メンチ・哀愁の日記

〜なせばなる!

<< ホンダ、39年ぶりの勝利 | main | 君が代比較 >>

F1第13戦ハンガリーGP 決勝

バトン&Honda Racing F1、悲願の初優勝! [F1-LIVE.com]

主役がコロコロ変わる、波乱のウェットレースとなりました。
“抜けない”というサーキットの特徴も、雨の中では何の意味もありませんでした。

アロンソは劇的に順位を上げ、一度はほぼ勝利確実というところまできましたが、セーフティーカーが入ってアドバンテージが消え去り、2回目のピットアウト後にタイヤナットトラブルでリタイアしました。

これでミハエルとの差が一気に縮まる! と喜んでいたのですが…。
ミハエルはスタート成功したものの、その後はタイヤに翻弄され順位を上下させていました。残り10周程度になった頃、他チームがドライタイヤでタイムを上げてきているというのに、ピットインせずにずるずる後退…。結局、ハイドフェルドに抜かれた際の接触の影響でリタイア。8位完走扱いで1ポイント獲得に留まりました。判断を誤らなければ無利なバトルをする必要もなかったし、4〜5ポイントはアロンソとの差を詰められたでしょう。フェラーリらしからぬ失態でした。

優勝候補と目されていたライコネンはクラッシュリタイア。周回遅れのリウッツィがライコネンを先に行かせようと減速しましたが、あまりに突然のことにライコネンは対応出来ず、リウッツィのマシンに乗り上げてしまいました。リウッツィは非を認めてライコネンに謝罪し、クリーンに解決されたようです。珍しいこともあるものですね…日本流に言えばリウッツィは“男らしい”です。


混戦を制したのは、113戦目にして初優勝となるバトンでした。

0806SP4.jpg
(F1速報インターネットマガジン - サーキット便り。2006より)

複雑な気分です。バトンは、一度は卑劣な手段でホンダを裏切ろうとし、さらにはウィリアムズを裏切ってまでホンダに居残った男ですから。

ホンダの優勝を祝福する気持ちが7割、はちきれそうな笑顔で喜ぶバトンを祝福する気持ちが1割、…残りは、どうしてこれが琢磨じゃないんだという悔しい気持ちでした。

運も大事な要素。ミスなく走りきったバトンには勝利を手にする資格がありました。ただ、マシンの力が特別に優れていたわけではないことは確かです。2位にデ・ラ・ロサ、3位に至ってはハイドフェルドが入っているくらいですから。ホンダは前進しなくてはいけません。いつの日か、琢磨が戻って、真っ当なドライレースで勝利する時まで。


琢磨は前半、ミッドランドの2台を上回る好調ぶりでした。ギアボックストラブルでペースが落ちてしまったものの、新車SA06にて見事完走を果たしました。貴重なデータを蓄積できたことでしょう。SA06が完全体となるトルコGPが楽しみです。

一方、山本左近は……………………。
スタートの映像を見返すと、1コーナーのアウト側から、1台だけアホなオーバースピードで突っ込んでいく車がありました。そのままコースアウトしてリタイア。恥ずかしいにも程があります。あーた、何のためにF1に参戦してるんですか。



今回欠場したジャックは、BMWと契約解除に至りました。何が“体調面を考慮して”だよ…。決してパフォーマンスが劣っていたわけではありませんが、ザウバー時代からの契約で居残っていただけで、BMW側はずっとジャックを追い出したい雰囲気を漂わせていましたからね…。ジャックは、モントーヤが移籍することになったNASCARに興味を示していましたので、もうF1に戻ってくることはないかもしれません。

…かといって私自身、NASCARにはまるで興味が持てない。。ドライバーではなく、いずれどこかのチーム関係者としてF1に戻ってくることを期待しましょうか。


次戦トルコGPは3週間後、8月27日決勝です。
イスタンブールには今年も魔のコーナーが…。
| F1 | - | comments (0) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

Trackbacks