録だそうです。

ウェバーはスタートでバリチェロを抑えに行きましたが、接触。そのまま2番手まで下がってしまいました。本人はバリチェロを見失ったと言っていましたが、本当のところはどうだか分かりません(笑) それでドライブスルーペナルティを課されました。ただ、すぐにペナルティが出たわけではないので、しっかりとマージンを稼いで2番手のまま復帰。後はレッドブルの圧倒的な速さで優勝しました。

ベッテルはスタートで順位を下げてしまいましたが、最後には2番手まで上がってチェッカーを受けました。レッドブルというとベッテルが速いイメージでしたが、2人の差はたったの1.5ポイントしかありません。今後のチャンピオン争いでどちらを優先させてくるか…。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ3位。ライコネンリタイア。
昨年チャンピオンを争ったマッサが、9戦目にして今季初表彰台。8番手スタートから4番手までジャンプアップ。KERS最大の利点はやはりスタートなのでしょう(笑) その後も重めの燃料を生かして順位を上げ、3位を獲得しました。

ライコネンは、スタートこそ成功しましたが、スーティルと接触するなど散々なレース展開。最後はマシン不調でリタイアしました。ドイツGPではなかなか良い結果を残せていません。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ4位。中嶋一貴12位。
15番手スタートのロズベルグは、最も重い燃料を積みながら、スタートでなんと9番手までジャンプアップ。また、コバライネンのペースが上がらず、後続をパレード化してくれたおかげで、展開が楽になりました。中嶋一貴より上には来るだろうと思ってましたが…。まさかここまでの結果を出すとは、正直驚きました。

中嶋一貴はオープニングラップでトゥルーリとの接触し、後方へ。ポイント獲得できるペースを持っていたものの、この展開では為す術なし。いつになったらポイントを獲得できるのでしょうか。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バトン5位。バリチェロ6位。
バリチェロはスタートでトップに。バトンは5番手に。…バリチェロはまさかバトンの後ろで終えることになるとは思わなかったでしょう。給油リグトラブルで貴重なポジションを失うこともありましたが、そもそもの問題は3ストップ作戦。3ストップが功を奏することって、滅多に無いんですよね。前も大失敗したというのに、それでも3ストップに賭けざるを得ない…。

次戦では力を取り戻してくるでしょう。大幅アップデートして、低速コースで、路面温度が上がって、それでもレッドブルに負けるようなら、今シーズンのタイトルの夢はほぼついえます。

■ルノー(KERS非搭載)
アロンソ7位。ピケJr.13位。
アロンソは12番手スタートながら入賞。下手に上位から軽タン勝負するよりも、オーソドックスな作戦のほうが力を発揮できます。

せっかくの上位スタートだったピケJr.は、スタート失敗。大きく後退して、レースを台無しにしてしまいました。今回で解雇という噂もありましたが、どうやら継続して次戦に臨むようです。

■マクラーレン(KERS搭載
コバライネン8位。ハミルトン18位。
コバライネンは6番手でスタートし、KERSで一気に3番手に浮上。その後はペースが上がらず、8位までずるずると下がってしまいましたが、コース上でパスされることはありませんでした。これはKERSあっての入賞でしょう。

一方、フリー走行で何度もトップタイムをたたき出すなど、絶好調だったハミルトンは、5番手スタートから1コーナーまでにトップに躍り出る、見事なスーパースタートを決めました。…しかし、1コーナー手前でウェバーと接触。リアタイヤがパンクし、ブレーキが機能せず、コースオフして順位を落としてピットイン。あっという間に周回遅れになってしまいました。

せっかくの名誉挽回のチャンスが台無しになってしまいましたが、次戦のコースもマクラーレンには合っているはずです。

■トヨタ(KERS非搭載)
グロック9位。トゥルーリ17位。
ピットスタートだったグロックは1ストップ作戦を敢行。見事に1ケタフィニッシュを決めました。さすがに入賞は出来ませんでしたが、そこまで運が味方することも稀でしょう。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド10位。クビサ14位。
ハイドフェルドは、BMWにしては珍しく良いペースで走っていましたが、惜しくもポイント獲得はなりませんでした。

クビサは素晴らしいスタートで、一気に順位を6つ上げました。ポイント獲得チャンスかと思われましたが、第2スティントで謎のペースダウン。タイヤの内圧がおかしかったようです。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ11位。スーティル15位。
今回、オープニングラップを除いて、最も多くのマシンをオーバーテイクしたのはフィジケラかもしれません。特に、ハイドフェルドやアロンソまでをも抜いた1stスティントは見事でした。本当に最近、良いレースをしています。惜しむらくはスタート位置。

7番手スタートだったスーティルは、スタートで1つ順位を落としたものの、重い燃料を積んで上位勢にしっかりついていきました。そして最初のピットストップを終え……そこでまたもや、ライコネンと接触してしまいました。昨年のモナコGPでは完全にライコネンのミスでしたが、今回はどちらに責任があるとも言えません。しかし…嫌なめぐり合わせですね…。

結局、補修のための再ピットインで一気に順位を落とし、完走がやっとでした。残念。しかしまたいつか確変してくれると期待しています(笑) というか上位チームへ移籍を…。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ16位。ボーデリタイア。
ブエミは…まあ…実力通りの結果でしょう。

ボーデはマシントラブルでのリタイアでしたが、何よりも結果が求められる状況でのリタイアは痛手でした。レース後、トロ・ロッソがボーデを解雇したことが発表されました。

代わりにシートに収まることが決まったのは、史上最年少ドライバーとなる19歳のハイメ・アルグエルスアリ。アルグエルスアリ……噛みそうです(笑) 実況アナも大変でしょう。調子こいた発言もかましてるので、ここは蝿めと呼んでやりたいところですが、残念ながらブラウンGPに本物の蝿が健在なんですよね。残念でした。

…しかし、ボーデほどのドライバーが解雇される世界って…。スポンサーの問題も当然あるだろうけど…。魑魅魍魎が跋扈してますな…。


次戦は7月26日、ハンガリーGPです。ハンガロリンクはモナコに次いで低速です。
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2009年F1第9戦ドイツGP 予選

ウェバーがF1初ポールをマーク! ブラウンGPが2-3 [F1-LIVE.com]
ドイツGP予選後のマシン重量 [F1-LIVE.com]

F1ドイツGPが開幕しました。今年(そして今後)の開催地はニュルブルクリンク。比較的低速なコースです。

■レッドブル(KERS非搭載)
ウェバーポールポジション。ベッテル4番手スタート。
レイアウト的にはブラウンGP有利とも思われるサーキットですが、気温が極端に低いため、タイヤに熱を伝えやすいレッドブルが圧倒的な速さを見せています。間にブラウンGPの2台がいるものの、5周分以上の燃料差があります。もし雨が落ちなければ、レッドブルの独壇場となるでしょう。

ウェバーは初PP。ベッテルは4番手に甘んじました。有利なのはウェバーですが、ここ最近のパフォーマンスの差や、雨への強さ、レッドブルの思惑も考えると、ベッテル優勝の可能性もかなり高いです。ウェバーは1stスティントできっちりリードを築くことが大事です。KERSでスタートダッシュを決めるだろうマクラーレンも利用して。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ2番手スタート。バトン3番手スタート。
バトンは前戦からパッとしません。バリチェロより1〜2周分軽いというのに。ブラウンGPの2台は、実力で優勝を狙うにはあまりに軽すぎます。ここは雨での混乱に期待するしかないでしょう。タイヤ交換のタイミング次第で、1周で数十秒ロスすることもありますし、燃料が軽くてタイヤ交換のタイミングが早まることが吉と出ることもあります。(もちろんその逆もw)

■マクラーレン(KERS搭載
ハミルトン5番手スタート。コバライネン6番手スタート。
高速コーナーではまるで力を発揮できないマクラーレンも、ここでは有利。KERSを駆使したスタートで、1コーナーまでにどんなドラマを作り出せるか、期待が高まります。

ハミルトンは、前回地元GPで悔しい思いをしました。ここは名誉挽回のチャンスです。レッドブルとブラウンGPの間に割って入り、表彰台を目指します。

コバライネンはハミルトンより10キロも多く燃料を積んでいます。打倒ハミルトン。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
スーティル7番手スタート。フィジケラ18番手スタート。
今回、1番のサプライズはスーティル。なんと7番手に食い込んできました。雨が得意で、それを上手く利用したという側面ももちろんあります。しかし、本当に驚いたのは重量発表後。なんと、678.5キロ、全体で6番目に重い燃料を積んで、この位置を確保しました。面白すぎます。今回のレースはスーティルの映像に釘付けとなりそうです。

ただ、今までのスーティルは、雨で速さを見せるものの、不運もつきまとっていました。最後まで走りきれると良いのですが。

フィジケラは18番手……とはいえ、ここが本来のフォース・インディアの場所でしょう(笑) 最近良いレースをしているので、今回も後方から追い上げてくるかもしれません。近々リウッツィと交代するとの噂が流れています。見せ場を作り続けなければ。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ8番手スタート。ライコネン9番手スタート。
今季のフェラーリらしい位置。燃料も多めに積んではいますが、それでもスーティルより少ないです。上位入賞のため、何としてもKERSでロケットスタートを決めなければなりません。

■ルノー(KERS非搭載)
ピケJr.10番手スタート。アロンソ12番手スタート。
ピケJr.は今季初のQ3進出。昨年もそうでしたが、いよいよシートが危うくなると活躍し始めるんですよね(笑) 1ポイントでも取れれば良いのですが。リタイアするマシンが多ければ…。

一方アロンソは今季初めてQ3進出を逃しました。Q2終盤での大事なアタックでスピンしてしまったのが響きました。しかし、奇をてらわない戦略で面白いレースを見せてくれそうです。最低でもピケJr.は抜きたいところ。

■BMW(KERS非搭載)
ハイドフェルド11番手スタート。クビサ16番手スタート。
ハイドフェルドは、雨のマレーシアで2位になってるんですよね。今回も多めの燃料を積んでいます。ねばりの走りが期待されます。

クビサはマシンバランスに満足できず、無念のQ1落ち。後方の割には燃料がそれほど重くない(他マシンと戦略が異なる)ので、天候の変化次第では上位進出も…。しかし、マシンのベース自体が悪いので、運良く順位を上げたとこでずるずると落ちてしまいそうです。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
中嶋一貴13番手スタート。ロズベルグ15番手スタート。
Q2は雨でかなりの混乱状況にありましたが、中嶋一貴は結局いつもの位置。いつも通り、重タンで勝負をかけます。後ろのトゥルーリだけには、なんとしてもポジションを譲らないようにしたいところです。2回連続、予選でロズベルグを上回りましたが、、この位置で評価を競っても、ねえ…。

ロズベルグはアロンソ同様、今季初めてQ3進出を逃しました。だからこそ今まで見られなかった、全車中最重量でのスタートです。どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。…結局中嶋一貴を上回ってくるんでしょうね(笑)

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ14番手スタート。グロック19位、20番手スタート。
トヨタも低温に悩まされています。また、コースレイアウト自体も合っていません。トゥルーリがポイントを獲得するためには、運を味方につけるしかありません。

グロックはアロンソを妨害したとして、3グリッド降格ペナルティ。しかし元々19番手なので、痛手ではありません。そもそも今回は、天候を見ながらピットスタートするのではないでしょうか。場合によっては、燃料を積みまくって。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ17番手スタート。ボーデ20位、19番手スタート。
またしても、レッドブル系チームがPPと逆PPを獲得。笑うしかないです。トロ・ロッソの実力と、17番手という位置からは戦いようがありません。

ボーデはシート喪失の危機。いつ降ろされてもおかしくない状況で、この位置は歯がゆいでしょう。


決勝は日本時間21時スタート。地上波での放映は、フジテレビにて23時50分からです。
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2009年F1第8戦イギリスGP 決勝

ベッテルがポール・トゥ・ウイン! レッドブルが1-2、中嶋11位 [F1-LIVE.com]

■レッドブル(KERS非搭載)
ベッテル優勝。ウェバー2位。
ベッテルが3度目の優勝、そして3度目のポール・トゥ・ウィン。後半はずっとレースをコントロールする余裕があるほど、圧勝でした。

今後も、スパ・フランコルシャン等、高速コーナーが多いコースではレッドブルが圧倒的な力を見せるかもしれません。ただそれ以外のコースでも勝っていけないと、チャンピオンへの道は遠いです。ブラウンGPの貯金は、あまりに大きすぎます。

3番手スタートのウェバーは、若干重い燃料を生かして、1回目のピットストップ時にバリチェロをパス。その後は危なげなく1-2フィニッシュを決めました。

■ブラウンGP(KERS非搭載)
バリチェロ3位。バトン6位。
バリチェロは、スタートでベッテルを抜けなかった時点で、自力優勝への道は閉ざされました。もっとも、仮にトップに出られていたとしても、燃料が重い上にあれだけの速さを見せていたベッテルを抑えきることは不可能だったでしょう。3位という結果は精一杯だったと思われます。

6番手スタートのバトンは、トゥルーリ等に抑えられ、今季初めて表彰台を逃しました。6位という結果は不満でしょう。せめてあと2つ上でフィニッシュしたいところでした。

ブラウンGPは、タイヤを綺麗に使える半面、低温に弱いという弱点が露呈しました。ニュルは山間とはいえ7月、日本GPも今年は鈴鹿だし、今後過度に低温に悩まされるレースはないかもしれませんが…。

■フェラーリ(KERS搭載
マッサ4位。ライコネン8位。
唯一KERSを搭載したフェラーリが、2台揃ってロケットスタートを決めました。コースによっては、多少予選順位を落とそうと、不利をはねのける力があります。これを見たマクラーレンあたりも、思うところがあったのではないでしょうか。

マッサは11番手スタートながら、スタートで順位を3つ上げ、戦略もピタリとはまって4位入賞。素晴らしいレースでした。

ライコネンは9番手スタートから一気に5番手に浮上。しかしトラフィックに捕まり続けて、8位1ポイントを獲得するにとどまりました。

■ウィリアムズ(KERS非搭載)
ロズベルグ5位。中嶋一貴11位。
ロズベルグはいつもの通り良い走りで5位入賞。ウィリアムズの力を見せ付けました。

一方、中嶋一貴は…。スタートで1台抜き、序盤は4番手走行。その後順位を落としても、さすがに8位には入れるだろうと思っていたのですが…。1回目のピットストップ後に大きく順位を落とした後、ほとんど順位を回復できずに11位フィニッシュ。全車中最軽量でのスタートながら、なぜハードタイヤでスタートしたのか謎でしたが、新品のソフトタイヤがなかったそうです。終盤ペースが上がらなかった原因とも無関係ではないでしょう。たまに予選で頑張ってしまうと、これだ(苦笑) また、1回目のピットストップでトラブルがあり、それがロスに繋がったかどうかは給油量次第でしたが、2ndスティントの長さを考えると、9秒オーバーというのは確実にタイムロスしていたと思われます。それを否定するならば、ウィリアムズの怠慢、もしくは一貴に対する嫌がらせとしか考えられません。1回目のピットストップ後にライコネンの前に出られていたら、もしくはもっと燃料を積めていたら、展開はかわっていたはずです。…かみ合わないんですよね、色々と。今のロズベルグと中嶋一貴は、2005年のバトンと琢磨を見ているようです。今季初ポイントはお預けとなりました。

■トヨタ(KERS非搭載)
トゥルーリ7位。グロック9位。
トゥルーリらしいというか何というか…。予選での速さを重視する、そのスタイルのせいか、決勝ではいつも渋滞の原因となってしまっています。それが決勝の面白さにつながるなら良いんですけどね…。

グロックはスタートで順位を落とし、惜しくもポイント獲得はなりませんでした。

■フォース・インディア(KERS非搭載)
フィジケラ10位。スーティル17位。
またしてもフィジケラが素晴らしいレースを見せてくれました。2台リタイアしていればポイントを獲得できていたのですが、凄いことです。そういえば、予選でもう少し上のグリッドを獲得できていた可能性もあったんですよね。

スーティルは予選でクラッシュし、マシンが大破したので、完走するだけでも精一杯な状況でした。

フォース・インディアもブラウンGP同様メルセデスエンジンを積んでいますが、マクラーレンの体たらくがなければ、エンジンの功績としてメルセデスが称えられていたでしょうね(笑)

■ルノー(KERS非搭載)
ピケJr.12位。アロンソ14位。
アロンソもピケJr.もスタート失敗。ピケJr.は途中から1ストップ作戦に切り換えたのが功を奏して、今シーズン、初めてアロンソに先着しました。シート喪失の危機に瀕してはいますが、なんとか首の皮1枚繋がっている状況です。

アロンソはスタートが全てでしょう。ピットストップ後に最下位に落ちるような状況で、挽回は難しいです。フラストレーションのたまるレースでした。

■BMW(KERS非搭載)
クビサ13位。ハイドフェルド15位。
クビサはハードタイヤでのスタートが影響し、スタートでポジションを失いました。ハイドフェルドも、スタートで一気に順位を上げたものの、接触してマシンを破損。ペースを失うこととなりました。

しかしこの位置は、BMWの今の力が如実に表れた結果でしょう。たまにポイントを獲得できるかもしれない、という程度ならば、いい加減、来季の開発に集中することを決める時期かもしれませんね。

■マクラーレン(KERS非搭載)
ハミルトン16位。コバライネンリタイア。
ハミルトンはスタートをうまく決めて、クビサとバトルするなど見せ場を作りましたが、コースオフ後にグリップ不足に陥るなどして順位を落とし、プッシュをやめて16位フィニッシュ。母国凱旋GPは残念な結果に終わりました。

コバライネンはスタートで行き場をなくして19番手に後退。挽回をはかるも、ボーデと接触して後輪をパンクさせ、タイヤ交換後も不調を訴えてリタイアしました。

いやしかし、どうせ遅いのだから、KERSは積もうよ…。

■トロ・ロッソ(KERS非搭載)
ブエミ18位。ボーデリタイア。
レッドブルがこれほどまでに圧倒的なパフォーマンスを見せつけたレースで、同様に設計されたトロ・ロッソは惨敗。ここにF1の恐ろしさがあります。1年間の開発競争で、各チームともラップあたり2秒は速くなるのではないかと言われてます。開幕戦でのトップチームがそのまま最終戦に出たら、おそらく最後尾争いですからね(笑)


次戦ドイツGPは3週間後、7月12日です。開催地はニュルブルクリンク。佐藤琢磨がコースレコードを持っています。

ドイツGP(相当)はホッケンハイムとニュルブルクリンクで交互開催をしてきましたが、ホッケンハイムが今後の開催を諦めたようで、今後はニュルブルクリンク一択となるようです。…改修前のホッケンハイムだったら、惜しい気もしたんでしょうけど。
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